DEEP事務局
「ファイティングロードpresents
clubDEEP TOKYO〜メガトンGP2008〜」
2008年5月24日(土)東京・新宿FACE
開場13:30 開始14:00
DEEP名物である“大きい人”超重量級(無差別)ファイターを対象とした、格闘技史上初の『メガトンGP』。開幕戦の16名から勝ち上がった8名による2回戦が行われ、井上俊介(吉田道場/103Kg)、川口雄介(BLUE
DOG GYM/106Kg)、小阪俊二(ファイティングマスター/116Kg)、折橋謙(CORE/112Kg)の4名が8月2日(土)に行われる準決勝・決勝戦へ駒を進めた。
トーナメント優勝者はDEEP初代メガトン級チャンピオンとして認定され、ベルト(タイトルマッチも行っていく)が贈られることになっているが、全試合終了後、佐伯代表は「誰が優勝するか分からなくなってきたが、優勝した選手は強い外国人選手とやってもらう可能性がある。それをクリアすればDREAM参戦もありえる」と、日本人ヘビー級選手をDREAMに送り込む計画を明らかにした。
「100Kgを超える日本人は少ないし、このトーナメントで優勝すればある程度実力はある。川口選手なんて普通にやっても強いしね」と言い、「タイミングが合えば、優勝した選手にはミルコの相手として手を挙げてもらう」と爆弾発言。
ミルコ・クロコップは3・15『DREAM.1』で日本復帰戦を行う際、DREAMが「我こそはと思う選手がいれば名乗りを挙げて欲しい」と挑戦者を公募し、田村潔司の愛弟子である水野竜也が対戦するチャンスを得たことがある。もし今後、同じようなケースがあればDEEPメガトン級チャンピオンに闘ってもらいたいという意向だ。
果たして、初代チャンピオンの座に就き、DREAM参戦への“仮キップ”を手にするのは誰だ? 以下、準決勝進出を果たした各選手のコメント。
折橋「たまたま勝ったけど、練習しなおして出直します。みんな強いので自分の練習をするだけです。この2ヵ月間、練習して頑張って優勝する」
小阪「今の実力では他の選手に勝てない。次からは猛練習して臨みます。みんな強敵です。死ぬ気で練習します」
川口「残された時間は少ないので、当日は頑張ります。誰と当たってもいいように頑張ります。頑張って2ヵ月間、練習したい」
井上「見た目は小さいですけど、昔から柔道をやっていて投げるのが大好きです。小さいなりにスピードとスタミナを活かした闘いで決勝に臨みたい。意識する相手は特にいません。今のままだと優勝には遠いので、吉田道場の先輩方の指導の下に優勝したい」
第2部〜メガトンGP2008
2回戦〜
▼第6試合 DEEPメガトンGP2回戦 1R5分・2R4分・インターバル2分
○井上俊介(吉田道場/103Kg)
TKO 1R1分33秒 ※パウンド
●和歌嵐(手塚道場/126.5Kg)
※井上が8・2準決勝へ進出
トリを務めたのは1994年高校柔道大阪大会無差別級優勝、2004年第31回全日本サンボ選手権100Kg級優勝の和歌嵐と、1999年インターハイ柔道競技100Kg超級優勝、2005年アマチュアシュートボクシング選手権重量級優勝の実績を誇る井上の対戦。
両者は2007年10月9日『DEEP
32 IMPACT』の第1試合で対戦し、この時は井上が1R僅か25秒、右ストレートでダウンを奪ってのレフェリーストップで勝利している。
1R、フットワークを使って大きく回りこんだ井上だが、和歌嵐がパンチで突進、井上をコーナーまで吹っ飛ばす。組み付いた和歌嵐は投げを見舞ってテイクダウンしたがブレイクとなった。
井上がローキックから右フック、和歌嵐も豪快なフックで打ち合い、組み合うと井上が和歌嵐の巨体をぶん投げる! マウントを奪った井上が一気にパウンドでラッシュ! 20発近く連続で打ち込んだところで、レフェリーが試合を止めた。
井上は「今回、試合前に肋骨を怪我して肉離れもして、どうなるかと思いましたが、8月の準決勝・決勝へ向けて一から練習をやり直しますので、また応援よろしくお願いします」と、体調不良だったことを告白し、8月の決勝戦へ向けての意気込みを語った。
また、最後にマイクを持った、メガトンGP実行委員会の一宮章一は「相撲界からも刺客を送り込む予定です。メガトンをどんどん盛り上げて行きたいと思います」と、8月に新たなるメガトンファイターの投入を予告している。
▼第5試合 DEEPメガトンGP2回戦 1R5分・2R4分・インターバル2分
○川口雄介(BLUE DOG GYM/106Kg)
TKO 1R0分16秒 ※パウンド
●馬場口洋一(Team Paon/139Kg)
※川口が8・2準決勝へ進出
川口は学生時代に柔道で活躍、高校選手権秋田大会、秋田県総体、国民体育大会、講道館杯、全日本Jr、インカレなどで輝かしい実績を残している。また、バラエティ番組『銭形金太郎』に出演し、貧乏GPで優勝も。
対する馬場口は若翔洋俊一の四股名で関脇まで務めた元大相撲力士で、本名に戻した前回の開幕戦では総合格闘技初勝利を収めた。
1R、開始と同時にパンチでラッシュをかける川口、左手で馬場口の首を抑えながら右アッパーを連打し、手を離すとそのままショートのパンチを連打。防戦一方の馬場口が倒れ込み、川口が一気にパウンドで仕留めにかかるとレフェリーがストップに入った。
▼第4試合 DEEPメガトンGP2回戦
1R5分・2R4分・インターバル2分
○小阪俊二(ファイティングマスター/116Kg)
TKO 1R0分10秒 ※パウンド
●熊郷克彦(フリー/150Kg)
※小阪が8・2準決勝へ進出
横綱・朝青龍の付け人だった大相撲高砂部屋の元三段目力士である熊郷。開幕戦ではサンジャポファミリーの有山いいとも!!に大苦戦を強いられたが、今回は我龍真吾の元でキックボクシングを学ぶ小阪が相手だけに厳しい試合となりそう。
1R、飛び込んできた熊郷に右のカウンターをヒットさせる小阪。そのまま打ち合いを挑んできた熊郷に右フックをヒットさせると、熊郷はバッタリと倒れて文字通り大の字に!
小阪がパウンドに行ったところでレフェリーがすかさずストップし、小阪が快勝。師匠の我龍と共に、腕を組んで睨みをきかす我龍ポーズを決めて拍手を浴びた。
▼第3試合 DEEPメガトンGP2回戦 1R5分・2R4分・インターバル2分
○折橋 謙(CORE/112Kg)
TKO 1R4分36秒 右フック
●中村 護(ALLIANCE-SQUARE/106Kg)
※折橋が8・2準決勝へ進出
パンクラスやデモリッションなどで総合の試合経験を積んでいるオリケンこと折橋、対するは“世界のTK”こと高阪剛が主宰するA-SQUARE所属の中村。
折橋のセコンドには先日のDEEPでミドル級王座決定トーナメントを制して新チャンピオンとなった中西裕一、元・同門の所英男が就く。
1R、サウスポーの中村は積極的にパンチで攻めて行き、組み付くがテイクダウンは奪えずにブレイク。
再開後、打ち合いに行った中村の右フックがヒットし、折橋がバッタリと倒れる! これで終わりかと思われたほどの当たりだったが、立ち上がった折橋に中村がラッシュ、パンチの打ち合いとなり、中村が何度もパンチを当てていくが折橋も打ち返す。
パンチで前に出る中村の右フックが二度ヒット、折橋は掴んでのヒザ蹴り。中村は片足を掬ってテイクダウン、立ち上がろうとする折橋のバックへ回る。
持ち上げて投げ捨てた中村はパンチ、しかし、立ち上がった折橋も右ストレートをヒットさせ、両者ともノーガードの打ち合いに。
今度は折橋が右のパンチをヒット、下がり気味になった中村から右フックでダウンを奪う! すかさず鉄槌で追い討ちをかけた折橋が、レフェリーストップで逆転勝利をもぎ取った。
▼第2試合 DEEPメガトンGP リザーブファイト 1R5分・2R4分・インターバル2分
○IRO関(フリー)
KO 1R0分54秒 ※ヒザ蹴り
●有山いいとも!!(サンジャポファミリー)
1R、サウスポーの有山は開幕戦同様にスローなフックを放っていく。組み付いたIRO関はヒザ蹴り。離れると右ローキックを連打、有山は両手を伸ばしてパンチをブロックすると果敢にフックで前へ出たが、IRO関は有山の頭を抱え込むと左のヒザで顔面を直撃! この一発で有山は前のめりに倒れた。
マイクを持ったIRO関は「大丈夫ですか、こんな試合で? 俺たちは真剣なメタボですよ。俺たちは真剣に格闘技をやってきたのに、こんなごっつあんみたいなマッチメイクをしたこの二人は許せない! メタボ万歳!
もう1回、俺に真剣にまわしを着けさせる相手を用意して下さい。俺、ずっとメガトンを名乗ってます。つまりこの大会は俺のための大会。俺に勝った人ばかり出てます。優勝候補の川口選手、俺は1Rで負けてますよ。折橋選手、俺は無効試合になってます。佐伯社長、メガトン賭けて勝負やらせてください。メタボ万歳!」と、“メガトン”の称号を賭けて優勝者と闘わせろとアピールした。
▼第1試合 DEEPメガトンGP リザーブファイト 1R5分・2R4分・インターバル2分
○和歌武蔵和樹(RANGER品川/114.5Kg)
判定3−0
●松本光正(フリー/130Kg)
1R、サウスポーの和歌武蔵がローキック、松本は左右のフックで前へ出て行く。和歌武蔵の左ミドルに松本がフックで突進、和歌武蔵はロープに押し付けてのヒザ蹴りだ。
和歌武蔵の左ミドル、両者ジャブを出し合って大振りのフックを狙うが、なかなか当たらない。和歌武蔵が組み付きに行き、コーナーへ押し付けてヒザ蹴り。しかし、動きがなくブレイクに。
松本がボディへのストレート、和歌武蔵が左右のローキック。残り時間1分になると両者ともパンチを出していくが当たらず、距離を取った見合いが続く。和歌武蔵が左ミドルを二発ヒットさせ、1R終了。
2R、ジャブを突きながら回り込む和歌武蔵に、松本の連打が立て続けにヒット! 離れると和歌武蔵がローキックとジャブ。両者とも滝のような汗をかき、疲れが見える。それでも和歌武蔵がジャブとロー、松本もフックを振り回していく。
和歌武蔵の左ストレートを空振りさせた松本が連打、和歌武蔵が組み付きに行き、ヒザ蹴りとボディへのパンチを見舞うが、松本はヘッドロックでブレイクに持ち込む。
残り時間30秒、松本がジャブとローキックで前へ出て左ミドル、松本もフックで応戦するが手数でやや和歌武蔵が上回り、判定3−0で和歌武蔵が勝ち名乗りを受けた。
第1部〜clubDEEP TOKYO〜
▼第7試合 女子ライト級王座次期挑戦者決定戦 5分2R
○瀧本美咲(禅道会)
判定3−0
●大室奈緒子(和術慧舟會東京本部)
※瀧本がMIKUへの挑戦権を獲得。
8月に予定されるDEEP女子ライト級タイトルマッチ、チャンピオンMIKUへの挑戦者を決める一戦。両者は昨年11月にケージフォースで対戦し、この時はドローに終わっており、今回が決着戦となる。大室はセコンドに宇野薫を従えての入場だ。
1R、サウスポーの大室に瀧本が左ミドル。パンチを放って組み付く大室に、瀧本がヒザ蹴り。両脇を差した瀧本がコーナーへ押し込んだがブレイク。
瀧本が左右のフックから前蹴り、大室はパンチで近付いて組み付くが、瀧本にロープに押し付けられてテイクダウンを奪えない。逆に瀧本のヒザ蹴りをもらう。
瀧本がハイキックから右ストレート、そのままテイクダウンに行くが大室はコーナーを背にして倒れず。すると瀧本はボディへヒザ蹴りを見舞っていく。
大室が左右のフック、組み付く瀧本はヒザ蹴り。そのままテイクダウンに成功し、サイドに着く。大室は下からの洗濯バサミ、それを外した瀧本は腕十字の体勢に入ったが、大室は立ち上がる。
スタンドに戻ると両者は打撃戦を展開、パンチの大室にパンチ&ハイキックの瀧本。打ち合いの中、ゴングが鳴った。
2R、パンチで前に出る大室にヒザ、蹴りを当てる瀧本が大室のフックをスウェーでかわして右ストレートを直撃! そのまま組みに行ってヒザ蹴りからテイクダウン。瀧本が上になるが、大室が起き上がってテイクダウンに成功、パスを仕掛けたがブレイク。スタンドに戻るとやはり打撃で優勢に立つのは瀧本、組み付いてヒザ蹴りを見舞い、バックへ回る。
バックからヒザ蹴りを繰り出す滝本、両脇を差して投げを見舞い、テイクダウンに成功。大室は下から足関を狙い、両足を利かして抵抗するも、瀧本がサイドへパスして腕十字!
これを立ち上がって外した大室だったが、最後に再び瀧本が下からの腕十字の体勢に入ったところで試合終了。
判定は3−0で瀧本の勝利、MIKUへの挑戦権を得た。試合後、MIKUがリングに上がり、瀧本とツーショット。
両者は過去3度闘い、瀧本が2勝1敗で勝ち越している。瀧本は「3回勝ってベルトも頂いて挑戦されないように頑張ります。腹筋をバリバリにして挑みたい」と挨拶。
MIKUは「4回目なので勝ちたいと思います。滝本さんのイメージは昔から大きいものなので、お互いにレベルアップしていると思うし、いい試合になるかなと思います」と、お互いに健闘を誓い合った。
▼第6試合 5分2R
△綿貫一歩(PRB)
ドロー 判定 1−0
△北田俊亮(パラエストラ千葉)
1R、サウスポーの綿貫に右ハイキックを繰り出す北崎。サウスポーに対しての定石、左回り。タックルに入ろうとする綿貫へテンカオをカウンター、逆にタックルへ入ったがガブられてしまう。ボディへヒザ蹴りを放つ綿貫、足を利かせる北田に単発ながらパウンドを放っていく。
パスを狙う綿貫と、潜り込もうとする北田。綿貫は体を起き上がらせようとする北田へパンチを見舞っていくが、北田が立ち上がってタックルでロープへ押し込んでいく。
北田のヒザがローブローとなって一時中断、再開後にも綿貫のタックルを切った直後、北田はグラウンド状態の綿貫の顔面へ蹴りを見舞ってしまい口頭注意を受ける。
両者打撃からタックルを狙う展開で、北田の左フックとカウンターのテンカオがヒット。それでも綿貫がタックルへ入ってトップポジションを奪う。
2R、タックルに行った綿貫が北田を抱え上げて投げ、上からパウンド。北田が片足タックルで押し返し、テイクダウンしたが綿貫が足関に行く。すると北田は下からの横三角絞め! これは極まらず、離したところで綿貫が腕十字へ行こうとしたが、立ち上がった北田が一気にパウンド!
綿貫の下からの腕十字を外してパウンド、ハーフをパスしてサイドへ着き、バックに回ったが前に落とされてしまった。
ブレイク後、蹴りからパンチで前へ出る綿貫がタックルからテイクダウンに成功。綿貫のアキレス腱固めをかわし、立ち上がってフロントチョークの体勢に入ったが、これはすっぽ抜けて時間切れ。判定は一人目がドロー、二人目が綿貫となったが、最後の一人もドローとなった。
▼第5試合 5分2R
○北崎 鎮(禅道会)
判定2−1
●山田崇太郎(パラエストラ松戸)
ロングスパッツの山田に、「鉄槌」と大きく書かれたトランクスを履いている北崎の一戦。山田のセコンドには青木真也、今成正和、北岡悟がつく。
1R、山田は腕を手繰りながらテイクダウン、セコンドの青木真也の指示に従って下から仕掛けていくが、北崎は立ち上がる。
北崎のパンチに尻餅をつく山田、北崎が乗ってくるとラバーガード。ブレイク後、北崎が再びパンチで前に出ると山田が引き込み、下から仕掛けようとするも北崎の強烈なパウンドを喰らってしまう。
ブレイク後、テイクダウンに行くが自分から倒れこんでしまう山田、北崎はやはり強烈なパウンドを落とし、山田も下からの蹴り上げ(ペタラーダ)で応戦。
2R、開始と同時にタックルに入る山田を押し潰し、上になる北崎。山田はラバーガード、北崎は山田の仕掛けを外し、立ち上がってローキック。ブレイクとなり、すぐにタックルへ行く山田だが、投げをうつと上になったのはやはり北崎。立ち上がり、タックルに来た山田へヒザ蹴りのカウンター!
しかし、山田はそのまま組み付いてバックへ回り、コーナーを支えに飛び付きスリーパー! 空中で静止したようにスリーパーの体勢に入る山田。
北崎は山田を投げるように前方へ一回転、それでも山田はスリーパーの体勢を崩さず、試合終了に。判定は2−1のスプリットで北崎の勝利となった。
▼第4試合 5分2R
○大塚隆史(AACC)
TKO 1R3分51秒 ※バスター
●杉内 勇(Team-ROKEN)
1R、サウスポーの杉内はガードを下げてジリジリと詰め寄っていく。なかなか手を出さない両者、リング中央の杉内を中心にグルグルと円を描く。杉内が左ストレートを放ったところで大塚が片足タックルを仕掛けてテイクダウン、杉内はクロスガードで大塚を捕まえながら下からの関節技を狙うが、大塚は杉内を持ち上げてはバスター&パウンドを見舞う。
立ち上がる大塚はパンチを落とし、杉内は下から仕掛ける。
大塚がクロスガードのまま離れない杉内を持ち上げ、ハイアングルのバスターでマットに叩きつける! すかさずパウンドのラッシュ、杉内は一方的に打たれ、レフェリーがストップに入った。
勝った大塚はマイクを持ち、「DEEPではいつも“たかし”ってコールされるんですけど、本当は“たかふみ”って言うんですよ」とアピール。リングアナのお宮の松は「失礼しました」と謝罪、「改めまして、勝者、大塚“たかふみ”!」とコールした。
▼第3試合 5分2R
△鈴木亮司(ALLIANCE)
ドロー 判定1−0
△渡辺良知(AACC)
1R、出会い頭に渡辺の左が直撃、鈴木がダウンし、渡辺はすかさず鉄槌の連打。鈴木は下からの三角絞め、渡辺が離れる。両者スタンドに戻り、渡辺がパンチからヒザ。足払いでテイクダウンし、コーナーまで運んで立ち上がり、ローキックを見舞う。
ブレイクでスタンド、渡辺の左フックがヒットし、ヒザ蹴りへ持ち込むと今度は鈴木が外掛けでテイクダウン。すぐにバックへ回ってスリーパーを狙うが、鈴木は腕十字へ変化。渡辺が腕を引き抜いて立ち上がると場内は沸く。残り時間1分、左右のフックで前に出る渡辺に鈴木もローキックとパンチで前へ出る。
鈴木のアッパーがヒット、組み付いてテイクダウンするが、渡辺は下からの蹴り上げを見舞う。
2R、やや疲れの見える渡辺は組み付いてヒザ。それでもパンチとヒザ蹴りで前へ出る。鈴木はアッパーから組み付いたが、テイクダウンしたのは渡辺の方。スタンドに戻り、両者ともパンチで打撃戦。
鈴木の左ハイキックに渡辺が左フックを返す! 鈴木が胴タックルでテイクダウンし、パウンドからサイドへパス、そしてマウント。
立ち上がろうとする渡辺のバックをとり、鈴木がスリーパーから腕十字へ。しかし、またも渡辺が脱出に成功する。スタンドに戻ると渡辺がパンチでラッシュ、鈴木は胴タックルでテイクダウン。
バックを奪うと立ち上がろうとした渡辺を豪快なジャーマンスープレックス! 鈴木が追い討ちのパウンドに行ったところで試合終了に。判定は鈴木に1ポイント入ったが、判定1−0でドローとなった。
▼第2試合 5分2R
斎木敏明(パラエストラ東京)
VS
MIKE(BLUE DOG GYM)
※選手の負傷により中止
▼第1試合 5分2R
○広瀬和哉(IMNグラップリング)
KO 1R1分40秒 ※バックブロー
●ガイ・デルモ(TEAM BLAZE脇町)
1R、パンチでラッシュをかけたガイは首相撲からのヒザ蹴りを連打、そのまま倒れこんで広瀬がハーフガード。
ブレイク直後、広瀬が放ったバックブローが、前へ出てきたガイを直撃! 一発でガイが崩れ落ち、“キングダム入江秀忠の刺客”広瀬が豪快にオープニングを飾った。
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