「スッグ・アサウィンダム+ゴーキアットグループ」
2009年7月12日(日)タイ・バンコク・アサウィンダムスタジアム
開始12:30〜(現地時間)
▼メインイベント 137ポンド契約 3分5R
○サガッペット・イングラムジム(タイ)
判定3−0
●ウィナイレック・ポー.ランサン(タイ)
サガッペットが日本登場前にTVマッチで激勝! タイ全土へ生中継(9ch)されたメインイベントの試合で復帰をアピール。8月2日の日本での初試合に弾みをつけた。
サガッペットは2006年にムエタイトップ選手らを相手にルンピニーライト級王座獲得を含む5連勝を達成。同年11月にムエマラソンに出場し、緒戦でアタチャイに判定負け。
2007年には当時のラジャダムナン&タイ国プロムエタイ・ライト級王者ジャルンチャイとの事実上のライト級王座統一戦が実現するはずだったが、試合前の練習中に筋肉断裂の大怪我で長期の戦線離脱。約2年ものブランクを経て今年3月に復帰戦を行った。
サームサムット(現タイ国プロムエタイ協会ライト級&ラジャダムナンスタジアム2冠王者)を2RにKO寸前まで追い込みながらも後半のヒザ攻撃で逆転負けを喫し、復帰2戦目も現役プロムエタイ王者(当時)のペットアサウィンを相手に粘るが、判定負け。長期ブランクからの復帰戦でもいきなりトップ選手との対戦が組まれてしまうのは、それだけ名を上げたトップ選手の宿命でもあろう。
復帰3戦目となったこの日、対戦相手は日本で石井宏樹(藤本)との対戦経験があるウィナイレック・ソー.ランサン。
1、2戦目の調子を見ているムエタイファンからは「今のサガッペットの調子では、ウィナイレック相手でも勝敗はわからないだろう」という予想が立てられていたが、蓋を開けてみるとサガッペットが試合全体を制する圧勝となった。
試合は初回、いきなりの左フックでウィナイレックをリングに這わせたサガッペット。(ダウンカウント取らず)2Rにもハイキックでウィナイレックの体を泳がす。「打ち合い蹴り合いでは適わない」と、ウィナイレックは組み付いてのヒザで試合を組み立てようと試みる。
復帰2戦目までの動きで後半スタミナをロスすると見たムエタイファンらはウィナイレックが後半逆転すると予測し、掛け率もイーブンでラウンドが進むが、既にコンディションを取り戻していたサガッペットは、ヒザ合戦でも優位に立ち、大差を付けるまでゲームを進め、最終回は流して試合終了ゴングを聞いた。
試合後、サガッペットは「日本での試合は誰が相手でも自分の全てを出すだけです。ムエタイの強さを日本の皆さんに見せつけたいと思います」と、日本初登場への抱負を語った。
文・写真=「シンラパ・ムエタイ」Hiroshi Soda
サガッペット・イングラムジム プロフィ−ル
SAGADPET INGRAM GYM
■本名/Name : ソムキッド・ラクチュン/Somkid Rakjun
■リングネーム:サガッペット・イングラムジム/Sagadpet Ingram-Gym
■所属ジム/GYM: イングラムジム/INGRAM GYM http://www.ingrampromotion.com
■生年月日/Date of Birth : 1982年6月29日(27歳)/29 Jun 1982(27y.o.)
■出身地/Place of Birth : パタルン県/Patthalung-Pref.
■身長・体重/Height&Weight : 173cm 65-67kg
■戦 績/Fight Record :135戦 91勝(17KO)44敗0分
【獲得タイトル/Title】
□ルンピニースタジアム スーパーフェザー級王者
VS シンダム・ギャットムーカーウ(タイ)
2005年3月18日 ルンピニースタジアム
□ルンピニースタジアム ライト級王者
VS サムラーンチャイ・96ピーナン(タイ)
2006年6月6日 ルンピニースタジアム
□ラジャダムナンスタジアム スーパーフェザー級王者 +三菱ストラダ杯トーナメント優勝
VS ヨードタヌー・ペットノンヌット(タイ)
2002年9月28日 ラジャダムナンスタジアム
□ルンピニースタジアム 年間最優秀ワイクルー賞(2006年12月度)
<次回試合>
DEEK総合企画/WPMF認定
「八王子格闘祭り〜ムエタイの壁〜」
2009年8月2日(日)東京・京王プラザホテル八王子
開場16:30 開始17:00
▼日-タイ国際戦 3分5Rムエタイルール 62kg契約
サガッペット・イングラムジム(タイ/イングラム/元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級&ライト級、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者、三菱ストラダ杯トーナメント優勝)
VS
Masaru(日本/Monky Magic/元新日本キック協会ライト級2位)
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