DEEP事務局/CMA JAPAN&KOREA
「DEEP&CMA 大感謝祭!」
2009年11月10日(火)東京・後楽園ホール
開場18:00 開始18:30
観衆=917人
▼第9試合 CMA KPWヘビー級チャンピオン決定戦 日韓対抗戦 93kg以上級 5分2R
○野地竜太(TEAM GARO)
TKO 2R3分54秒 ※タオル投入
●ライアン・グッドマン(アメリカ/CMA KOREA・UF東天白山)
※野地がCMA KPWヘビー級王者に
ここまで日本が4勝2敗の圧勝、8対8の日韓対抗戦のトリを務めるのは野地。10月4日のJ-NETWORKのリングで判定勝利しており、約1カ月という短いスパンでの試合に臨む。
1R、未知のファイターであるグッドマンはパンチで前に出ていき、野地は下がってしまう。野地もパンチを返していくが、グッドマンの左フックを食らってしまいダウン気味に腰を落としてしまう。組み付いて耐えた野地はテイクダウンされるもスタンドの展開に戻す。
勢いのあるグッドマンはチャンスを見逃すまいと、首相撲を仕掛ける野地の顔面に荒々しいパンチをまとめる。強烈なアッパーで野地の顔は跳ね上がる危な場面も。グッドマンのラッシュを耐え切った野地は距離を取りながら三日月蹴り!
攻め疲れで失速してしまったグッドマンに対し、野地は前蹴り。これをキャッチしたグッドマンはテイクダウン。そして腕十字を極めに行くが野地は起き上がりうまく回避する。
野地はアキレス腱固めを仕掛けるも、グッドマンにバックを取られてしまった。
2R、野地は執拗に首相撲を仕掛けヒザ蹴りをヒットさせ、グッドマンの動きを封じていく。いったん離れる両者。野地がミドルを出すと、グッドマンは足を取りながらテイクダウン。下になったグッドマンはオモプラッタ。そして三角絞めも狙う。これを凌いだ野地は上を取るとパウンド連打。疲れの見える野地は仕留めきれずにブレイクを受ける。
ここで大量の鼻血を出すグッドマンにドクターチェックが入る。再開後、野地は前蹴り、ハイキックと一方的な攻め。そして首相撲でガッチリ捕らえるとヒザ蹴りを連打! コーナーに押し込みそのままヒザを連打すると、グッドマンはサンドバック状態に。
グッドマンのセコンドがタオルを投入し、野地がTKO勝ち。初のタイトルを獲得した野地は「ベルトが取れて最高に嬉しいです。KO勝ちを狙ったんですけど、もっと練習して頑張ります」と更なる躍進を誓っていた。
▼第8試合 MMAルール 日韓対抗戦 63kg以下級 5分2R
○山本 篤(KRAZY BEE)
判定3−0
●カン・ギョンホ(韓国/CMA KOREA・TEAM MAD)
山本“KID”徳郁の一番弟子として注目を集める山本。MMAルールでの試合は3月のDREAM.7
フェザー級グランプリ一回戦での今成正和戦以来。その後、7月のK-1MAXに出場しK-1ルールに初挑戦、元ボクシング日本王者・渡辺一久に1RKO負けを喫してしまった。
対戦するギョンホは韓国で行われた第9回全国柔術大会68kg級で優勝、スーパーコリアン3ウェルター級チャンピオンの実績を持つ。
総合戦績は12戦11勝1敗という未知の強豪を相手に、篤は再起戦を勝利で飾ることができるのか。
山本のセコンドについたKIDが見守る中、1Rのゴング。山本はタックルで組みつきテイクダウンに成功。ギョンホの下からの三角絞めをディフェンスしながらサイドポジションからマウントに移行。するとギョンホはポジションを入れ替え、あっという間に山本のバックを制す。
胴絞めスリーパーで追い込み、山本は大ピンチ!
これで勝負あったかに見えたが、山本は向き合うように回転し反撃。マウントを奪い、ギョンホが背を向けるとバックマウント。再びマウントポジションからパウンドを連打させたところでゴング。
2R、ギョンホは左ハイから右ストレート。これを冷静に交わした山本はタックルでテイクダウンするも、ギョンホは起き上がる。
ここで、ギョンホは反則となるサッカーボールキックを放ったためにイエローカードが提示された。
再開後、山本は胴タックルでテイクダウン。上のポジションを取り優位に攻める場面を作るも、ギョンホは強さを発揮。すかさず三角絞め、腕十字と攻める。ギョンホの寝技のうまさに手を焼いた山本だが冷静にブロックし反撃に転じる。残り時間僅かとなり、山本がパンチの連打からテイクダウンしたところでゴング。山本が判定勝利を収めた。
▼第7試合 MMAルール 日韓対抗戦 77kg以下 5分2R
○門馬秀貴(フリー)
判定3−0
●キム・ドンヒョン(韓国/CMA KOREA・TEAM MAD)
和術慧舟會を離れた門馬のフリー第1戦。試合は2月の池本誠知戦で敗れて以来、約9カ月ぶりとなる。セコンドにはDREAMで活躍する石田光洋や大沢ケンジがつく。
対するドンヒョンは、UFCで活躍するドンヒョンとは別人物。
1R、激しい打ち合いの中、ドンヒョンの右フックで門馬がぐらつく。組みついて耐えた門馬。だが、その後も右ストレートをくらいいきなり劣勢に追い込まれた。
耐えた門馬は右ストレートをクリーンヒットさせ、ドンヒョンをダウンさせる。とっさにバックを奪い、腕十字を仕掛ける。ここでドンヒョンはリングから体を出し逃げようとしたためにイエローカード(注意)が言い渡される。
同じポジションからの再開を訴える門馬だが、スタンドからの再開。大振りのドンヒョンに対し、門馬がスタンディングのアームロックを狙ったところでゴング。
2R、パンチ勝負のドンヒョン。組み付いた門馬はテイクダウンしパウンドを落としていく。クロスガードのドンヒョンの足をキャッチした門馬はアキレス腱固めへ。
そしてヒールホールドに移行するか極めきれない。ならばと門馬は得意の三角絞めを仕掛ける。振りほどくように脱出したドンヒョンはパウンドで反撃。最後に門馬がオモプラッタで固めたところでゴング。
判定勝利の門馬は「もっともっと上の舞台を目指しています。今日は判定なので大きなことは言えないですけど、DREAMは最近金網をやっているのでどうでしょうか。いい試合をする自信は持ってます。よろしくお願いします」とDREAM参戦をアピールした。
▼第6試合 MMAルール 日韓対抗戦 93kg以下級 5分2R
○イ・ドルヒ(韓国/CMA KOREA・テグMMAアカデミー)
判定3−0
●柳澤龍志(フリー)
8月23日のDEEPで約5年ぶりに総合復帰戦を行った柳澤だが、ベルナール・アッカに僅か7秒で敗れてしまった。国別対抗戦のM-1で韓国代表に選ばれたドルヒを相手に復活なるか。
1R序盤から激しい打ち合いとなる。ドルヒが組みついては投げを見舞い、有利なポジシィンを奪う。柳澤は立ち上がり、攻撃を許さない。決定的な場面が作れない展開のままゴング。
2R、ドルヒのパンチで柳澤が右目尻をカット。出血が見られるためにドクターチェックが入る。再開後、柳澤は左ストレートをヒットさせ、ドルヒは大量の鼻血。テイクダウンしたドルヒは鉄槌の連打に出る。
そして立ち上がると、柳澤の顔面に反則のヒザを放ってしまいイエローカードが提示された。終了間際にも、ドルヒの連打で柳澤は追い込まれたまま終了。ドルヒが判定勝利した。
▼第5試合 女子MMAルール 51kg以下級 5分2R
○アミバ(DEEP OFFICIAL IMPACT)
判定2−0
●吉田実代(フリー)
DEEP・佐伯繁代表の秘蔵っ子として注目を集めるアミバは、ジュエルスで2戦1勝1敗の戦績。対する吉田のセコンドには桜井“マッハ”速人。
いつの間にかグラップラーにファイトスタイルをチェンジしていたアミバは、1Rから打撃勝負の吉田にタックルを決める。腕十字、三角絞めと極めにかかったが、吉田はうまく逃げる。絶好のチャンスを逃したアミバ。
2Rも、一切吉田の打撃に付き合うことなくタックルにいく。吉田が無理に逃げようとすると、アミバは足にしがみついてグラウンド戦を仕掛ける。
テイクダウンする場面はあったものの、極めきるには至らない。僅差の判定でアミバが勝利した。
▼第4試合 MMAルール 日韓対抗戦 67kg以下級 5分2R
○及川 希(和術慧舟會岩手支部)
一本 2R3分34秒 ※チョークスリーパー
●チョ・スンピル(韓国/CMA KOREA・UF東天白山)
両者開始のゴング前に並ぶと体格差が浮き彫りになる。
1R、及川が左ストレートをクリーンヒットさせ、スンピルがダウン! すぐに立ち上がったスンピルが突っ込んでくると、及川は抱っこのように飛びつきグラウンド戦に引き込む。
展開がなくスタンドから再開すると、今度はスンピルが右ストレートで及川からダウンを奪う。パウンド連打で追い込んだ。
2R、パワフルな打撃で前に出るスンピル。そのままの勢いで及川をテイクダウンすると、下の及川は両足でスンピルの胴を挟みながら必死の抵抗。スタンドから再開し、及川が右ハイ!
これでスンピルがダウンし、及川バックを制しチョークスリーパーで一本。鮮やかな逆転勝利に場内は沸いた。
▼第3試合 女子MMAルール 日韓対抗戦 58kg以下級 5分2R
○森藤美樹(T-BLOOD)
判定3−0
●イ・ハンソル(韓国/CMA KOREA・UF東天白山)
両者は意地を見せるように打撃戦を展開する。ここでは大きな差は見られなかったが、グラウンドの展開になると森藤の方が上手。
マウントポジションからパウンド、2Rには腕十字三角絞めと極めるチャンスが見られた。
▼第2試合 MMAルール 日韓対抗戦 70kg以下 5分2R
○ペク・ウヒョン(CMA KOREA/テグMMAアカデミー)
TKO 1R1分8秒 ※パウンド連打
●増田 剛(YAMA GYM)
いきなり片足タックルを仕掛ける増田。これを潰したウヒョンがパウンド連打で仕留めにかかる。
増田はウヒョンの足をキャッチし足関節を極めにいき必死の抵抗を見せるも、ウヒョンのパウンドは止まらない。
増田の動きの止まったところで、ウヒョンのTKO勝利となった。
▼第1試合 MMAルール 日韓対抗戦 67kg以下級 5分2R
○オ・インソク(韓国/CMA KOREA・UF東天白山)
TKO 1R42秒 ※パウンド連打
●太田隆幸(和術慧舟會岩手支部)
太田のパンチをかいくぐるように、インソクが胴タックルでテイクダウン。そのままパウンド連打で追い込むと、太田の動きが止まる。
ここでレフェリーがストップし、インソクが秒殺勝利した。
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