NKB/アジア太平洋キックボクシング連盟/エスジム
「THE SUPER KICKBOXING 1st S-BATTLE」
2009年11月15日(日)東京・新木場1stRING
開場17:45 開始18:00
▼メインイベント(第8試合) ミドル級 3分5R
△小又大貴(エス/NKB同級1位)
ドロー 判定1−0 ※49−49、49−49、49−48
△春野剛士(Dropout/NKB同級2位)
エスジムが初となる主催興行を開催。そのメインを務めることになったのは NKBミドル級のトップコンデンターの小又大貴(エス/NKBミドル級1位)。今年4月にNKBミドル級タイトルマッチに挑んだ小又だったが、若生のヒジとヒザに苦しみながら、後半で脅威の盛り返しを見せるも、ドロー判定。王座奪還に向けて、7カ月ぶりの復帰戦を迎える。
対する春野は同級2位と上位ランカーなだけに、事実上の次期タイトル挑戦者決定戦と言っても決して過言ではないだろう。
1R、春野が右ローを仕掛けると小又が左ローを返し、そこから小又は左ロー、右ローへとつなげる。更に右ストレート、左ローとパンチからキックのコンビネーションをうまく使っていく。春野は左ローや右ロー、ローキックをメインに試合を組み立てていく。
2R、首相撲の応酬が続き、小又が右ヒジを叩き込む。距離を取り、春野が左インローを放つと、小又も左インローを返す。コーナー際では激しいヒジの応酬が続く。これに競り勝ったのは春野。
春野の右ヒジで小又のまぶたをカット! ドクターチェックが入るも傷は浅い。終盤には小又が右アッパーから左フックとつなげ、前蹴りを放つと、春野がキャッチ、右ストレートを返す。しかし直後に小又が左ミドルを返したところでゴング。
3R、左右のローを打ち分けて下から崩しにかかる小又。春野はパンチで前に突っ込み、距離を詰める。
そして左ローから左ハイと素早くつなげる。小又も左ローから左ハイと春野と同じ攻撃を返す。
春野はワンツーから左フックを放ち、終盤はパンチ主体での攻勢となった。小又はローやミドルといった足技主体での攻勢となった。
4R、春野が右ミドルで先手を仕掛けると、小又は左ミドルと左ハイで応戦。春野が距離を詰め、小又をコーナーへ追い詰めてワンツーからヒザを放つ。コーナーから抜け出した小又だが、春野が左ミドルを放ちながら小又をロープへ追い詰めていく。春野の左ミドルを小又がキャッチ、足払いで春野を派手にコカす。
5R、春野が前に出て、ワンツーを放ち、左フックから右ローとつないでいく。小又は右ローを出そうとフェイントを入れ、春野をコカす。小又は左ローや左ミドルを放つと春野はワンツーを返す。互いに決め手がないままゴングが鳴り、判定へ。
一人が小又を支持するも、二人はドロー。スッキリしない結末に互いに納得しない表情を浮かべながら、リングを後にした。
▼セミファイナル(第7試合) ウェルター級 3分3R
○啓太(エス/NKB同級10位)
判定3-0 ※29−28、30−28、30−28
●トースナー・ノンタチャイ(タイ/MTOONG)
▼第6試合 ヘビー級 3分3R
○工藤勇樹(エス)
KO 2R1分51秒 ※左フック
●怒火鞭(MTOONG)
▼第5試合 ミドル級 3分3R
○阿久津岳之(エス)
判定2−0 ※30−29、29−29、30−29
●太路宇(Y’ZD)
▼第4試合 ウェルター級 3分3R
△矢口エイゴン(TEAM O.J)
ドロー 判定1−0 ※29−29、29−29、30−29
△森山和哉(エス)
▼第3試合 ウェルター級 3分3R
△コタロー(エス)
ドロー 判定1-0 ※30−30、30−30、30−29
△虎宇輝(Y’ZD)
▼第2試合 ライト級 3分3R
○宇野晋之佑(Y’ZD)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●吉崎塁(エス)
▼第1試合 フェザー級 3分3R
○清水君高(MTOONG)
KO 1R2分12秒 ※3ノックダウン
●天白光平(エス)
写真&レポート:鈴木雄一郎
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