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【DEEP】帯谷信弘が壮絶な殴り合いを制す!山崎VS北田はドロー

2009/12/19


DEEP事務局
「DEEP CAGE IMPACT 2009」

2009年12月19日(土)東京・ディファ有明
開場16:00 開始16:30
※1部のオープニングファイトは16:15開始
観衆=1,764人(超満員札止め=主催者発表)


▽第2部
▼メインイベント(第8試合) 70.3kg以下契約 5分3R
○帯谷信弘(フリー/第2代DEEPライト級王者)
TKO 2R1分49秒 ※右フック
●ISE(PUREBRED大宮)

 DEEPの年内最終戦、そして初金網の大とりを務めるのは、これが1年ぶりの試合となる帯谷とISEの一戦。お互いにアグレッシブなファイトスタイルだけに、金網に相応しい激闘が期待される。

 1R、ISEが拳を差し出すが、帯谷はそれに合わせない。ジャブ、左フックを突く帯谷。右ストレートからタックルでISEを金網まで押し込む。ここでISEのヒザ蹴りがローブロー。レフェリーが2人を分ける際、帯谷がISEを突き放すようにし、これにISEもエキサイト。金網内に危険な空気が漂う。

 再開後、ISEが右ストレートから前進! ISEが右ストレートから左フック、右ボディストレートと手数を増やす。帯谷もそれを右フックのカウンターで迎え撃つ。ここで帯谷がタックルでテイクダウンを狙うが、ISEはそれを切ってパウンドを打つ。がぶった状態から帯谷のバックに回ろうとするISE。

 帯谷は金網を背にして立ちあがろうとするが、ここでISEが帯谷のボディにヒザ蹴りを突き刺す。これをもらう帯谷だったが、そのまま立ち上がってISEを金網に押し込む。

 帯谷はISEの体を振り回すようにしてテイクダウンを狙うが、ISEは金網を上手く利用して倒れない。

 ブレイク後、右ストレートで前に出るISE。帯谷も右のカウンターを狙う。右ストレートから左フックで前に出る帯谷。しかしISEの右ストレートが帯谷の顔面を捉える。さらにISEは右ローを蹴りつつ、左フックから右アッパー! これが帯谷のガードの間を捉えて、帯谷が尻餅。このまま一気に前に出るISEだったが、帯谷はすぐに立ち上がって右フックを打つ。

 残り30秒、ISEの右ストレートに帯谷が左フック。そして帯谷がパンチで距離を詰めると右ハイキック! 今度はこれでISEが尻餅! 帯谷は一気にパンチを落としていくが、ISEも足を使ってそれを阻止する。

 2R、右ローを蹴ってくISE。しかし帯谷はそれをしっかりとカットする。右ストレートから左フックで前に出るISE。ISEが帯谷を金網まで押し込んでブレイクとなる。ブレイク後、パンチのフェイントから右ローのISE。しかしここで帯谷の豪快な右ストレートがヒット! 

 これでISEが金網まで吹っ飛ぶ! 倒れこむISEに帯谷は怒涛のパウンド。必死に足を効かせてそれをディフェンスするISEだったが、帯谷は構わずパンチを連打する。さらに帯谷はISEが体を起こそうとしたところでサッカーボールキック! 

 それでも立ち上がるISEだったが、帯谷はISEを殴り続けて、レフェリーが試合をストップ! 帯谷が金網らしい激しい試合をTKO勝利し、2009年のDEEPを締め括った。



 試合後、マイクを持った帯谷は「やっぱり年末、DEEPのCAGE。判定? ダメだよ、KOじゃなきゃ」と五味隆典を意識したマイクアピール。

「来年からはちょっと忘れ物を取りに行こうかなって思います」と、来年の目標としてDEEPライト級王座への返り咲きを語った。



▼セミファイナル(第7試合) 65.8kg以下契約 5分3R
△山崎 剛(GRABAKA)
ドロー 判定1−1
△北田俊亮(パラエストラ千葉)

 約2年ぶりの再戦となったこのカード。前回の対戦ではキャリアで勝る山崎が勝利を収めているが、山崎は現在3連敗中。一方の北田は今年に入り外国人選手を相手に3連続一本勝ちと好調をキープしている。DEEPフェザー級のタイトル戦線を占う一戦を制するのはどっちだ!?

 1R、サウスポーの山崎は左のインロー。北田は腰を落とした構えから前に出る。山崎はそこに左ストレート! 北田もすぐに右ストレートを返す。静かな立ち上がりとなったが、ここで山崎の左ローが北田の下腹部に直撃。

 北田にダメージ回復のインターバルが与えられ、山崎にはレフェリーが口頭注意を与える。

 再開後、ここもインローを蹴る山崎。圧力をかけてくる北田に対し、山崎は飛びヒザ蹴りのフェイントを入れる。ここで北田は右ストレート。山崎はそれを空振りさせてタックルを合わせるが、そこに北田がフロントチョーク! 北田が得意の締め技を繰り出す。しかし山崎はしっかりバランスを取り、頭を抜いてここから脱出。グラウンドで上になると、北田をマットに寝かせるようにしてパスガードを狙い。

 これに対し、北田はアームロックを狙いながら、金網を背にして立ち上がる。試合がスタンドに戻ると、右で距離を測りつつ、左を蹴る山崎。北田は細かくパンチを出して前に出る。そのパンチに合わせて組み付く山崎だったが、ここはブレイクとなる。

 再開後、右ストレートから前に出る北田。山崎はそこに右フック! さらに一気に距離を詰めて北田のバックに回り込むとチョークスリーパー! 

 これが極まらないと見るや、山崎は残り時間を考えてパウンドで攻める。

 2R、体を上下させてパンチと蹴りのフェイントを細かく入れる山崎。北田もパンチのフェイントで前に出て行くが、なかなか攻撃の的を絞れない。

 逆に山崎は北田の右ストレートに合わせて組み付くと、スタンドでバックに回る。ここからグラウンドに持ち込もうとする山崎。しかし北田はそれを許さず、逆に山崎のバックに回りこみ、有利な態勢でグラウンドに持ち込む。

 シングルバックの態勢で山崎の動きを固める北田。山崎は北田の腕を持って正対し、立ち上がる。山崎は左ミドル、バックブロー。北田は落ち着いてそれを捌いてパンチで前に出る。金網際で組みの攻防になると、山崎が北田の体を振ってバックへ。

 中腰の状態をキープする北田だったが、山崎はパンチを打ちながらグラウンドに引きずり込む。そして残り30秒、腕十字を仕掛ける山崎。しかし北田は山崎の頭を金網際に向けてパンチを連打する。ここで山崎は立ち上がり、北田を金網まで押し込む。

 3R、右ストレートから左フックを返す北田。山崎も左ストレートを合わせる。そして山崎は北田に金網を背負わせて、左ストレートから両足タックル。

 山崎はここでも北田のバックに回り込み、腕十字を仕掛ける。北田の体を返すようにして腕十字を狙う山崎。北田が体を起こして上のポジションを取ろうとするが、山崎はそれを許さず、バックポジションで北田をコントロールする。じっくりと北田をコントロールする山崎はバックチョーク! 

 山崎の腕が北田の首に巻きつくが、北田もそれを極めさせない。北田は山崎を前に落として上のポジションを取ろうとするが、山崎もすぐに体を起こして上のポジションをキープする。ガードポジションになった北田は下から三角絞め。山崎は体を起こして、それをディフェンスする。

 試合はどちらも譲らない接戦となり、判定も3者3様のドロー。注目のフェザー級戦は引き分けに終わった。




▼第6試合 83.9kg以下契約 5分2R
○桜井隆多(R-BLOOD/第2代DEEPミドル級王者)
TKO 1R2分13秒 ※右フック
●飛鷲輝(X-FORCE)

 第2代ミドル級王者の桜井が金網に登場。対戦相手の飛鷺輝はDEEPミドル級の次世代ファイターとして期待されている選手だ。

 1R、飛鷺輝のインローに合わせて桜井が左フックと右アッパー! これで飛鷺輝の顔が跳ね上がり、飛鷺輝がバランスを崩す。そこに一気にパンチで襲い掛かる桜井。飛鷺輝は何とか首相撲に持ち込むが、そこに桜井が左右のフックを叩き込む! 飛鷺輝を金網まで押し込んで桜井がテイクダウン。

 立ち上がる飛鷺輝の後ろに回りこみ、桜井がヒザ蹴りを入れる。飛鷺輝も桜井のタックルを切って、離れ際にヒジ打ち。しかしここで桜井のパンチを受けた飛鷺輝の左目の下が大きく腫れ上がり、飛鷺輝にドクターチェックが入る。

 再開後、一気に突っ込んでいく飛鷺輝だったが、そこに桜井がカウンターの右フック! これで飛鷺輝が前のめりに倒れて、レフェリーが試合をストップ。桜井が豪快なTKO勝利を収めた。


▼第5試合 93kg以下契約 5分2R
○ベルナール・アッカ(フリー)
TKO 1R34秒 ※レフェリーストップ
●小阪俊二(超人クラブ)

 前回の試合では柳澤龍志から豪快なKO勝利を収めているアッカと元メガトンファイターである小阪の一戦。来年に開催が噂されているDEEPライトヘビー級王座決定トーナメントの前哨戦とも言える試合となった。

 1R、リーチを活かした左右のパンチを繰り出すアッカ。小阪が距離を詰めると、アッカはハイキックを放つ。小阪はそのまま距離を詰めて、アッカを金網まで押し込むが、ここで小阪が左目尻を大きくカット、ドクターチェックが入る。

 かなり傷口が深く、顔を血で真っ赤に染める小阪だったが試合は続行となる。

 再開後、一気に右フックで飛び込む小阪。しかしアッカはそこに左フック! これで小阪がバランスを崩す! アッカはその小阪に間髪入れずサッカーボールキック! すぐに立ち上がる小阪だったが、アッカはそのまま小阪を金網際まで詰めてパンチを連打! レフェリーがストップする形で、アッカのTKO勝利となった。


▼第4試合 62kg以下契約 キックルール 3分3R
○原田ヨシキ(巣鴨マッハ道場/チームグラチャン)
TKO 1R2分18秒 ※レフェリーストップ
●KICK☆(ホリプロコム)

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▼第3試合 70.3kgkg以下契約 5分2R
○伊藤有起(ALLIANCE)
TKO 1R3分5秒 ※パウンド
●松下直揮 (MB3z)

 1R、いきなり松下の左フックがヒット! しかし伊藤はすぐに態勢を立て直して、タックルから松下をテイクダウンをする。伊藤は立ち上がろうとする松下のバックに回り込み、バックマウントからパンチを連打! 

 必死に体を起こそうとする松下だったが、伊藤はポジションをキープしてパンチとヒジ打ち! 松下の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。

 試合後、伊藤は一人二役で金網の中からヒーローインタビュー。同門でDEEPライト級王者である菊野克紀の名前を挙げ「菊野選手に挑戦できるように上の選手に勝って行きたい」と語った。




▼第2試合 無差別級契約 5分2R
○藤沼弘秀(フリー)
TKO 1R2分50秒 ※パウンド
●命(MEIBUKAIキックボクシング)

 着流しでの入場&全身入れ墨というインパクト大のビジュアルで初期DEEPで活躍してきた藤沼が金網で復活! 約3年ぶりの試合となった藤沼だったが、これまで通り映画「仁義なき戦い」のテーマに乗って、着流し姿で入場する。

 1R、鋭いパンチを繰り出す命。しかし藤沼はパワフルなタックルで命からテイクダウンを奪う。

 一度は立ち上がられた藤沼だったが、すぐにテイクダウンを奪ってパスガード。マウントポジションに移行すると、体を起こしてパウンド! 

 ここで藤沼は自分の左手で、命の左手を命の頭の後ろで固定。がら空きになった命の顔面に右手でパンチを落とすというえげつない攻撃でTKO勝利を収めた。





▼第1試合 62kg以下契約 5分2R
○岡本飛竜(マッハ道場)
判定3−0
●平野カイジ(CORE)

 1R、じりじりと圧力をかけて前に出る岡元。左フックから右ロー、左フックから右アッパーを突き上げる。平野も積極的にパンチを繰り出していくが、岡元は前蹴りで距離を取ってパンチからヒザ蹴り。

 岡元は平野を金網に押し込んでボディにヒザ蹴り、さらに平野の頭を下げさせてそこにヒザ蹴りを打つ。そして残り1分、岡元がタックルでテイクダウン。しかし平野の蹴り上げがローブローとなってしまう。再開後、一気にラッシュを仕掛ける岡元だったが、平野を仕留め切れない。

 2R、ここもパンチとローのコンビネーションで攻めていく岡元。平野もそれをブロックして細かく手数を返す。明らかに手数が減り、金網の中を下がる平野。しかし岡元も追い足がなく手数も少ないため、致命的なダメージはない。試合は岡元の判定となったが、岡元にとっては煮え切らない試合内容だった。




▼オープニングファイト 70.3kg以下契約 5分2R ヒジ無し
○川崎泰裕(R-BLOOD)
TKO 1R3分3秒 ※パウンド
●山口マイク満(ROOFTOP ACADEMY)

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