▼セミファイナル M-1スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
○コムパヤック・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/王者)
判定2−0 ※49−48、49−49、49−48
●清水雄介(尚武会/J-NETWORKバンタム級王者/挑戦者)
今年2月に18歳の若さで無敗のままJ-NETWORKバンタム級王者となった清水。今大会では過去に山本元気や藤原あらしを下しているコムパヤックの持つM-1スーパーバンタム級のベルトに挑戦した。
1Rは互いに軽くジャブとローを出す静かな立ち上がり。コムパヤックが清水の蹴り足を取って右ロー、左ミドルを蹴れば、清水はコムパヤックの左ミドルをブロックして左フックを返す。ラウンド後に発表されたジャッジは3者とも10−10のイーブン。
2R、コムパヤックが左ミドルを中心に蹴り技で前進。しかし清水もそこに左フックを狙い、パンチとローのコンビネーションで攻める。清水のパンチを両腕でブロックして左ミドルと右ローを蹴るコムパヤック。
清水はパンチの圧力をかけて得意の右ストレート、そしてヒジを狙う。ジャッジは1名がコムパヤックに10−9でポイントをつけるも、残り2名は10−10のままだ。
3R、前蹴りで距離を取り、左ミドルと右ローにつなげるコムパヤック。しかし清水の左ミドルに合わせた左フックがコムパヤックの顔面を捉えるようになり、そこからの右ストレートもヒット!
コムパヤックも蹴り技で応戦するが、徐々に清水がパンチで押し込むようになり、ダウンこそならなかったものの、左フックのカウンターでコムパヤックに尻餅をつかせる。ジャッジ1名は10−10のイーブンとしたものの、残り2名は10−9で清水にポイントを与える。
4R、一気に圧力をかけて前に出て行く清水は、コムパヤックの左のパンチにかぶせるような右ストレート! コムパヤックを後退させる。しかしコムパヤックは下がりながらも確実に右ローと左ミドルを当てて、それ以上の追撃を許さない。清水は前に出て左フックからパンチをまとめようとするが、コムパヤックは首相撲に持ち込み、ヒザ蹴りを入れる。ジャッジはコムパヤック10−9、清水10−9、そして10−10のイーブンと割れる。
5R、右ストレートからパンチの連打を見せる清水。ガードを固めるコムパヤックを一方的に打ち込んでいくが、コムパヤックがこれを凌ぐと一気に逆襲! 必死の表情を浮かべるコムパヤックは左フックや右ストレートを返して、清水と真正面から打ち合う。さらにコムパヤックはパンチだけでなく左ミドルと右ロー。気持ちの入った攻撃で清水を下がらせる。清水もパンチを返すが、コムパヤックは前に出続け、組の攻防になると清水を転倒させる。
そしてそのまま5Rが終了し、判定は2−0でコムパヤック! 清水にポイントでリードされながらも、後半の猛反撃でM-1のベルトを死守。勝利が告げられた瞬間に飛び上がって喜ぶコムパヤックの姿が接戦を物語っていた。
▼第13試合 ムエリーグ60kg契約 3分5R
○デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ルンピニーバンタム級王者)
判定3−0 ※3者とも50−48
●末廣智明(大道塾吉祥寺支部/北斗旗軽量級優勝)
初代K-1ライト級王者・大和哲也に勝利したこともあるデンサイアム。この強豪に末廣が挑んだ。
1R、細かくフェイントを入れてジャブと左フックを打つ末廣。それだけでなくいきなり右ストレートで飛び込むなど、様々なパンチで攻め込む。
デンサイアムはパンチを受けると蹴りを返して、パンチにはヒジ打ち。末廣は首相撲になるとデンサイアムのバランスを崩してマットに倒す。
2R、デンサイアムが右ローや左ミドルを蹴り、さらに右ストレート。末廣もデンサイアムの右のパンチには右ストレートのカウンターを狙い、デンサイアムの蹴り足をキャッチして再びマットに押し倒す。
3R、デンサイアムのボディにジャブを打つ末廣。デンサイアムの前蹴りをキャッチして右ストレートを打つ。ロープ際で組みの攻防になっても末廣がデンサイアムをマットにこかす。
しかしデンサイアムも右ローと左ミドルで前に出て、おかえしとばかりにリング中央で末廣を首相撲で転倒させる。さらにデンサイアムは首相撲に持ち込む回数を増やし、末廣をマットに倒す。
4R、デンサイアムは末廣のパンチに合わせて首相撲へ。末廣も真っ向からデンサイアムと首相撲で勝負するが、デンサイアムが上手く末廣の体をロープに押し込んでボディにヒザ蹴りを入れる。
5R、完全に首相撲モードになったデンサイアムは末廣を崩してはすぐにヒザ蹴り。末廣にパンチのチャンスを作らせずに試合終了。後半にポイントを取ったデンサイアムが末廣を下した。
▼第12試合 ムエロークジュニアトーナメント決勝戦 2分3R
○那須川天心(K-RIVER)
判定3−0 ※3者とも30−28
●伊藤紗弥(尚武会)
昨年、M-1 35kg級王者となり、防衛にも成功している“ムエタイ少女”伊藤。一方の那須川は極真空手の世界ジュニア大会で優勝経験があり、キックボクシングへ転向後も数々の大会で結果を残している。
試合はサウスポーの伊藤が蹴り技で攻めるのに対し、那須川がパンチを合わせて前進。何度も那須川の右ストレートが伊藤の顔面を捉える。那須川が最後までパンチで伊藤を攻め込み、トーナメント優勝を果たした。
▼第11試合 ライト級 3分3R
○塚原光斗(クロスポイント古河)
KO 2R1分43秒
●川崎 亮(尚武会)
▼第10試合 ウェルター級 3分3R
○ナックル勇治(全栄会館)
KO 1R2分32秒
●李逵(尚武会)
▼第9試合 ウェルター級 3分3R
○三縄良太(尚武会/超人クラブ)
KO 2R2分54秒
●武田将孝(B-Family Neo)
▼第8試合 63kg契約 3分3R
○井上遊麻(尚武会)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−28
●厚志(ティダマンディ八王子)
▼第7試合 ライト級 3分3R
○SHOWYA(チームバークス)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−28
●鈴木 光(菅原道場)
▼第6試合 フェザー級 3分3R
○浜本"キャット"雄大(クロスポイント吉祥寺)
TKO 1R2分42秒
●ユウヤ(Team SCREAM)
▼第5試合 バンタム級 3分3R
○小俣智紀(尚武会)
TKO 1R2分40秒
●渡辺紀夫(B-Family Neo)
▼第4試合 55kg契約 3分3R
○下丈一郎(晴山塾)
KO 2R1分29秒
●長澤拓也(尚武会)
▼第3試合 ヘビー級 3分3R
○野尻和樹(RANGER品川GYM)
判定3−0 ※30−26、29−26、29−26
●YOUHEI(フリー)
▼第2試合 62kg契約 3分3R
○田村修一(Team SCREAM)
KO 1R45秒
●小浪裕太(尚武会)
▼第1試合 フェザー級 3分3R
○吉野悠大(URANOS)
KO 1R1分3秒
●谷澤勝吉(Team SCREAM)
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