シュートボクシング協会
「台東区青少年健全育成チャリティー
ヤングシーザー杯TOKYO2010」
2010年8月7日(土)東京・台東リバーサイドスポーツセンター
開場13:30 開始14:00
▼メインイベント(第8試合) 60kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
○仲江川裕人(如心館/KAMINARIMON CLIMAX’07 65kg級優勝)
判定2−0 ※28−28、29−28、29−27
●島田洸也(シーザー力道場/SB日本フェザー級4位)
シリーズ戦とは別に、若手育成の場として東京・大阪にて開催されているヤングシーザー杯。このヤングシーザー杯から日本ランカーへと成長した島田。昨年から三連敗を喫していたが、5月、6月で連勝中。6月大会ではSバンタム級のトップコンテンダーである崎村暁東を下したことから今大会のメインに抜擢された。
対する仲江川はKAMINARIMON CLIMAX65kgトーナメントやK-2トーナメントを制し、現在はRISEを主戦場としている有望株。
1Rゴングが前から気合十分の島田だったが、仲江川の強烈な右ストレートをもらうとグラリ。さらに追撃の右フックでいきなりダウンを喫してしまう。ふらつきながらも立ち上がった島田に対し、仲江川はラッシュ。
組み付いた島田は首投げを見舞い、シュートポイントを奪う。さらに島田がパンチの連打で反撃を見せるも、仲江川は細かいパンチのコンビネーション、ブラジリアンハイキックで一気に反撃した。島田は意地を見せるように組み付いて投げを見舞ったが、これはシュートポイントとならず。
2R、仲江川はバックブロー、右ストレートと多彩な攻撃。島田も右ミドルからワンツー。そして組んでは投げを狙うが、仲江川は反撃の糸口を掴ませない。仲江川は左ローから右ストレートと前にプレッシャーをかけていく。島田も主導権を握り返そうと仲江川をコーナーに詰めてパンチの連打で追い込む。
3R、
「普段投げありのルールをやっていないので疲れてしまった」という仲江川はスタミナ切れか前に出られない。逆転を狙う島田は右ロー、左ミドルと蹴り技からパンチにつないで前にでる。投げも狙ったが、仲江川に潰されてしまう。最後に島田の追い上げもあったが、仲江川が僅差の判定勝利を収めた。
▼セミファイナル(第7試合) 70kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
○平山敬悟(パラエストラ八王子/TeamZST)
判定3−0 ※30−25、30−24、30−25
●菱田剛気(シーザー力道場)
今大会のテーマでもある「青少年育成」に熱い魂を燃やす“浅草の熱血先生”菱田が久々の登場。一方の平山は、ZST、パンクラスを主戦場とする総合ファイター。
1Rから平山ペース。右ストレートを出しながら組み付いた平山はいきなり首投げ。3回連続で投げを華麗に見舞い、シュートポイントを奪っていく。菱田は距離を取って反撃をしようにも、すぐに組み付かれてしまいやりにくそう。
2R、再び平山が組みついて投げを繰り出しシュートポイント。菱田は左右のフックを出すも、平山に組まれる展開に。ここで菱田はフロントチョークの体勢に入ったが極めるには至らず。長身の平山が組んでのヒザ蹴り連打でも優位に進める。
3R、掴んでのヒザ、そして投げと平山ペースは変わらず。菱田がパンチから右ハイと意地の反撃を見せる。しかし、平山の独特な打撃リズムの前に翻弄されてしまう。5度の投げを決めた平山が大差をつけて判定勝利した。
▼第6試合 55kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
○伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級3位)
判定3−0 ※30−26、30−25、30−25
●梅原タカユキ(TARGET/RISEバンタム級3位)
RISE55kg級の次期エースと目され現在バンタム級3位にランキングされる梅原がシュートボクシングに初参戦。7月19日の「REBELS」でKO勝利を収めている。
対する伏見は、同じく55kg級でトップを目指すSB若手戦線の中心選手。上半期に行われた55kg級トーナメントでは決勝戦で日下部竜也にKO負けしており、外敵に二連敗は避けたいところ。
1R、右ローの連打で攻める梅原。伏見はプレッシャーをかけていき、梅原を下がらせる。
左ジャブからワンツーのコンビネーションで一気にラッシュを仕掛けた伏見は、梅原をコーナーに追い込む。梅原はしっかりブロックし持ち応える。
2R、右ロー、左ミドルと蹴り技の伏見。右ハイも梅原にクリーンヒット。圧力をかける伏見はボディからワンツー。梅原も右ローからワンツーにつなげて応戦。接近戦の打ち合いになったところで、伏見が右ストレートでダウンを奪った。
3R、前に出続ける伏見に対し、梅原が右ミドル連打。蹴り足をキャッチした伏見が右ストレートで2度目のダウンを奪う。巻き返しを狙う梅原は右ロー、左ミドルと蹴り技だけでなく、パンチの手数も増していく。しかし、伏見もパンチで応戦しバックブローも混ぜていく。
反撃の場面を作った梅原だったが、2度のダウンを奪った伏見が勝利した。
★宍戸VS梅野、第5試合〜第1試合はこちら
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