ZST事務局
「ZST.25〜小谷直之デビュー10周年記念大会〜」
2010年9月26日(日)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00
※ジェネシスバウトは17:40より開始
▼メインイベント(第7試合)小谷直之デビュー10周年記念試合 ライト級シングルマッチ 5分3R
○小谷直之(ロデオスタイル)
一本 1R1分4秒 ※ヒールホールド
●エリヤ(坂口道場一族/パンクラスライト級7位)
小谷のデビュー10周年記念試合として行われたメインイベント。小谷の対戦相手であるエリヤも小谷と同じアマチュアリングスの出身選手で、小谷のメモリアルマッチに相応しい相手と言っていいだろう。
1R、サウスポーの小谷が左ミドルを蹴ると、エリヤも右ミドルを蹴り返す。小谷は細かくパンチを出して、エリヤに突進していく。小谷はエリヤのヒザ蹴りをもらいながらも、エリヤをコーナーまで押し込んでテイクダウンを奪う。ハーフガードで上になった小谷は立ちあがろうとするエリヤをマットに寝かせ、一気にヒールホールド! 小谷が電光石火の足関節でエリヤからタップを奪い、メモリアルマッチを秒殺勝利で飾った。
試合後のリング上では、前田日明リングス代表らが小谷を祝福。小谷は「この10年館はあっという間でした。10年前から応援してくれているみなさん、応援ありがとうございます。
でもこれは通過点で、僕はあと15年くらいやるつもりです。10年前から応援してくれているみなさんは、25年も僕を応援することになると思いますが、よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
▼セミファイナル(第6試合)バンタム級シングルマッチ 5分3R
○藤原敬典(秋本道場JUNGLEJUNCTION/初代ZSTバンタム級王者)
一本 2R2分6秒 ※三角絞め
●長谷川直弘(しんわトータルコンバット)
前回大会では吉田道場の和田竜光を相手に押され気味の試合に終わった藤原。今回は出直しの一戦で、シュートボクシングルールで勝利したこともあるストライカーの長谷川と対戦した。
1R、サウスポーの長谷川に対して、藤原もサウスポーに構える。長谷川は飛び跳ねるようなステップから右ジャブ。藤原は右フックを返して、パンチからヒザ蹴り。しかし長谷川が藤原に組み付くと、藤原の体を高々と持ち上げてマットに叩きつける。ガードポジションになった藤原が三角絞めを狙うと、ここでも長谷川は強烈なバスター! 藤原の三角絞めを外してサイドポジションを奪う。
藤原は足を入れてガードポジションに戻すと、試合はブレイクとなりスタンドへ。藤原は右のパンチから長谷川を下がらせてヒザ蹴り。今度は長谷川が引き込むようにガードポジションを取る。長谷川は藤原の体を蹴り離してタックル、そのまま藤原の体を持ち上げてテイクダウン。しかしここから動きがなく、ブレイクとなる。スタンドでの再開後、藤原がパンチからヒザ蹴り。長谷川は片足タックルでテイクダウンを狙うが、藤原をそれを潰して長谷川のボディに強烈な鉄槌を落とす。
2R、パンチで一気に突っ込んでくる長谷川に藤原が右フック。左右のパンチで長谷川を下がらせてヒザ蹴りにつなげる。長谷川は必死に組み付いて藤原をテイクダウンするが、藤原が下から三角絞め!
長谷川はこれをバスターで外そうとするが、藤原はマットに叩きつけられながらも足のクラッチを外さず。三角絞めで長谷川を締め上げて、タップを奪った。
▼第5試合 ウェルター級シングルマッチ 5分2R ※グラップリングルール
○金原正徳(パラエストラ八王子/初代SRCフェザー級王者)
一本 2R4分47秒 ※アキレス腱固め
●吾妻エメルソン(秋本道場JUNGLEJUNCTION)
6・20SRCでマルロン・サンドロに敗れて、SRCフェザー級のベルトを失った金原がホームリングであるZSTに凱旋。グラップリングルールでエメルソンと激突した。
1R、いきなりマットに寝転がってガードポジションに引き込もうとする金原。総合の試合ではほとんど見せない動きで場内を沸かせる。しかしエメルソンは金原の引き込みに付き合わず、金原が下からエメルソンにタックルに入るような形で上になる。ここから金原はエメルソンの脇を差してパスガード。サイドポジションでじっくりと押さえ込むが、エメルソンが上体を起こした金原の右腕に足を絡ませて腕十字! 金原は体を回転させながら腕を引っこ抜く。
再びグラウンドで上になった金原はすぐにエメルソンをパスガード。エメルソンはあえて金原にサイドポジションを取らせ、先ほどと同じように腕十字を仕掛ける。金原はそれに警戒しつつ、上四方チョークを狙うが極まらない。
2R、エメルソンの首をコントロールして足払いでテイクダウンを奪う金原。ここもエメルソンがサイドポジションを取らせるようにして下から腕十字を狙う。
金原はそれを外してサイドポジションでエメルソンを押さえ込む。がっちりと脇を締めるエメルソンを何とか攻略しようと金原は自分の肘でエメルソンの顔面に嫌がらせをするが、エメルソンの脇は固い。
このまま時間は過ぎていき、ドローも濃厚かと思われたところで、金原がアキレス腱固め! 回転して逃げようとするエメルソンの足をがっちりと捉え、金原が一気に力を入れるとエメルソンがタップ! 試合残り13秒のところで金原が一本勝ちを収めた。
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