DEEP事務局/ブルテリア
「DEEP X 06」
2010年10月10日(日)東京・新木場1stRING
開場11:00 開始11:30
▼メインイベント 80kg契約 3R(1R4分・2R4分・3R2分)
○ギルバート“ドゥリーニョ”バーンズ(ブラジル/アトス柔術/2010年ワールドプロフェッショナル柔術世界選手権優勝)
ポイント34-0 ※試合ポイント28-0、オーディエンス3-0、ジャッジ3-0
●長谷川秀彦(SKアブソリュート/元DEEPウェルター級王者)
これまで数々の超一流柔術家やグラップラーを海外から招聘してきた『DEEP X』に、また最強の柔術家が初来日。国内選手たちの多くが対戦を避けてしまい、白羽の矢が立ったのは元サンボ全日本王者で元DEEPウェルター級王者の長谷川だった。柔術VSサンボ、宿命の対決が幕を開ける。
1R、長谷川が前へ出て脇を差しに行き、コーナーまで追い詰めるがバーンズがテイクダウンからバックを奪って6ポイントを先取。バーンズはスリーパーから腕十字に移行、長谷川は足をハタいて脱出する。長谷川がバックを奪うが、すぐにバーンズがバックを奪い返す。これで4ポイントを追加。残り10秒でバーンズが絞めにいったが、長谷川は守りきる。
2R、バーンズがいきなりの両足タックルで2ポイント、続けてバックで4ポイント。バックをキープしたままスリーパーを何度も仕掛けていくバーンズ。残り10秒で腕十字に行くが、長谷川がクラッチで耐えた。
3R、勢いよくコーナーを飛び出していくバーンズ。ロープを背負った長谷川にフロントチョーク気味に飛びつくとそのままマウントを奪い、4ポイント。続けてバックを奪いさらに4ポイントを追加する。立ち上がった長谷川は次々と足関節技を仕掛けていくが、バーンズはかわしながらテイクダウン2ポイント、リバーサル2ポイントを追加。長谷川は最後まで足関節技を取りに行ったが、全て凌がれ34-0の大差で敗れた。
▼第8試合 ブラジリアン柔術スーパートーナメント−75kg級アジア最強決定戦 決勝戦 1R8分
○ホベルト・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/ブラジリアン柔術茶帯・アダルト茶帯レーヴィ級2010世界王者)
一本 1R56秒 ※腕ひしぎ十字固め
●嶌崎工次(クラブバーリアン/ブラジリアン柔術黒帯・アダルト茶帯ペナ級2008全日本王者)
※ソウザが優勝、賞金10万円を獲得。
ブラジリアン柔術の黒帯が6人揃うという画期的な賞金トーナメント「ブラジリアン柔術スーパートーナメント −75Kg級アジア最強決定戦」。決勝戦へ駒を進めたのは2010年茶帯世界王者のソウザと、世界選手権茶帯ペナ級ベスト8の嶌崎(現在は黒帯)だった。
ソウザは1回戦で2010年シニア1アジア王者の大内敬を三角絞めで、準決勝では2006年アジア選手権優勝の近藤哲也をアームロックで仕留め、黒帯から2連続一本勝ち。まだ茶帯ながら、すでに黒帯の力を有しているとの評価を実力で証明した。
嶌崎は1回戦で2008年デラヒーバカップ優勝の金子竜也に送り襟絞めで一本勝ち、準決勝では2010年全日本シニア王者の関口和正に腕十字で一本勝ちと、こちらも2連続一本勝ちで決勝まで勝ち上がってきた。
1R、いきなりのテイクダウンでソウザが2ポイントを奪い、嶌崎は下から襟、袖、裾を掴んで仕掛けを作っていく。ポイントを捨てて一本を取りに行く闘い方の嶌崎は、下からの積極的な攻めを見せたが、回転して裾の手を切ったソウザが上になった瞬間、電光石火の腕十字!
嶌崎のセコンドが思わず「上手い!」と叫んでしまったほどの鮮やかな仕掛けで、ソウザが黒帯に3連続一本勝ちして完全優勝を決めた。
ソウザは「全ての試合が厳しいものになるとは認識していたが、チームと神、そして皆さんの応援で優勝することが出来ました」とマイクでお礼を言い、「お父さんがガンになってしまい、昨日手術をしました。難しい状況の中でしたが、応援のおかげで優勝できました」と涙ながらに告白した。
▼第7試合 72kg契約 3R(1R4分・2R4分・3R2分)
○八隅孝平(ロータスパラエストラ世田谷)
ポイント9-1 ※試合ポイント4-0、オーディエンス2-1、ジャッジ3-0
●クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
“日本最強グラップラー”の異名を持つ八隅と対戦するのは、まだ20歳ながらブラジリアン柔術で数々の実績を持ち、総合格闘技でもclubDEEPを中心に4戦4勝オール一本勝ちを収めたこともあるコイケ。今夏には西日本柔術選手権、愛知オープン、全日本柔術選手権の3大会連続階級別&無差別級の2階級制覇という離れ業を演じている。八隅のセコンドには青木真也と北岡悟が就く。
1R、八隅はタックル、コイケは足払いで攻め、コイケが飛びついたところで八隅が倒してテイクダウン2ポイントを奪う。果敢にパスを仕掛けていく八隅にコイケは足を利かしてディフェンス。クローズガードから抜けさせない。
2R開始直後、八隅がパワフルなタックルでテイクダウン2ポイントを奪い、パスを仕掛ける八隅だが、クローズに戻される。立ち上がったコイケが自ら引き込み、八隅は両足を担ぎ上げてのパスを狙う。コイケはスイープを狙うが、八隅が上体を抑え込みながら足を引き抜きにいく。
3R、コイケがいきなり引き込み、スイープと腕十字を狙うが、八隅が担いでのパスを狙う。下から足を利かして攻めるコイケ、八隅は上体を固めつつ足を引き抜こうとしたが、ハーフから足を抜けずにパスは出来なかった。オーディエンスジャッジでコイケに1ポイント入ったものの、9−1で八隅が勝利をあげた。
▼第6試合 58kg契約 2R(1R4分・2R4分)
○ドルショック竹下(お下品漫画家)
ポイント27-0 ※試合ポイント21-0、オーディエンス3-0、ジャッジ3-0
●荒川ミイナ(モデル)
ネスレ・ネスカフェサンタやサッポロビール生搾りなどのCMに出演経歴のあるモデルの荒川と、レディースコミックや各出版社の実話誌などで下品な漫画を描いている女流エロ漫画家のドルショック竹下が対戦する。
竹下はセーラー服で入場、試合コスチュームはスクール水着。花道ではエロい仕草を観客に見せ付け、場内からは爆笑が起こる。
1R、竹下が勢いよく組んでいって足をすくい上げ、テイクダウンで2ポイント、続いてサイドへのパスで3ポイントを奪う。竹下が縦四方から再度サイドへ移行しようとしたところで荒川が立ち上がる。竹下は足をすくって2度目のテイクダウン、2ポイントを追加した。荒川は下から首を取りにいくが、竹下が抑えたまま終了。
2R、竹下が荒川のタックルを跳ね除けてテイクダウンの2ポイント、荒川はクロスガード。竹下は両脇を押して固め、荒川は下から十字を仕掛けるが、竹下が足を外してサイドへパスガードして3ポイント。
そのままマウントを奪い4ポイント、荒川がリバーサルするがすぐに竹下がリバーサルで返し、竹下に2ポイントが入る。さらにサイドへパスして3ポイントを奪取。エロ漫画家・竹下が27−0の大差をつけてモデルを撃破した。
竹下は「ハミパンしまくった」とスクール水着を直しつつ、「ありがとうございました。締め切りと減量があって前日まで熱を出していたけど、頑張れてよかったです。今後もエロく過激にやっていきたい」とアピールした。
★オープニングファイトから第5試合はこちら
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