MA日本キックボクシング連盟/士道館
「BREAK-8〜士道館新春興行〜」
2011年1月15日(土)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:15
▼トリプルメインイベント3(第8試合) ヘビー級 3分3R延長1R ※ヒジなし
○天田ヒロミ(デジタルスピリッツ/WPMF日本ヘビー級2位、HEATキックルールヘビー級王者、K-1 JAPAN GP 2004優勝)
延長判定3−0 ※3者とも10−8
●マグナム酒井(士魂村上塾/MA日本ヘビー級王者)
MA日本ヘビー級王者のマグナムがトリプルメインイベントの最終戦に登場。対戦相手の天田はK-1JAPANで活躍し、現在はHEATキックルールのタイトルを保持。昨年は新日本キックのヘビー級王者・松本哉朗にKO勝利するなど、日本ヘビー級のトップファイターとして活躍を続けている。
1R、左フックから飛び込むマグナム。天田はバックステップしてジャブを合わせる。マグナムは距離を取ってロー。天田は左フックから前に出て、左右の連打をまとめる。
ガードを上げて天田の前足に左右のロー、そして右ハイキックにつなげるマグナム。天田は左フックで飛び込むが、マグナムは組み付いてパンチをディフェンスし、細かくフェイントを入れて確実に左右のローを当てる。天田もパンチからヒザ蹴り、そして右フック! マグナムをコーナーまで詰めて右ロー、右フックからパンチをまとめる。
2R、マグナムが左インロー、そして左ハイキック。右ストレートから左フックを返して前に出る。そこに右ストレートを狙う天田。
マグナムは下がりながらインロー、パンチのフェイントを入れて右ローにつなげる。じりじりと前に出て細かくパンチを出す天田。マグナムは天田のジャブに右フックを合わせ、右ストレートから飛び込んで左フック、離れ際の右ハイキックを狙う。
天田は右ストレートから前に出て左右の連打。マグナムは上体を振ってそれをかわし、左フックから右ハイキック! 天田もマグナムを下がらせてパワフルなパンチで攻め込む。
3R、パンチからインローを蹴る天田。マグナムはガードを固めて左フック。天田のインローがローブローとなり注意が与えられる。再開後、天田はパンチから奥足ロー。マグナムも右ローを蹴り返し、左ボディから右フック、左ハイキック、左ミドル。
天田もマグナムのジャブに右フックを合わせる。マグナムは右フックを当てて左右の右ロー、右ストレート。天田は左ボディからマグナムをロープまで下がらせてパンチをまとめる。
マグナムはガードを上げて前に出て右ストレート、左フック、右ハイキック。天田も右ストレートからの左フックでマグナムを下がらせる。マグナムはそれをもらいながらも前に出て突進し、試合終了となった。判定はジャッジ1名が30−29でマグナムを支持するものの、残り2名は29−29、29−29でドローとし、試合は延長戦へ。
延長R、マグナムが左ボディから左フック。天田は右ストレートを当てて、マグナムの左フックにカウンターの左フックを合わせる!
さらに天田は鋭いワンツー! それをもらっても前に出るマグナムだったが、天田がカウンターの右アッパーを当ててマグナムからダウンを奪う。
再開後、ガードを固めるマグナムに天田はジャブ、ワンツー、奥足ロー。マグナムも右ハイキックを蹴り返し、ノーガードで天田のパンチを空振りさせて打ち合い、会場を沸かせる。
しかし天田はジャブを当て、叩きつけるような右フックでマグナムの動きを止める。ジャッジは3者とも10−8とし、天田が勝利! 激闘を繰り広げてきた両者に場内から大きな拍手が起こった。
▼トリプルメインイベント2(第7試合) 51.5kg契約 日韓国際戦 3分5R
○加藤竜二(橋本道場/MA日本フライ級王者)
KO 2R1分36秒 ※右ロー
●金準性(韓国/Fight GYM/ma-kma韓国フライ級王者)
昨年11月、飛燕野嶋と引き分けて王座初防衛に成功した加藤。今年は現在空位となっているWMAF世界フライ級のベルトに狙いを定め、ma-kma韓国王者の金を迎え撃った。
1R、サウスポーの加藤はガードを上げてジリジリと前に出てインロー、奥足ローを蹴る。金も下がりながらミドルやローを返すが、加藤が金をコーナーまで詰めて左右のロー! これが何発も金の両足を捕らえ、加藤が左フックからの右ローで金からダウンを奪う。
再開後、加藤の奥足ローがローブローになってしまう場面があったが、加藤は落ち着いて右ハイキックから奥足ロー。これで金が倒れて2度目のダウン。立ち上がる金に加藤はバックキック、カカト落としと大技を連発する。
2R、加藤が右ロー、右ハイキック、左インロー。金をコーナーまで追い詰めると右ローから左フックを連打! ガードを固める金に加藤がヒザ蹴りとパンチでラッシュを仕掛け、金からダウンを奪う。
再開後、加藤はオーソドックスに構えをスイッチして右ロー、顔面前蹴りから右ロー、左ハイキックから右ローと、右ローにつなげるコンビネーションで金を攻め込み、加藤の右ローの連打を受けた金が崩れ落ちるようにしてダウン。
ここで金は立ち上がることが出来ず、加藤がKO勝利を収めた。
★トリプルメインイベント1(伊東拓馬VS高野ヨシ)〜オープニングファイトの試合結果はこちら
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