ニュージャパンキックボクシング連盟
「15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 1」
2011年1月23日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
▼メインイベント(第11試合) 62kg契約 3分5R
○カノンスック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/M-1ライト級王者)
判定3−0 ※49−44、49−44、49−43
●羅紗陀(キング/WBCムエタイ日本ライト級王者)
昨年は前田尚紀、山本元気、山本真弘と元・全日本キック四天王と呼ばれた男たちを次々と撃破、桜井洋平とのNJKFエース伝承マッチには敗れたものの、3勝1敗の好成績を残した羅紗陀。ムエタイと初対決(※タイでの非公式戦では1度対戦あり)でM-1ライト級王者カノンスックに挑んだ。
1R、サウスポーのカノンスックは羅紗陀に鋭い右ジャブ。羅紗陀も左の前蹴り、右ミドルを蹴っていく。力強い攻撃で前に出て行く羅紗陀だったが、接近戦になるとカノンスックが左ヒジ! そして右アッパー! カノンスックが羅紗陀からダウンを奪う!
再開後、ダメージの残る羅紗陀に一気に襲い掛かるカノンスック。ヒジとパンチを乱れ打ちして、右フックで2度目のダウンを奪う。これで後がなくなった羅紗陀だが、突っ込んでくるカノンスックに右ヒジ、そして右ミドル! 果敢に攻撃を返して反撃に転じる。
2R、羅紗陀は全身を使って蹴るような右ミドル、右ハイキック、そして奥足へのロー! カノンスックはその奥足ローに右フックを狙い、距離が詰まると左ヒジ!
これで羅紗陀は右目尻をカットし、ドクターチェックが入る。再開後、羅紗陀は奥足ローを連打! これでカノンスックの足が流れるが、カノンスックも左ミドル、左ローを蹴り返す。
3R、右ストレートから前に出て行く羅紗陀。カノンスックをロープに下がらせると強烈な右ボディフック、そこから顔面への左フック! さらに羅紗陀は左右のヒジ打ちでカノンスックの懐に飛び込んでいく。羅紗陀の攻撃を受けて下がるカノンスックだったがインロー、奥足ローを確実に蹴り返して左ミドル。
羅紗陀はそれをスウェーで空振りさせるが、カノンスックは蹴り足を着地させると同時に右のバックヒジ! これが羅紗陀の顔面を捉え、羅紗陀はこの試合3度目のダウンを奪われてしまう。再開後、左右のボディをパンチで狙って前に出る羅紗陀。カノンスックはそこに左ヒジを狙い、左ミドルで距離を取る。
4R、カノンスックは自ら距離を取り、下がりながら左ミドルと左ヒジ。羅紗陀は右ストレートで前に出ながら右ボディフック、左フック、右ストレート! これがカノンスックの顔面を捉えるが、カノンスックは距離を取ってヒジ打ちのカウンターと左ミドルを狙い続ける。
5R、このラウンドもカノンスックは下がって距離を取り、左ミドルと前蹴りで羅紗陀を突き放す。羅紗陀が距離を詰めて前に出てくるとカノンスックは首相撲からのヒジ打ち、そして羅紗陀をマットに転倒させる。ポイントを挽回しようと前に出る羅紗陀だったが、首相撲でそれを阻止するカノンスック。そのまま試合終了のゴングとなり、羅紗陀のムエタイ初対決は大差の判定負けに終わった。
▼セミファイナル(第10試合)WBCムエタイ日本女子フェザー級王座決定戦 2分5R
○大石綾乃(OISHI/J-GIRLS同級王者)
判定2−1 ※47−48、48−47、49−47
●AZUMA(y-park/NJKF BONITA BOXEO同級王者)
※大石が初代王座に就く。
初めて制定されたWBCムエタイ日本女子王座をかけてNJKF王者のAZUMAとJ-GIRLS王者の大石が対戦。両者は2009年3月に名古屋で対戦しており、この時はAZUMAが大石からダウンを奪って勝利している。
1R、大石が圧力をかけて前に出て前蹴り、左右のローで攻める。AZUMAはジャブを突きながら、パンチを細かくまとめて右ロー、左ミドルにつなげる。距離が詰まると右ヒジを打つAZUMA。大石も負けじと右ヒジを返す。
2R、パンチから首相撲に持ち込み、ヒザ蹴りとヒジ打ちで攻めるAZUMA。大石は首相撲になるとAZUMAのボディにヒザ蹴りを突き刺し、距離が開くと前蹴りと右ストレート。大石が首相撲でAZUMAをコーナーまで下がらせてヒザ蹴りを入れる。
3R、AZUMAが右ストレートから左ハイキック、そして大石のボディに強烈な左ミドル! ここからAZUMAは大石のボディをヒザ蹴りで攻める。大石はAZUMAを首相撲に捕らえるものの、AZUMAが大石を下がらせてパンチとロー、そして顔面へのヒザ蹴りで攻め込む。
4R、AZUMAは左ミドルを連打。大石も右ミドルを蹴り返して、AZUMAを首相撲に捕らえるとボディにヒザ蹴り。大石は前に出て圧力をかけて、下がるAZUMAを首相撲と右ストレートで攻める。
5R、大石はAZUMAを前蹴りで突き放して右ストレート、そして首相撲からのヒザ蹴り。AZUMAも右ストレートを返して右ヒジを狙うが、大石は前に出てAZUMAを首相撲に捕らえる。大石が前に出続けてラウンド終了となった。
判定は2−1と割れたが大石の勝利! 大石がAZUMAへリベンジを果たし、初代WBCムエタイ日本女子王座を手に入れた。
▼第9試合 63kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○高橋誠治(東京町田金子/WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
TKO 1R1分27秒 ※セコンドからのタオル投入
●黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級王者)
昨年9月、山本佑機をバックキックでKOしてWBCムエタイ日本王者となった高橋。対する黒田はJ-NETWORKライト級王者で、昨年11月にNJKFのリングでNJKFライト級王者の一輝から勝利を収めている。王者対決を制するのはどっちだ!?
1R、左に周りながら奥足へのローを蹴っていく黒田。高橋はそれをディフェンスしつつ、左の前蹴り、左ハイキック、かかと落としを繰り出す。そして高橋は左の前蹴りで黒田のバランスを崩すと、黒田の死角から右ハイキック! これが黒田の顔面を見事に捉え、黒田がそのままマットに崩れ落ちる。ダウンカウントが数えられ、何とか立ち上がろうとする黒田だったが、足元がおぼつかず、セコンドがタオルを投入。高橋が鮮やかな蹴り技で黒田との王者対決に勝利した。
▼第8試合 51.5kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○勇児(HOSOKAWA/MA日本キックボクシング連盟フライ級4位)
判定3−0 ※30−29、30−28、29−28
●高橋拓也(拳之会/元NJKFフライ級王者)
▼第7試合 ライト級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○畠山隼人(E.S.G/同級4位)
判定3−0 ※29−27、30−27、30−26
●健司(インスパイヤード・モーション/同級5位)
▼第6試合 NJKF BONITA BOXEOアトム級(顔面ヒザなし) 3分3R
○PIRIKA(ミルキーウェイ/J-GIRLS同級5位)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−28
●美保(KFG/J-GIRLS同級4位)
▼第5試合 ライト級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○平野将志(インスパイヤード・モーション/同級8位)
判定3−0 ※29−28、30−28、30−27
●翔センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼第4試合 65.5kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○マリモー(キング/NJKFスーパーライト級5位)
KO 3R1分6秒
●鈴木一史(笹羅/NJKFウェルター級10位)
▼第3試合 スーパーフェザー級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R ※ヒジなし
○鶴谷 剛(OGUNI)
判定2−0 ※30−29、29−29、30−29
●MO刃KI(二刃会/同級10位)
▼第2試合 フライ級 3分3R
○Mr.ハガ(北流会君津)
判定3−0 ※30−27、30−26、30−26
●熊田優樹(二刃会)
▼第1試合 スーパーウェルター級 3分3R
○ビックマン片岡(VERTEX)
判定3−0 ※30−26、29−27、29−27
●染谷和彦(PIT)
|