2月12日(土)東京・新宿FACEにて、ボックスファイト事務局『BOXFIGHT Vol.3 〜third wave〜』が開催され、日本国内初となるボクシングスタイル格闘技の8人による「65キロ1DAYトーナメント」が行われた。
通常の3分3R制では、決勝戦まで勝ち上がっていく選手は合計9R(延長Rも加算される)もの試合を行うことになり、長時間のパンチ被弾が続き脳へのダメージが懸念される。
→魔裟斗二世として注目を集めている川中清史(左)は準決勝でエイジに敗れる。
そのため、今回のトーナメントでは、1回戦「1Rマッチ」、準決勝「2Rマッチ」、決勝戦「3Rマッチ」と変則スタイル(延長は1分)で行い、選手の安全面を考慮するものとなった。
決勝戦に勝ち進んだのは、藍田貴義(Combat Workout Diamonds)とフェニックス・エイジ(チーム・フェニック ス)。藍田はプロボクシング時代には東日本新人王トーナメント準決勝まで駒を進め、戦績は7勝(5KO)1敗1分。ボックスファイトには旗揚げから参戦しており未だ無敗である。
→準決勝、元プロボクシング日本ライト級1位のアウトロー・ナオト(=鷹条直人・左)は偶発性のバッティングで負傷し、1R判定で藍田に敗れた。
対するエイジはアマチュアボクシングで13勝のうち12KOと驚異のKO率を誇るハードパンチャー。両者は昨年12月に対戦し、藍田が判定勝利している。
1R、エイジは左右のロングフックで飛び込み、すぐにクリンチ。藍田は冷静にさばいてパンチをもらわないが、すぐに組み付かれてしまうためになかなか攻撃が当てられない。エイジのクリンチが目立ち、レフェリーが遂に減点を言い渡す。
2R、突っ込んでくるエイジをさばき、コーナーに追い込んだ藍田がパンチの連打。エイジが防戦一方となったところでレフェリーがストップ! 藍田がKO勝利でトーナメントを制覇した。
ボックスファイト事務局
「BOXFIGHT Vol.3 〜65kg以下 1DAY TOURNAMENT〜」
2011年2月12日(土)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00
<全試合結果>
▼メインイベント(第14試合) 65kg以下1DAYトーナメント決勝戦 3分3R延長2分 BOXFIGHTトーナメントルール
○藍田貴義(Combat Workout Diamonds)
KO 2R1分56秒
●フェニックス・エイジ(チーム・フェニック ス)
※藍田がトーナメント優勝
▼セミファイナル(第13試合) バンタム級 3分3R延長2分 BOXFIGHTルール
○義元徳憲(フリー)
判定3−0 ※30−28、29−28、30−28
●ATSUSHI(CBボクシング)※古賀敦士から改名
▼第12試合 ミドル級 BOXFIGHTルール・バックハンドブロー無し 3分3R延長2分1R
○平林隼人(TEAM・H)
KO 1R1分13秒
●杉山功一(フリー)
▼第11試合 65kg以下1DAYトーナメント準決勝戦第2試合 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分2R延長1分1R
○フェニックス・エイジ(チーム・フェニック ス)
KO 1R2分14秒
●川中清史(ファング)
※エイジが決勝戦に進出
▼第10試合 65kg以下1DAYトーナメント準決勝戦第1試合 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分2R延長1分1R
○藍田貴義(Combat Workout Diamonds)
1R判定3−0 ※三者とも10−9
●アウトロー・ナオト(Get Your Dream)
※藍田が決勝戦に進出
▼第9試合 ライト級 BOXFIGHTルール 3分2R延長2分1R
○英二(デットライン)
判定2−0 ※10−9、10−10、10−9
●外村 元(teamsudo)
▼第8試合 フライ級 BOXFIGHTルール 3分2R延長2分1R
○高野 匠(TEAM悪 餓鬼)
KO 1R1分51秒
●布川大志(フリー)
▼第7試合 65kg以 下1DAYトーナメント一回戦第4試合 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分1R延長1分1R
○アウトロー・ナオト(Get Your Dream)
延長判定3−0 ※三者とも10−9
●濱道亮太(リベル)
▼第6試合 65kg以下1DAYトーナメント一回戦第3試合 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分1R延長1分1R
○フェニックス・エイジ(チーム・フェニック ス)
延長判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●緒方 惇(フリー)
※エイジが準決勝に進出
▼第5試合 65kg以下1DAYトーナメント一回戦第2試合 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分1R延長1R1分
○川中清史(ファング)
判定3−0 ※三者とも10−8
●水戸岩間(水戸ボクシングスクール)
※川中が準決勝に進出
▼第4試合 65kg以下1DAYトーナメント一回戦第1試合 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分1R延長1分1R
○藍田貴義(Combat Workout Diamonds)
KO 1R1分19秒
●カマル・フェルナンド(スリランカ/翔拳道)
※藍田が準決勝に進出
▼第3試合 65kg以下1DAYトーナメント リザーブファイト(リザーブ権獲得順位1位) 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分1R延長1分1R
○ルード(Grow)
判定3−0 ※10−8、10−7、10−8
●マジンブー大谷(真神風)
▼第2試合 65kg以下1DAYトーナメント リザーブファイト(リザーブ権獲得順位2位) 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分1R延長1分1R
○工藤一郎(フリー)
判定3−0 ※三者とも10−9
●宮崎 博(フリー)
▼第1試合 65kg以下1DAYトーナメント リザーブファイト(リザーブ権獲得順位3位) 65kg以下 BOXFIGHTトーナメントルール 3分1R延長1分1R
○岩崎正義(武田拳)
判定3−0 ※三者とも9−8
●不動慧(翔拳道)
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