シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING2011 act.1 -SB166-」
2011年2月19日(土)東京・後楽園ホール
開場17:15 本戦開始18:00
※オープニングマッチは17:30〜
観衆/2,385人(満員=主催者発表)
▼メインイベント(第10試合) 68kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
○宍戸大樹(シーザー/東洋太平洋ウェルター級王者)
判定3-0 ※50-45、50-47、50-46
●ボーウィー・ソーウドムソン(タイ/ワンソンチャイ・ボクシング・プロモーション/WMC世界ウェルター級王者)
昨年11月23日に開催された『S-cup2010』では、ブアカーオ・ポー.プラムックに敗れ1回戦敗退という結果に終わったシュートボクシング(以下、SB)東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸。
S-cup王者となったブアカーオをはじめ、準優勝のトビー・イマダ、そしてアンディ・サワーなど頭上に高くそびえる世界最高峰の牙城を打ち崩すべく、まずは2009年9月4日に屈辱のKO負けを喫した“ムエタイ破壊神”ボーウィーへのリベンジを仕掛ける。
1R、ボーウィーの周りをグルグルと回る宍戸は左ミドルと左の前蹴りで距離を取る。そこに左ボディで飛び込むボーウィー。宍戸はジャブを突いて細かいパンチから右ロー。
ボーウィーは左ミドルに左フックを合わせる。右フックを振って右ローを蹴るボーウィー。宍戸はインローを細かく蹴って左ミドル。ボーウィーは左ボディと右ロー、宍戸はジャブと右ローを返す。
ボーウィーが右ローから右ハイキック。宍戸もバックキックを見せるが、ボーウィーが右ストレートと右ハイキックでジリジリと前に出て行く。
ここで宍戸がボーウィーの左フックにカウンターの左! これが左ストレートのようにタイミングよく決まり、ボーウィーがダウン! 終了間際、見事な一発でダウンを奪った宍戸は拳を突き上げてコーナーに戻る!
2R、宍戸はジャブを突いて右ロー。前に出るボーウィーに左ミドルと前蹴り、右ローにつなげる。ボーウィーは左ボディから飛び込んで、宍戸に組み付くと宍戸をマットに押し倒す。
下がりながらジャブと前蹴りを繰り返す宍戸。ボーウィーは左ボディから右フックを振って突進! ジャンプしながら右ハイキックを蹴って宍戸を後方に下がらせる。宍戸も必死にそれをブロックして右アッパーから左フック。
ボーウィーは宍戸をコーナーに詰めて、ガードを固める宍戸に左右のフックとヒザ蹴り! さらに組みの攻防になると、宍戸の股に手を入れてボディスラムのような投げを狙う。ブレイク後、下がりながら右ローを蹴る宍戸。ここで距離が詰まると、宍戸がボーウィーから首投げでシュートポイントを奪う!
3R、右ローを連打する宍戸。前蹴りで距離を取ろうとするが、そこにボーウィーが右フック! さらにボーウィーは宍戸のバックキックに右ハイキック、右フックを合わせる! 組みの展開になると宍戸のヒザ蹴りに合わせてボーウィーが足払い。立ち上がった宍戸は下がりながらジャブと右ロー。ボーウィーは飛びヒザ蹴りから組み付くがブレイク。
再開後、ボーウィーが左ミドルとインローで前に出ると、宍戸はそれをジャブで止めて右ローにつなげる。ボーウィーは下がる宍戸に右フックを叩き込んで、そこから強烈な左ボディ!
宍戸のジャブと右ロー、前蹴りをもらいながら、ボーウィーが前に出るという展開が続く。終了間際、宍戸が下がりながら右ハイキック、サイドキックを見せるが、ボーウィーの前進は止まらない。
4R、これまでのラウンドと同じように前に出るボーウィー。宍戸にロープを背負わせると強烈な左右のフック! 宍戸はリングを大きく周って右ロー、左ミドル。
ボーウィーは宍戸をロープに詰めるとバックブロー! ボディへのジャブから右アッパーと一気に連打をまとめる! 宍戸は下がりながらも、確実にジャブを当てて前蹴りと右ロー。ボーウィーは右ハイキック、ヒザ蹴りとパンチで前に出る。宍戸はボーウィーの脇の下からアッパー、右ミドルと右ストレート。宍戸が右フックを打つと、そこにボーウィーも右フック! これで宍戸が自陣コーナーまで下がるが、ラウンド終了のゴングが鳴らされる。
5R、宍戸は左の前蹴りから前に出て、二段飛びヒザ蹴り! さらにサイドキック、バックキックを連打! ボーウィーも左ボディを打ち込む。宍戸はボーウィーの蹴り足をキャッチして右ストレート、そのままボーウィーを押し倒す。
ボーウィーはすぐに立ち上がり、宍戸の蹴り足を取って宍戸をマットに倒す。下がりながら右ローを蹴る宍戸にボーウィーは右フックから左ボディ! 宍戸の右ローで足が止まるものの、ボーウィーは左右のフックで突進。
宍戸は左のヒザ蹴りやバックキックでそれを迎え撃つが、ボーウィーがボディと顔面への左右のフックで宍戸を攻め込む。距離が詰まると宍戸はボーウィーに背中を見せてアームロック。ブレイク後、ボーウィーが右フックで前に出ると、宍戸はバックブローとバックキックを連発。そのまま試合終了となる。
試合はダウン、そして投げによるシュートポイントを奪った宍戸が判定勝利でリベンジを達成!
宍戸は「本当に勝ててうれしいです。ボーウィーは本当に強く、紙一重の勝負でした。これから“シュートボクシング道”をまい進していきたいと思います。そしてSBをよりよい大会にしようと思っていますのでよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
また試合後、宍戸に敗れたボーウィーは年内での現役引退を発表。引退の時期については明言しなかったものの「最後の試合はSBのリングでやりたい」とSBで引退試合を行う意向を示した。
▼セミファイナル(第9試合) 70kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○鈴木 悟(バンゲリングベイ・スピリット/unit-K/元ボクシング日本ミドル級王者)
KO 1R1分55秒 ※右フック
●弘中邦佳(マスタージャパン/ケージフォース・ライト級王者)
UFC、DREAM、パンクラスなど幅広く活躍するケージフォース・ライト級王者の弘中がSBに2度目の参戦。昨年2月13日のSBデビュー戦では黒木信一郎にKO勝利を収めており、約1年ぶりの出場となる。
対戦相手はSB参戦以降は宍戸大樹、金井健治、梅野孝明らSB中量級トップ選手たちと激闘を繰り広げてきた元ボクシング日本ミドル級王者の鈴木。総合とボクシングの王者対決となった。
1R、細かくジャブを突いていく鈴木。弘中もジャブから右ローを蹴る。鈴木はそこに左フックを狙うが、組み付いた弘中がバックドロップ! これで弘中がシュートポイントを奪う。 再開後、弘中が一気にラッシュ! しかしそこに鈴木の右ストレートがヒット! 鈴木がダウンを奪う!
立ち上がった弘中に鈴木は右フックから連打! 何とか立ち続ける弘中だったが、鈴木の右フックで2度目のダウン! 視線が定まらない弘中を見てレフェリーが試合をストップ。シュートポイントこそ奪われた鈴木だったが、見事なパンチで弘中をKOで下した。 試合後、マイクを持った鈴木は「これからもSBに出て、SBのタイトルを狙っていきたいのでよろしくお願いします」とマイクアピール。弘中の応援団、そして自らの応援団に感謝の言葉を述べた。
★第8試合(鈴木博昭VS大澤茂樹)から第1試合まではこちら
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