新日本キックボクシング協会
「MAGNUM-25」
2011年3月26日(土)東京・後楽園ホール
開場10:45 開始11:00
▼セミファイナル(第10試合) 日本ライト級 3分3R
○チュートン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●中尾 満(伊原/同級王者)
昨年10月、チュートンに判定で敗れた中尾がリベンジマッチを挑む。チュートンは100戦以上の経験がありながら、一度もKO負けしたことがないというベテランのムエタイ選手。
1R開始直後、サウスポーの中尾がいきなり左ストレートを放つ奇襲攻撃。チュートンは落ち着いて左フック、右ロー。両者とも離れた距離からのヒジを振るう。右ストレートを連打して前に出るチュートンは右ミドル、中尾は蹴り足をキャッチしてパンチで反撃する。
2R、中尾の右フックとチュートンの左ヒジが相打ちに。そこから両者共にヒジを放っていくと、チュートンのヒジで中尾がダウン。
左へ回り込んでの右ミドルと右ストレートを放っていくチュートン。中尾がパンチを放ってくるとパンチやヒジを合わせに行き、中尾のパンチをかわすと左右フックの連打。チュートンの試合運びの上手さが目立つ。
3R、チュートンの顔面前蹴りをもらいながらも前に出る中尾だが、そこにヒジを合わせられ組まれてしまう。組むとコカしに行くチュートン。中尾が前に出てくるとパンチと右ミドル、それ以上入ってくると組むチュートンに中尾は攻める機会を潰されてしまい、判定3−0でチュートンが返り討ちにした。
▼第9試合 日本ミドル級 3分3R
○ゲン・カー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級2位)
判定3−0 ※29−29、30−29、30−29
●喜多村誠(伊原/同級1位)
両者は昨年3月に対戦し、ゲンが判定勝ちを収めている。喜多村のリベンジなるか?
1Rは喜多村がパンチとローで攻めるが、ゆったりとしたゲンのリズムで試合が進む。ゲンは喜多村の攻撃をディフェンスして、右ミドルとヒジを返す。
2R、右ローを軸にパンチから縦ヒジも繰り出す喜多村。ゲンは右ミドル、下がりながらのヒジを狙う。喜多村はゲンの蹴り足をキャッチしてのボディブローからパンチのラッシュをかけるが、ゲンは組み付く。
喜多村のローを嫌がり、ロープを背負って前蹴りで喜多村を近づけさせない。
3R、ゲンは徹底してロープまで下がり、向かって来る喜多村へ右ミドルと前蹴り。パンチを当てたい喜多村だが、ロープを背負って蹴りを出すゲンを攻め込むことが出来ない。喜多村は空回りさせられ、蹴りで攻めさせなかったゲンが喜多村を再び破った。
▼第7試合 63.5kg契約 3分3R
○HIROYA(TRY HARD/K-1甲子園2008優勝)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●トーマス中村(市原/日本ライト級7位)
『K-1甲子園2008』で優勝するなど、これまでK-1で活躍してきたHIROYAが新日本キックのリングに初登場。日本ライト級7位のランカーで、8勝9敗12分のトーマスが迎え撃った。
1R、右ローを主軸に攻めるHIROYAにトーマスはパンチとテンカオを合わせていく。HIROYAがボディブローと右ローのコンビネーション、トーマスは右ミドルを返す。HIROYAは左ミドルも混ぜながらパンチから右ローのコンビネーションで押していくが、打ち終わりにトーマスの右ストレートを被弾する場面も目立つ。
2R、前に出るHIROYAはボディから頭部へつなげるパンチのコンビネーションから右ロー。左フックからの右ローを何度も決める。
しかし、コンビネーションを打ち終わると左手が下がるところを狙われ、トーマスの右ストレートも度々HIROYAを捉える。
K-1では禁止されていた組んでのヒザ蹴りでも応戦するHIROYA。左ボディブローをヒットさせるが、やはり右ストレートをもらってしまう。
3R、右ローを連打して前へ出るHIROYAにトーマスは右のパンチからの連打。HIROYAは左フックからの右ローを放つが、トーマスが右ストレートを狙い撃ちする。HIROYAが組んでのヒザ蹴りから首相撲でコカすという場面を見せ、右ローからパンチの連打、再び右ローと倒しに行く。残り時間が少なくなると右ローの連打、そしてバックブローも繰り出したHIROYAが、判定勝ちで新日本キック初戦を勝利で飾った。
▼第6試合 日本ライト級 3分3R
○直闘(治政館/同級3位)
判定2−0 ※28−27、27−27、28−27
●佐々木超一(伊原/日本ウェルター級4位)
▼第5試合 日本ライト級 3分3R
○勝次(藤本/同級5位)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●ジョニー・オリベイラ(トーエル)
▼第4試合 日本バンタム級 3分3R
○古岡大八(藤本)
判定2−0 ※30−29、30−29、29−29
●阿部泰彦(JMN/同級4位)
▼第3試合 日本フェザー級 3分2R
○春樹(横須賀太賀)
判定2−0 ※20−19、20−19、20−20
●早草日記(治政館)
▼第2試合 62kg契約 3分2R
○木村旭洋(伊原)
KO 1R2分37秒
●桜 聖司(大分)
▼第1試合 日本ミドル級 3分2R
○笠島竜二(トーエル)
判定3−0 ※三者とも20−19
●寺田貴浩(治政館)※デビュー戦
★トリプルメイン3(石井宏樹vsウティーチャイ・ソー・プィロムトーン)、トリプルメイン2(江幡塁vsエッガラート・KBA)、トリプルメイン1(宮本武勇志vs斗吾)の結果はこちら
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