ニュージャパンキックボクシング連盟/拳之会
「NEW JAPAN BLOOD 4」
2011年4月17日(日)岡山・山陽ハイツ体育館
開場14:00 開始14:30
写真&レポート=高崎計三(ソリタリオ)
▼メインイベント(第7試合) 56.5kg契約 3分5R
○国崇(拳之会/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者)
KO 4R2分19秒 ※3ノックダウン、左ボディ
●チョン・ジェドン(韓国/2008IFMAムエタイトーナメント優勝、大韓ムエタイ協会バンタム級王者)
※4R、チョンはパンチ連打、左ボディでもダウン。
2007年に岡山市で行われて以来4年ぶり、地元・倉敷では5年ぶりの開催となった拳之会主催興行。
この間にエース・国崇がWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者となり、元NJKFフライ級王者の高橋拓也も交通事故による負傷から復帰。久々に2トップが揃っての大会には、超満員の観客が詰めかけた。
メインでは国崇が韓国のバンタム級王者チョン・ジェドンを迎え撃った。パンチ中心の攻めに加え、バックヒジなども織り込んでくるチョンに対し、国崇は2Rには得意の飛びヒザ、左ボディを繰り出して攻勢に。
だがその直後、チョンが倒れたところに蹴りを放ってしまい、59戦のキャリアで初の減点を食らってしまう。しかし、国崇はペースを崩すことなく攻め、3R終盤には左ボディ、ヒジ、前蹴り、右ハイと畳みかけて圧倒すると、4Rにはコーナーに詰めてのパンチ連打でダウンを奪う。
逃げ腰になったチョンを追って左ボディで立て続けにダウンさせ、KO勝ちをもぎ取った。
勝った国崇はマイクを取ると、リングサイドの斎藤京二NJKF理事長に「理事長どうですか! もう一本ベルトがほしいです!」と、WBCムエタイ世界王座への挑戦をアピール。日本人として初めてWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得した国崇が、さらに高い目標へと照準を定めた。
▼セミファイナル(第6試合) 52.5kg契約 3分5R
○高橋拓也(拳之会/元NJKFフライ級王者・現NJKFフライ級2位)
判定3−0 ※三者とも49−46
●南RISING一治(誠至会/NJKFスーパーフライ級10位)
※5R、南は左ボディでダウン。
バイク事故により一度は現役断念も考えたという高橋拓也が復帰4戦目。この試合から改名した南RISING一治(誠至会)の素早い動きに序盤こそ押さえる場面もあったが、2Rにローキックとボディが当たり始めたあたりからペースを握る。
5Rには前蹴りで上体をくの字にさせた上で終了間際に左ボディでダウンを奪い、判定勝ちを収めた。地元での試合で緊張もしたという高橋だが、「またベルトを巻きたい」と顔をほころばせた。
▼第4試合 ヘビー級 3分3R
○白神昌志(拳之会)
判定3−0 ※30−26、30−27、26−23
●ファック岸田(岸田式ランバル)
※岸田は1Rにヒザとパンチ連打、2Rに右フック、3Rに右フックで、白神は1Rに右フックとパンチ連打で、それぞれダウン。
昨年9月にIGF・JCBホール大会にも出場している拳之会期待のヘビー級戦士・白神昌志が公式戦デビュー。キャリアでは大きく上回るファック岸田(岸田式ランバル)を相手に1Rから2つずつのダウンを奪い合うヘビー級ならではの大乱戦で場内は大歓声。2、3Rにも大激戦の中ダウンを重ねて判定勝利でデビューを飾った。
▼第5試合 68kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○川口龍哉(武勇会/MA日本ウェルター級7位)
延長判定3−0 ※三者とも10−9
●白神武央(拳之会/KCJスーパーウェルター級5位)
※本戦判定は30−29、30−30、29−30
▼第3試合 BONITA BOXEO 50kg契約 2分3R
△恵(日進会館)
ドロー 判定0−0 ※三者とも29−29
△すずな(魁塾)
▼第2試合 72kg契約 3分3R
○渡部剛和(拳之会)
不戦勝 ※山口がウォーミングアップ中の負傷によりドクターストップ
●山口正泰(勇健塾)
▼第1試合 スーパーライト級 3分3R
△木曽 徹(青春塾)
ドロー 判定1−0 ※30−30、29−29、30−29
△勇哉(勇健塾)
▼NEXT LEVEL第5試合 一般女子 -48kg契約 3分2R
△土居順子(誠至会)
ドロー 延長判定1−1 ※10−9、9−10、10−10
△藤澤ノリ(拳之会)
※本戦判定は1−1(20−19、19−20、19−19)
▼NEXT LEVEL第4試合 ジュニア -60kg契約 2分2R
△小椋光人(拳之会)
ドロー 延長判定0−0 ※三者とも10−10
△西川翔貴(岡山ジム・水島道場)
※本戦判定は1−0(20−19、20−20、20−20)
▼NEXT LEVEL第3試合 ジュニア -50kg契約 2分2R
△西田京介(勇健塾)
ドロー 延長判定1−0 ※10−9、10−10、10−10
△平野大稀(拳之会)
※本戦判定は1−0(20−19、20−20、20−20)
▼NEXT LEVEL第2試合 ジュニア -45kg契約 2分2R
○浦上海士(龍生塾・姫路支部)
判定2−0 ※20−19、20−20、20−19
●平野凌我(拳之会)
▼NEXT LEVEL第1試合 ジュニア -35kg契約 2分2R
○坂本拓海(日進会館・宮原道場)
KO 2R1分30秒 ※右ミドルキック
●荒木裕雅(拳之会)
※1R、荒木は右フックでダウン
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