▲ジュエルスvsヴァルキリーの対抗戦・大将戦でスギロック(中央)が勝利し、ヴァルキリー軍が勝ち越しを決めた
マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「東日本大震災復興支援チャリティー大会
女子総合格闘技ジュエルス 14th RING」
2011年5月14日(土)東京・新木場1st RING
開場17:30 開始18:00
▼メインイベント(第7試合) JEWELSvsVALKYRIE対抗戦 JEWELS特別ルール −48kg契約 5分2R
○スギロック(和術慧舟會A-3/VALKYRIE)
一本 1R4分6秒 ※チョークスリーパー
●瀧本美咲(空手道禅道会横浜支部/JEWELS)
※JEWELSvsVALKYRIE対抗戦は3勝2敗でVALKYRIE軍が勝利
今大会で開戦した女子総合格闘技の2大団体、ジュエルスとヴァルキリーの対抗戦は2勝2敗のイーブンで大将戦を迎えた。ジュエルス軍の大将は12勝11敗3分のベテラン瀧本、ヴァルキリー軍の大将は3戦3勝無敗のスギロック。
1R、瀧本のジャブにスギロックは左右のロー。瀧本は右フックをヒットさせると連打にいくが、スギロックが組み付く。足をすくってテイクダウンするスギロックに、瀧本は下からの腕十字狙い。
スギロックは上に乗りなおしてサイドポジションに。腕十字狙いからバックを奪い、スリーパーの体勢になる。場内からは「落とせ!」コール。後方へのパンチで抵抗した瀧本だったが、レフェリーがストップし、スギロックが一本勝ち!
ジュエルスvsヴァルキリー初の対抗戦は、3勝2敗でヴァルキリー軍が勝利! スギロック陣営はヴァルキリーの旗をジュエルスのリングに高々と掲げた。
スギロックは「とりあえず勝てたのでホッとしました。瀧本さんは打撃が上手いので、今回は寝技でいこうと思っていました。ジュエルスでは瀧本さんが48kg級で一番なので、今後はどうかなと思う」と、いきなりジュエルスのトップを喰ってしまったことで今後の対抗戦の相手がいないと語った。
尾薗勇一ジュエルス代表は「悔しいですね。MIYOKO選手と瀧本選手は勝つと思っていたんですが……。スギロック選手は衝撃的な強さでした。48kgはもういません(苦笑)。しかし、ジュエルスは52kg級に強い選手が多いので7月大会ではリベンジしたい」とし、佐伯繁DEEP代表は「マッチメイク次第ではジュエルスが終わっちゃいます。その危険性がある。ちょっとヤバイ流れです」と警鐘を鳴らした。
一方、勝利を収めた茂木康子ヴァルキリー・プロデューサーは「ヴァルキリーには52kgにも強い選手がいっぱいいるので返り討ちにします。ジュエルスのっとり計画第一弾は成功。次も頑張ります」と、勝利宣言した。
▲ライト級女王・浜崎(左)が石岡を判定2-1で下す
▼セミファイナル(第6試合) JEWELSグラップリングルール ライト級(-52kg)契約 4分2R
○浜崎朱加(AACC/初代ライト級女王)
判定2-1
●石岡沙織(空手道禅道会小金井道場)
JEWELS初代ライト級女王・浜崎と、旗揚げ戦からのエース・石岡との“女王vsエース”対決は打撃なしのグラップリングルールで行われる。戦前、浜崎は「自分の得意な分野なので必ず一本で勝ちます」と一本勝ち宣言している。
1R、支え釣り込み足で浜崎がきれいにテイクダウンを奪うと、場内からはため息が漏れる。
石岡のハーフガードを浜崎がパスガードしてサイドポジションを奪い、腕十字を取りにいったが、石岡がリバーサルに成功する。
ブレイク後、石岡のタックルを潰した浜崎が腕十字! 石岡は起き上がって防ぐが、浜崎はすぐにサイドポジションをキープ。再び腕十字の体勢を作り、ブリッジと足を使って暴れる石岡が何とか解除に成功した。
2R、石岡の片足タックルを潰し、浜崎がアームロックにいくが、石岡が立ち上がる。ここで石岡が外掛けでテイクダウン! バックマウントを奪うと場内は大きくどよめく。スリーパーの体勢になる石岡だったが、浜崎は向き直ることに成功して上になる。
石岡の右腕を石岡の背中側でロックする浜崎。石岡はクロスガードでこれを解除し、下からのアームロックから立ち上がろうとする。
抑え込もうとした浜崎をフロントチョークで捕らえる石岡! その体勢のまま終了のゴングが鳴り、石岡はガッツポーズ。判定は2-1のスプリットデシジョンで浜崎に凱歌が上がったが、不利と見られていたグラップリングルールでの石岡の健闘に拍手が送られた。
試合後、浜崎はジュエルスvsヴァルキリー対抗戦について「高林(恭子/ALIVE)さんとやってみたいです」と名前を挙げ、「辻(結花/闇愚羅)さんともやってみたい。やらせていただけるなら7月でもやります」と2人の名前を挙げた。
▲長野(右)が半年ぶりの試合で一本勝ち
▼第5試合 JEWELS公式ルール -54kg契約 5分2R
○長野美香(CORE)
一本 1R1分40秒 ※腕ひしぎ十字固め
●村田恵実(AACC)
長野は新しい入場曲としてAKB48の大ヒット曲「ポニーテールとシュシュ」で入場。場内は手拍子で盛り上がる。前回のハム・ソヒ戦から半年近く試合間隔が空いた(昨年12月17日=判定負け)ため、「心機一転、リセットするつもりで」入場曲とコスチュームを一新したという。
1R、上背で優る村田が顔面への前蹴り、長野は組み付くと片足を持ち上げてグラウンドに持ち込む。さっそく得意の腕十字の体勢を作るが、村田は上から押し潰す。それでも足を伸ばし、背中を反らして極めにかかる長野。ここでレフェリーがストップに入り、長野が鮮やかな一本勝ちで歓声を受けた。
★第4試合(SACHIvsMIYOKO)〜オープニングファイトはこちらはこちら
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