▲AZUMA(右) が神風を下してジュエル初のキックルール、メインイベントで勝利
マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「東日本大震災復興支援チャリティー大会
女子総合格闘技ジュエルス 13th RING」
2011年5月14日(土)東京・新木場1st RING
開場12:00 開始12:30
▼メインイベント(第7試合) JEWELSキックルール −57.15kg契約 3分3R
○AZUMA(y-park/NJKF BONITA BOXEO初代フェザー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-29
●神風萸暉美(かみかぜ・ゆきみ/神風塾)
ジュエルス初となるキックルール3試合の大トリを務めるのは、かつて女子総合格闘技大会スマックガールに参戦したこともあるNJKF BONITA BOXEO初代フェザー級王者のAZUMA。
対するは熊本のキックボクシングジム「神風塾」から参戦した神風は自らの得意技を“ハンマーパンチ”と公言する170cmの長身豪腕ファイターだ。
1R、演歌の入場曲に般若の面で入場した神風に、AZUMAが左ミドルで先制。パンチの連打とロー、ヒザのコンビネーションで神風を圧倒する。
AZUMAの左ミドルが再びヒット、これで動きが止まる神風にAZUMAがパンチとローのコンビネーション。神風はブロックを固めながら左右のストレートとヒザを突き上げる。接近戦を仕掛ける神風にAZUMAは左ボディを2発決めた。
2R、パンチを連打して前に出る神風は接近するとヒザ。やや押されたAZUMAが、左ボディと右ロー、左ミドルで反撃。ガムシャラに前へ出る神風のボディを左ストレート、ヒザ、左ミドルで攻めるAZUMA。
残り30秒で神風が左右ストレートでラッシュをかけて押していき、AZUMAはヒザを返すのみになってしまう。
3R、左右ストレートで前に出る神風、ここでAZUMAがようやく前蹴りで距離をとってパンチを当てていく。右のカウンターと右ロー、ヒザ蹴りで攻めるAZUMAだが、神風は攻撃をもらっても全く怯むことなく前へ出続ける。
AZUMAがバックキックからヒザ、手を出し続ける神風とヒザで迎え撃つAZUMA。
ガムシャラに立ち向かっていく姿で観客を沸かせた神風だったが、攻撃を的確にヒットさせていたAZUMAが判定勝ち。熊本からの刺客を撃退した。
AZUMAは「総合の大会でメインイベントをやらせてもらえたのは嬉しかった。自分の試合ではキックボクシングの面白さを(総合格闘技のファンに)伝えられませんでしたが、前の2試合が面白かったので伝えられたと思います。今後もジュエルスでキックボクシングをやらせてもらえるのなら、気持ちを強くして鍛え直してきたいと思います」と語った。
また、試合後に尾薗勇一ジュエルス代表は「今後もジュエルスでは総合格闘技だけではなく、キックボクシング、シュートボクシング、グラップリングの試合を組んでいきます。女子選手の活躍の場を増やしたい。女子格闘技はまだパイ(選手とファンの数)が小さいので、大きくしていきたい」と、ジュエルスを「全ての女子格闘技選手が美しく輝くための夢の舞台にしていく」というコンセプトを明らかにした。
▲顔面前蹴りを決めた岡田(右)だったが試合はドロー
▼セミファイナル(第6試合) JEWELSキックルール -47kg契約 2分3R
△岡田 円(総合格闘技闇愚羅/新極真会全日本ウェイト制・女子中量級2連覇)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29、30-30
△百花(T.B.NATION)
新極真会全日本ウェイト制・女子中量級2連覇の実績を持つ打撃を武器に、総合&シュートボクシングで活躍していた岡田が1年9カ月ぶりに復帰! 完全復活への第一歩として、今回はキックルールでジュエルスのリングに登場する。
対するは『DEEP-KICK』など関西方面で活躍中の百花。現在18歳の若手の有望株であり、かつて驚異の10代ファイターとして活躍していた岡田が、迎え撃つ立場で10代の成長株と対戦する形となった。
1R、飛び込んでの連打で攻める百花が連打を決める。岡田が近づいてくるところへ右フック、すぐにステップを使って離れる。ステップインとアウトを繰り返し、岡田に接近戦を許さない百花。
2R、岡田が顔面前蹴りからのパンチ、右ハイキックからのパンチ、蹴りからのコンビネーションを決め始める。百花はステップインとアウトでパンチにつなげていくが、真っ直ぐ下がるところで岡田のパンチに捕まる。残り10秒で岡田が左ハイキックから左右のフック、ロープを背負いながらも百花は左右フックを打ち返す。
3R、岡田が上段後ろ廻し蹴りからパンチで突っ込むと、そこに右フックを合わせる百花。岡田の左ハイキックをもらっても百花はフックで前に出る。残り時間1分で岡田が蹴りからパンチのラッシュ、右ストレートを突き刺し、接近するとヒザ蹴り。百花をロープに押し込んで連打する。ヒザ蹴りから入って左右フック、そしてまたヒザ蹴り。百花も左右のフックで激しく打ち合い、場内を沸かせた。
判定は岡田に1ポイント入るがドロー。試合内容を観客に評価されたか、両者には大きな拍手が送られた。
★第5試合(林美久vs神風莉央)〜オープニングファイト第1試合はこちら
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