▲右のパンチを的確に当てて行ったサウスポーの冨樫(右)
サステイン
「東日本大震災支援チャリティ
SHOOTO GIG TOKYO VOL.6」
2011年5月28日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始18:30
▼メインイベント(第8試合) ウェルター級 5分3R
○冨樫健一郎(パラエストラ広島/同級世界3位)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●小知和晋(=こちわ・しん/和術慧舟會東京本部)
現在、世界ウェルター級3位で、世界タイトルにも挑戦経験がある冨樫が約10カ月ぶりに復帰し、小知和と対戦する。
小知和は今年2月の修斗新宿FACE大会でTKO勝利を収めるなど、修斗公式戦では8戦5勝(4KO)という高い勝率。
キャリア&実績で上回る冨樫か? それともランキング入りを目指す小知和か?
1R、サウスポーの冨樫は右手を開いたままジャブのように前へ出し、小知和の左手(前の手)を軽く叩く。ムエタイの選手が自分の間合いをとるためと相手のジャブを殺すために使う技だ。
小知和はこれに対してジャブを突いて行くが、冨樫は避けるかパーリング(手の平で相手のパンチを払う防御技術)でかわして逆に右のパンチを当てて行く。
2Rも同様に間合いをコントロールして行く冨樫。小知和が間合いに入ってこようとすれば右のパンチを合わせ、小知和が右のパンチで下がれば左ボディフックを叩き込む。
なかなか間合いに入れない小知和は左右のフックを思い切り振り回すが、自分の間合いで戦っている冨樫は避けるかパーリングでかわしての右フック。小知和は鼻から出血する。
3R、小知和が身体を左右に振りながらプレッシャーをかけ、前に出て行く。しかし、冨樫は自分のペースを崩さず右手を小刻みに出して間合いをとり、小知和の左右フックはパーリングでかわす。残り30秒で小知和が左右フックのラッシュを仕掛けたが、冨樫のディフェンスを崩すことが出来ず、冨樫が身上とする“打たせずに打つ”戦い方で復帰戦を勝利で飾った。
▲上のポジションをキープして手堅く勝利を収めたデルモ(上)
▼セミファイナル(第7試合) ライト級 5分2R
○ガイ・デルモ(GUTSMAN修斗道場)
判定3-0 ※三者とも20-18
●矢地祐介(KRAZY BEE/2009年同級新人王&MVP)
日本で総合格闘技を学ぶアメリカ人のデルモは、ここまでの戦績が7勝5敗2分と殻を突き破れないでいる。一方の矢地は山本“KID”徳郁率いるKRAZY BEEのホープ(20歳)で、戦績は4勝2敗。
1R、右ストレートで飛び込んだデルモは片足タックルを仕掛け、片足を持ち上げてのテイクダウンに成功する。上になったデルモはしっかりと抑え込みながらコツコツとパンチや鉄槌を矢地に浴びせて行き、矢地は何度か起き上がろうとするも、その度にデルモに寝かされてしまう。
ラウンド終了間際、デルモを蹴り飛ばして立ち上がることに成功した矢地は、パンチから左ハイキック! しかし、デルモがまたもタックルで矢地を倒す。
2R、ロー&ミドルキック、ジャンプしてのパンチを繰り出すデルモに矢地はパンチで仕掛けて行く。しかし、思い切った左ストレートを繰り出したところでデルモに両足タックルを合わされてテイクダウンされてしまう。上になったデルモは矢地の頭部を両足で挟み込み、ボディや側頭部にパンチを見舞う。同じ体勢が長く続き、ラウンド終了間際にはアームロックに行ったデルモ。終始、上のポジションをキープしたデルモが判定で勝利した。
▲飛びヒザ蹴りを決めた越智(左)
▼第6試合 バンタム級 5分2R
○越智晴雄(パラエストラ愛媛)
KO 2R2分10秒 ※左フック
●ランボー宏輔(パラエストラ千葉/2010年同級新人王&敢闘賞)
昨年のバンタム級新人王に輝いたランボーと、5勝2敗1分の越智という“バンタム級ホープ対決”が実現した。
1R、低い体勢から左右のフックを繰り出しながら前に出る越智に対し、ランボーは蹴りからのパンチで応戦。ほぼパンチオンリーの越智をタックルでテイクダウンしたランボーだが、越智は立ち上がる。
すぐに左右フックで攻め込む越智にランボーもパンチを返し、左フックで越智が大きく後退。ランボーがコーナーへ詰めてパンチの連打!
今度は越智がタックルに行き、これを潰してランボーが上になる。両足で越智の頭部を挟み込むと、越智はそのまま立ち上がってランボーをマットに叩き付けた。
それでも放さなかったランボーだが、越智が頭を抜いて上になり、すぐにランボーが下からの腕十字! これも越智が持ち上げて腕を抜き、すぐに殴りかかる。
2R、タックルに来た越智をフロントチョークの体勢に捕らえるランボー。越智は首を抱えられたまま立ち上がり、ランボーが腕を放すと再び左右フックで前に出る。ランボーもパンチで打ち合うが、越智が突然、飛びヒザ蹴りを発射!
これがランボーの顔面に炸裂する! ランボーもすぐにパンチを打ち返そうとするが、越智の右フックが決まり、続いて右フックのフェイントから前に飛ぶ込むような左フックがクリーンヒット!
バッタリと倒れて大の字となったランボー。レフェリーは即座に試合をストップし、越智が新人王からKO勝ちを奪った。
▼第5試合 2011年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級 5分2R
○山本賢治(修斗GYM東京)
KO 2R2分12秒 ※左フック
●竹内 稔(パラエストラ東京)
▼第4試合 2011年度新人王決定トーナメント2回戦 ライト級 5分2R
○加藤忠治(リバーサルジム横浜グランドスラム)
判定3-0 ※20-18、20-17、20-71
●鈴木淑徳(パラエストラ松戸)
▼第3試合 2011年度新人王決定トーナメント2回戦 ウェルター級 5分2R
○粕谷優介(秋本道場JungleJunction)
一本 1R4分47秒 ※スリーパーホールド
●藤石義和(ピロクテテス新潟)
▼第2試合 2011年度新人王決定トーナメント1回戦 ライト級 5分2R
○大道翔貴(ゼロ戦クラブ)
一本 2R4分20秒 ※腕ひしぎ十字固め
●藤田ブロディ(パラエストラ松戸)
▼第1試合 フェザー級 5分2R
ー馬場勇気(ロデオスタイル)
試合中止
ー稲垣顕二郎(KRAZY BEE)
※馬場が減量中に極度の脱水状態となり、ドクターストップで欠場
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