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【リアルディール】達晃がRISEランキング戦でKO勝利「強い選手と戦いたい」

2011/07/24


リアルディール
「BATTLE EVENT REALDEAL 23」

2011年7月24日(日)福岡・Zepp Fukuoka
レポート&写真:池田博紀

▼メインイベント(第8試合) RISEスーパーフェザー級ランキング戦 3分3R
○達晃(REALDEAL GYM博多)
KO 2R ※右フック・セコンドからタオル投入
●TASUKU(REALDEAL GYM大森/RISEスーパーフェザー級ランキング10位)

 達晃は2010年4月25日BATTLE EVENT REALDEAL 16で行われた60kg級トーナメントで優勝し、九州60kg級のエースと言われる。しかし、その後は同年9月26日BATTLE EVENT REALDEAL 18で長堂“RIOT”雄司に判定で敗れ、2011年2月27日BATTLE EVENT REALDEAL 20では同門の桑野堅総(REALDEAL GYM)と激戦の末にドロー。今回のRISEスーパーフェザー級ランキング戦は、達晃にとって、東京進出の絶好のチャンス。対するTASUKUは自身が勝ち得たランキングを譲るわけには行かないと気合十分。

 1R、互いにパンチ主体で打ち合う。TASUKUは右ロー。達晃はコーナーに詰めるとパンチからのコンビネーションで右ハイキックを浴びせダウンを奪う。TASUKUは立ち上がるが、達晃がロープ、コーナーに詰めてからパンチからのテンカオ。

 2R、開始から激しい打ち合いとなる。達晃はパンチのコンビネーションで左ボディブローを織り交ぜ、テンカオ、バックキックなど多彩な攻め。コーナーに詰めるとパンチのラッシュ、バックスピンキックを放ち、続くパンチで達晃が再びダウンを奪う。

 TASUKUは立ち上がるとパンチで激しく打ち合い、ローキック、バックハンドブローを放つ。打ち合いでは達晃が上回り、コーナーにTASUKUを詰めるとパンチのラッシュとテンカオを浴びせ続け、TASUKUが完全に腰からダウン。そのダメージを見たセコンドがカウント途中にタオルを投入! 

  達晃がKOでランキング戦を勝利。勝利者インタビューでは「強い選手と戦いたい。K-1など大きな舞台に出て、僕が盛り上げたいです」とコメント。九州60kgエースが遂に東京進出の第一歩を刻んだ。




▼セミファイナル(第7試合) BATTLE EVENT REALDEAL vs M-1ムエタイ九州対抗戦・大将戦   63kg契約 3分3R
○チュートン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス九州)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−29
●キューピー(REALDEAL GYM)

 ここまでM-1ムエタイ九州勢が敗退している中で大将のチュートンがM-1ムエタイ九州の尊厳を守る為にリングに上がる。チュートンは100戦以上の経験がありながら、一度もKO負けしたことがないというベテランのムエタイ選手。新日本キックのリングで日本ライト級王者・中尾満(伊原)に2度対戦し、いずれも勝利。

  対するキューピーの肉体は完全な仕上がりで今回の試合に懸ける意気込みが伝わる。

 1R、チュートンが強烈な右ミドル。キューピーは破壊力重視のロング系のパンチで攻めるが、チュートンは柔軟なボディワークでクリーンヒットを許さない。逆にパンチの打ち合いになった際は右ストレートをチュートンがヒットさせ、組んだ際にもチュートンがヒザを入れる。

 2R、キューピーがパンチの連打で攻めると、チュートンはテンカオの連打で応戦。組んだらチュートンがヒザ蹴り。途中でキューピーが打ち合いを呼びかけ、「こい!」と手を広げる。チュートンは左右ミドル。

  試合中盤頃には、両者がパンチの打ち合いになり、キューピーが破壊力のあるパンチを繰り出すが、チュートンはクリーンヒットを許さず逆にパンチ、ミドルを浴びせる。

 3R、チュートンがサイドキック、組んでからの崩し。キューピーがパンチで攻めても、ボディワークで避け、テンカオなど蹴り技を浴びせ、ゆったりとしたガードの構えで、独特の間合いを使い3Rが終了。判定でチュートンが勝利。M-1ムエタイ九州勢の全敗を阻止した。




▼第6試合 REALDEAL GYM vs 神風塾  72kg契約 3分3R
○豊嶋亮太(REALDEAL GYM)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−27
●丈一朗(神風塾)

 1R、豊嶋はスピードを活かした攻めからの強烈な右ロー。その後もバックハンドブロー、右ハイキックにスピードを活かした攻めを行い、丈一朗が後手に回る展開。

 2R、豊嶋が右ロー、パンチでコーナーに丈一朗を詰めるとパンチのラッシュ。丈一朗もパンチを返すが、豊嶋はボディワーク駆使して容易にヒットを貰わず、スピードを活かした攻めで豊嶋が優勢。

 3R、豊嶋がスピードを活かし、ダッキング、ボディワークを駆使し丈一朗のパンチを避ける。組み合いになってもヒザ蹴り、パンチ。

  丈一朗は鼻などから出血してドクターチェックになるが、試合は続行。試合終盤は丈一朗も激しい打ち合いで攻めるが、ヒット数では明らかに豊嶋が有利。

  豊嶋が試合の主導権を握り、判定勝利。試合終了後は健闘した両選手へ会場から惜しみない拍手が送られた。豊嶋は16歳の若き高校生ファイターであり、その素質は将来期待できる選手であることを前回に引き続き実力で証明した。なお、REALDEAL GYM vs 神風塾はREALDEAL GYMが全勝で勝利を収めた。




▼第5試合 REALDEAL GYM vs 神風塾 70kg契約 3分3R
○森 孝太郎(REALDEAL GYM)
KO 3R ※左ローキック
●テツヒロ(神風塾)

 1R、187cmの上背のある森が左ロングストレート、前蹴りなど、有利なリーチ差を活かした戦法を取る。テツヒロもロングフックで攻めヒットを奪うが、森は間合いを詰めて組み付いて流れを止める。その後は森が前蹴りとロングストレートで突き放し、テツヒロが射程距離に入れない。

 2R、森が積極的に攻勢に移り、左右のストレート、組んでからのヒザ蹴りで攻める。テツヒロもローキックを返すが、森が飛びヒザ蹴りを繰り出し、コーナーに詰めると森が左右のパンチからヒザ蹴り。

  なんとかコーナーから脱出したテツヒロだが、ロープに詰められ飛びヒザ蹴りを浴びてしまいダウンを取られる。

 3R、テツヒロはフックで攻めるが、森がパンチからの左ローを浴びせ、ローでダメージを与える。森が左ローで2回ダウンを奪い、その後もコーナーに詰めてパンチからヒザ蹴り。ラストは首相撲からのヒザ蹴りと左ローを浴びせたところでレフェリーが試合をストップ。




▼第4試合 ジム対抗戦 博多vs小倉  60kg契約 3分3R
○四弐零(REALDEAL GYM博多)
判定3−0 ※三者とも30−28
●前田勇人(REALDEAL GYM小倉)

 1R、サウスポーの四弐零が右のパンチとローで攻め、前田はシャープな蹴り技を出す。手数では四弐零が右フック、右ジャブなど右のパンチを多用して攻めるが、前田もハイキックを返す。

 2R、四弐零の右のリードパンチを主体とした攻めでヒットを奪う、前田も右ハイキック、 右ミドルで応戦。

  ハイキックはスウェーバックで空振りさせられ、その後も四弐零の右のパンチを浴び、コーナーに詰められるなど、四弐零が優勢に試合を進める。

 3R、互いにパンチからのローキックでの削り合いになるが、前田の右ハイキックをバックステップで四弐零が回避。後半では四弐零がパンチのラッシュで前田からダウンを奪う。判定に入ると四弐零が3−0で勝利。




▼第3試合 ジム対抗戦 大森vs小倉 57kg契約 3分3R
○菅野善史(REALDEAL GYM大森)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−27
●前田義人(REALDEAL GYM小倉)

 1R、立ち上がりはパンチの打ち合いで互いに出方を見る様子見。菅野が偶然のバッディングで出血し、ドクターチェックが入るが、試合は続行。

  再開後はショートレンジでの激しい打ち合いになる。前田も右ハイキックを出すが、パンチでは菅野が力勝ちをし、パンチで前田からダウンを奪う。立ち上がる前田に菅野はロープに詰めてから左フックを浴びせ、前田の体勢が崩れそうになるなど、菅野が有利な展開で1R終了。

 2R、1R同様にショートレンジの打ち合いとなるが、菅野が優勢に試合を進める。前田も右ハイキックを出すが、ヒットを奪えず組み付いての膠着が目立つ。菅野がパンチで攻めると、前田も組んで膝蹴りを出すが、反撃の糸口が掴めない。

 3R、序盤に菅野のパンチを浴びて、前田が崩れるなど、際どいスリップダウンをする場面も。全ラウンドを通してショートレンジの打ち合いに徹する両者。手数では菅野が有利。

  前田もバックハンドブローなどを放つが、劣勢を覆すには至らない。菅野の左フックなどを浴びてしまい、前田にはダメージが見られる。判定では試合の主導権を握った菅野が勝利。




▼第2試合 BATTLE EVENT REALDEAL vs M-1ムエタイ九州対抗戦・副将戦  65kg契約 3分3R 
○吉田尚悟(REALDEAL GYM)
KO 1R ※左ヒザ蹴り
●NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM)

 1R、試合開始から吉田が左ハイキックを放つが空振り。明らかに威嚇の蹴りで、最初から自分の主力武器を見せつける。2発の左ハイキックでは、NOBU BRAVELYがスウェーバックで空振りさせる。吉田は貫通力のある左ストレートをダイレクトに放ち、テンカオ。

  NOBU BRAVELYもミドルを返し、パンチを出すが、吉田が打ち合いで鋭いテンカオ。これでNOBU BRAVELYがダウン。10カウント内に立ち上がれず吉田がKOで勝利。




▼第1試合 REALDEAL GYM vs 神風塾  57kg契約 3分3R
○大刃暁士(REALDEAL GYM)
KO 2R ※右ストレート
●MASASHI (神風塾)

 1R、大刃がパンチから右ミドル。MASASHIはパンチからローで攻めるが、手数で大刃が優勢の展開となり、右ストレート、右ミドルでヒットを奪う。MASASHIがロープ際などを背にするなど、大刃が優勢のまま1R終了。

 2R、大刃がパンチと右ミドルで攻めに入り、MASASHIがロープ、コーナーに詰められる。ロープ際で大刃のパンチのラッシュを浴び、コーナーに詰められて首相撲のヒザ蹴りを浴びMASASHIがダウン。立ち上がるMASASHIに対して、詰めに入った大刃がロープに詰めてパンチのラッシュとヒザ蹴りを浴びせるとレフェリーが試合をストップ。大刃が付け入る隙を与えずに文句なしの内容でKO勝利。



▼オープニングファイト BATTLE EVENT REALDEAL vs M-1ムエタイ九州対抗戦・先鋒戦  70kg契約 3分2R 
○白石厚司(KING EXCEED)※デビュー戦
KO 1R ※右ストレート
●小島光雄(BRAVELY GYM)  

  1R、小島はパンチからミドル。白石はパンチからローで攻める。白石がパンチの3連打を浴びせ、小島がダウン。立ち上がる小島は首相撲からのヒザ蹴りで攻めるが、白石の前蹴りでスリップダウンを奪われる。

  その後はフックを浴びて体勢が崩れ、ラストはパンチを浴びて再度、小島がダウン。これでレフェリーが試合をストップ。白石がデビュー戦、先鋒戦をKO白星で飾った。

 

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