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GBRの「REBELS」特集
“最強”ペトロシアンの超絶テクニックを動画で徹底分析!ペトロシアンが試合でよく使う技となぜ効果的なのかが分かる!梅野源治、藤原あらし、日菜太、闘魔、山本元気インタビューなど

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【レベルス】山本真弘がショータイム王座挑戦権を獲得!森井洋介はルンピニーの現役ランカーをKO

2011/10/23


REBELSプロモーション
「REBELS.9」

2011年10月23日(日)東京・ディファ有明
開場16:00 開始16:30

■IT'S SHOWTIME JAPANの部


▲山本(左)が右の飛びヒザ蹴りでダウンを奪い、板橋との再戦を制した

▼メインイベント(第13試合) IT’S SHOWTIME世界61kg級王座挑戦者決定戦 61kg契約 IT’S SHOWTIMEルール 3分3R延長1R
○山本真弘(藤原敏男スポーツジム/元全日本フェザー級王者、Krushライト級グランプリ2009&Kick Returnトーナメント&IKUSA -U60 GP優勝)
判定5−0 ※30−27、30−27、30−27、30−28、29−28、
●板橋 寛(スクランブル渋谷/元RISEスーパーフェザー級王者)

 1R、サウスポーの両者だが、まずは山本がスピードのある動きを見せ、蹴りもスピードに乗った右インロー、左ローを出し決めていく。板橋も左ローを決めるが、山本は右フック→左ローの対角線コンビネーション。板橋が出てくると、山本はフットワークしてロープ際を逃れる。

 山本が左ボディを入れれば板橋は左フックを返し、しかしその直後山本も右フックをリターンする。山本は軽快な動きで左右のローを多用。だが、板橋も左ローをよく当てている。山本は前蹴りを送り、板橋がパンチをリターンしてきてもブロッキングで当てさせない。板橋が距離を詰めんとしても、サークリングでかわし上手く圧力をかわしていく。

 2R、山本はジャブと前蹴りを送り、板橋の前進をけん制。しかし板橋は距離を詰めてワンツーを送る。山本は変わらずローを放っていくが、板橋もそこへストレートでカウンターを狙う。板橋はストレートのプレッシャーで山本の注意を上に引きつけ左ロー。

 山本も左ローを返し、板橋の左ストレートはスリッピングアウェーで首をひねって威力を殺す。板橋は右ジャブの手数を増やし当て始めるが、ここで山本は右飛びヒザを放ってヒット。しかし板橋は動ぜず直後に右フックを振るい当て返す。ともにローを当て合う両者。そこから板橋は右フックを当て、山本がこの後で出ようとすると左ストレートを見せけん制する。

 3R、板橋はジャブを多く突き前に出る。ここで山本は顔面前蹴りを突き刺すが、板橋はこれで止まらない。ならばと山本は手で押してのローキック。だが、板橋はすぐ前に出返してくる。ローの蹴り合いはこのラウンドも続き、やや板橋に分があるように写る。山本はオーソドックスにも変わって右インロー、右ミドルと蹴っていく。

 そして、ここで山本は2Rに続いて再び飛びヒザを放ち、これが的確にとらえ板橋が一瞬間を置いた後でダウン! 立ち上がった板橋はダウンの挽回に向かい、左ストレート、アッパーに力を込めるが、山本もアッパーを返し、再度の飛びヒザを放って応戦。山本はよく見て板橋の攻撃をかわし、終了までしのぎ切る。

 判定は5-0で山本。拮抗状態を打ち破る、最終ラウンド跳びヒザでのダウンで勝負を決定づけた。試合後、山本は飛びヒザは試合のための隠し玉であり、サウスポー同士では死角となり見えない技であることを種明かし。

 ローで意識が下に落ちた、3Rに入ってから放つのも作戦で、「今回は作戦勝ちです」とした。これでショータイム世界61kg級王座の挑戦権を手にした山本は「次は必ず(ベルトを)獲って会場に戻ってきますんで、応援よろしくお願いします」と試合後マイクで宣言。控え室ではタイトルマッチの日程が決まるのを「待ちます」と話した。



▲日菜太(右)が強烈な左ミドルでミンチョルをKO

▼第12試合 70kg契約 IT’S SHOWTIMEルール 3分3R
○日菜太(湘南格闘クラブ/初代RISE70kg級王者)
KO 1R1分1秒 ※左ミドル
●ペク・ミンチョル(韓国)

 ペトロシアンに完敗を喫した日菜太が3ヵ月ぶりに臨む再起戦。対戦相手のペクは16戦13勝の戦績を持つ韓国の18歳だが、試合は日菜太の圧勝に終わる。

 風格すら感じさせる落ち着きで向き合った日菜太は、前足をグッと踏み込み、体を上下させるフェイントからさっそく左ミドル。これをペクの腕とわき腹に打ち分け、ボディをとらえた1発でペクのガードが落ちると、すぐさま左ストレートで襲いかかる。

 そこから連打でロープに詰めた日菜太だが、ここはつんのめるようにスリップして倒れてしまいレフェリーがブレイク。しかし再開すると、軌道の読みにくい左ミドルを再びペクのわき腹にすべり込ませ、これでペクがうずくまる様に沈んでノックアウト。

 完勝ならびに圧勝で復活を果たした日菜太は、来年1月にオランダ開催のショータイムでドラゴ戦が決まっているが、「今日の試合は納得がいかなかったので、もっと骨のある相手と11月の終わりか12月のはじめにやらせてください」と年内もう1試合とアピールしてい



▲左ハイキックでダウンを奪った渡部(左)が連敗から脱出

▼第11試合 ウェルター級 IT’S SHOWTIMEルール 3分3R 
○渡部太基(わたべ・だいき/藤原敏男スポーツジム/WPMF日本ウェルター級王者)
判定5−0 ※29−27、29−27、29−28、29−26、29−26
●喜入 衆(きいれ・とも/フォルティス渋谷/J-NETWORK/元J-NETWORKスーパーライト級王者)

 1R、サウスポーでステップを踏み左右のローで行く渡部に対し、喜入は力を込めた右ミドルを返す。序盤の早い段階でフックを入れ喜入をグラつかせた渡部だが、すぐには行かずそのまま左ローを打ち込み効かせていく。

 喜入はローを嫌ってか前に出て組みつき、ボディにヒザを入れていく。逆にこのヒザを嫌った渡部は、距離を開けるとこの瞬間を逃さず左ハイを打ち込んでいく。

 2R、喜入はローを封じんとするためか、距離を詰め組みついてヒザ蹴り。渡部は中間距離を保たんとするのだが、喜入はミドル、ローを交換させた後、前に出て組みついてくる。

 だが組みつかれていた渡部だが、喜入をプッシュして一瞬距離ができるとそこで左ハイを放ってヒット。喜入はこれに片膝をつくようになってしまいダウンが宣せられる。渡部はさらに追撃せんと出るのだが、再びのハイの後、ショータイムルールでは反則となっているバックブローを勢いに乗り見舞ってしまい減点1。しかし息を整えた喜入が出ようとすると、これは左インローを連発して渡部がストップする。

 3R、渡部は左インローと左ハイで喜入の前進をストップ。喜入は右ストレートと左フックに力を込めるのだが、距離が離れているため見切られてかわされてしまう。しかし渡部はここから疲れが見え始め、喜入の前進が目立ち始める。

 だが、それでも渡部は左ミドルを連発し、喜入の右ストレート、左フックに対抗。最後は喜入の左右フックと渡部の左ミドルが飛び交う中ゴングが鳴らされる。判定は5-0で渡部。ベルト獲得後連敗でスランプに見舞われたが、ようやくの白星となった。



▲バックキックも決めた出貝がヨーラダップを判定で下す

▼第10試合 スーパーバンタム級 IT’S SHOWTIMEルール 3分3R 
○出貝泰佑(バンゲリングベイ・スピリット/WPMF日本同級8位)
判定5−0 ※30−29、30−29、30−28、29−28、30−28
●ヨーラダップ・ダーオペッリュウ(タイ/元ルンピニースタジアム認定ライトフライ級王者)

 1R、リング中央に立つヨーダラップに対し、出貝はリングを左右に回り、圧力を真正面から受けず避けていく。ジャンプしながらの蹴り上げ、ボディストレートでヨーラダップをけん制する出貝。これに対しヨーラダップは距離を詰めフックを振るって攻めんとする。両者まだ探り合いの状態か。

 2R、ヨーラダップは左ミドルを放ってくるが、出貝はこれを浴びても前に出て右ストレート、左フックをヒット。これを機に攻勢を強めんとするが、ヨーラダップは左ミドルを増やして出貝を遠ざける。出貝がこれに屈せず前に出てもヨーラダップは出貝のパンチをグローブを立ててブロックする。

 3R、ヨーラダップはグローブを立てて前に出る。出貝のローとパンチをカットしワンツー、左ミドルを放つ。しかし出貝は下がらず、逆にブロックしながら出てヨーラダップをロープに詰める。そして逃げ場がなくなったところでバックスピンキックをボディにヒット。

 これでヨーラダップが失速するとワンツー、右ローでコーナーに追い詰める。そしてバックスピンキックを追撃。さらに出貝は跳びヒザと止まらす、大技を印象づけて試合終了。最終ラウンドの攻勢で出貝が5-0で勝利した。



▲森井(右)がパンチ連打からのヒザ蹴りでクワンエークをKO

■REBELSの部

▼メインイベント(第9試合) フェザー級 WPMF日本ルール 3分5R
○森井洋介(藤原敏男スポーツジム/WPMF日本同級王者)
KO 3R1分49秒
●クワンエーク・ギャットカムポーン(タイ/ルンピニースタジアム認定同級10位)

 1R、森井はステップを踏み、そこからローを狙うが、長身のクワンエークは顔、胸、足と森井に前蹴りを飛ばしてくる。森井は的を絞らせないようステップで動いて左ミドルを放ち、続けて右フック。しかしこれはかわされ、クワンエークはジャブと前蹴りを出しながら前に来てヒジを振るってくる。しかし森井もヒジをバックステップでかわして当てさせず、逆にクワンエークの入り際に右フックを当てる。

 クワンエークは前蹴りから前に出て来るが、森井はこれを上手くさばいて当てさせない。そしてさばいた直後に左右のフックを力を込めて強振。そのうちの左フックでクワンエークをとらえる。さらに森井は左ロー、右アッパーとクワンエークに当てていく。クワンエークは前に出てヒジを振るって反撃するが、森井はかわして当てさせない。

 2R、森井はジャブから右ロー。クワンエークが組んで捕まえに来てもヒジを振るってこれから逃れる。長身のクワンエークは左ハイを放ってくるが、これは森井の首の上に乗っかるような形となり、森井はダメージを見せない。クワンエークは前蹴りを連発するが、森井は巧みにさばき、左ローを入れ、足から崩していこうとする。

  上手くクワンエークの意識をローで下に散らしたか、森井は繋いだ左右フックをヒット。クワンエークが捕まえようとして出てきても、森井は左回りのステップでこれを逃れる。しかしそれでも前に出てきたクワンエークが前蹴りから首相撲でとらえて森井にヒザを浴びせる。プッシングで突き放しローを当てる森井に、クワンエークは前蹴りから前に出て捕まえヒザ蹴りと攻める。

 3R、クワンエークが前蹴りから繋いだ左ハイが森井をとらえるが、森井は効いてないぞと身振りで表す。そして自らは左フック、右ローを返す。クワンエークのジャブを森井はヘッドスリップしてかわしていく。そしてその直後に左フック、ローキック。

 さらに森井はこのジャブをかわした直後の左フックでタイミングよくクワンエークをとらえ、森井は続けて右フックを繋ぎ、これにクワンエークはグラついて体勢を崩す。これを見た森井はすぐに襲い掛かり、左右フックをまとめ打ち。崩れゆくクワンエークの顔面にヒザも打ち込み、ダウンから立ち上がろうとしたクワンエークだが足がフラついてしまい、レフェリーがノックアウトを宣告した。

 試合後、マイクを取った森井は「みなさんに一つ聞きたいんですけど、12月に僕が日本人とやるの見たいですよね?」と、先月梅野源治が行ったマイクアピールを逆手に取ってやり返す。そして「(梅野は)なんか次の試合はスーパーフェザーに上げるみたいですけど、あっちだけスーパーフェザー、こっちはフェザーでもいいんで、逃がさない。捕まえる。言われっぱなしじゃカッコつかないんで、12月カッコつけたいと思います」と梅野戦へ気勢を上げ、リングを後にした。

★REBELSの部 第8試合(松本哉朗vs命)から第2試合(飯田なおvsキム・ヒギョン)はこちら

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