▲NKBフェザー級王者に輝いた夜魔神(やましん・左)を祝福する梅野源治
日本キックボクシング連盟/NKB実行委員会
「2012特攻シリーズ」
2012年2月11日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30
▲夜魔神(左)がヒザ蹴りで谷を追い込んだ
▼メインイベント(第11試合) NKBフェザー級タイトルマッチ 3分5R
○夜魔神(SQUARE-UP道場/同級3位/挑戦者)
TKO 5R1分10秒 ※ドクターストップ
●谷 真臣(真門/王者)
※夜魔神が第11代王者に、谷は2度目の防衛に失敗
谷は2010年10月に滑飛タイジを3RTKOで破り、第10代NKBフェザー級王者に輝くと、昨年9月にHIRΦKIを破り初防衛に成功。
対する夜魔神は、4月にフェザー級3位・猪ノ川真とドロー、10月に同級2位の滑飛を判定で下し、今回初のタイトル挑戦となった。夜魔神が勝てば、SQUARE-UP道場に初のベルトをもたらすことになる。谷が2度目の防衛に成功するのか、夜魔神が新王者になるのか。
1R、「離れてミドル、前蹴り、詰めてヒザ蹴りという作戦を立てていた」夜魔神は、その作戦通りの動き。谷はロー、右ミドル、ストレートを入れるも、夜魔神が距離を潰して首相撲からのヒザを入れる。
2R、夜魔神のプレッシャーの前に下がる谷。夜魔神の左ミドルが谷のボディをえぐると、谷は苦痛の表情を見せた。変わらず距離を潰して夜魔神が首相撲を仕掛ける。
3R、夜魔神は首相撲からヒザ蹴りの連打。谷は右わき腹の負傷を訴え、ドクターチェックが入る。谷の右わき腹は腫れており、夜魔神のセコンドからは「折れてる!」の声。
夜魔神コールの中、夜魔神はパンチの連打からヒザで追い込む。4Rも、谷の距離を潰して夜魔神が首相撲で優位に試合を進める。
5R、右ローからパンチで前進する夜魔神が首相撲へ。谷の顔面にヒザ蹴りをぶち込むと、谷が額をカットしドクターのチェックが入る。夜魔神がTKO勝利で新王者となった。
12戦目でチャンピオンに輝いた夜魔神は、WPMF世界スーパーフェザー級王者・梅野源治の地元(江戸川区)の先輩にあたるという。応援に駆けつけた梅野は「試合前に夜魔神さんとマンツーマンで首相撲を強化してきました。その練習の成果が出て良かった」と笑顔。
夜魔神も「谷選手はなかなか組ませてくれなかったけど、梅野君との秘密特訓で首相撲に自信がつきました」という。今後については「フェザー級のランカーとは一度やっている人ばかりなので面白くない。許されるなら防衛戦をしないでライト級に階級を上げたい」と二階級制覇を目論む。しかし、ライト級には実弟の大和知也がいることから「会長とじっくり相談して決めたい」とした。
▲滑飛タイジ(左)と佐藤祐平の激戦はドローに終わった
▼セミファイナル(第10試合) NKBフェザー級 3分5R
△佐藤祐平(TEAM-KOK/同級2位)
ドロー 判定1−1 ※50−48、48−50、49−49
△滑飛タイジ(テツ/同級4位)
▲ベム(右)の右ハイキックが炸裂しKO勝利
▼第9試合 NKBバンタム級 3分5R
○ベム(Dropout/同級3位)
KO 5R47秒 ※右ハイキック
●優介(真門/同級1位)
▲激しくパンチを交錯させる島田力(左)とヒノ拳
▼第8試合 NKBウェルター級 3分5R
○島田 力(渡辺)
KO 1R2分15秒 ※右フック
●ヒノ拳(Dropout/同級7位)
▼第7試合 NKBライト級 3分3R
△大心(SQUARE-UP道場/同級9位)
ドロー 判定1−1 ※28−27、28−29、29−29
△西尾ヒロカヅ(Dropout)
▼第6試合 NKBバンタム級 3分3R
○林 昌孝(京都真門/同級7位)
TKO 2R2分10秒
●佐藤直寛(八王子FSG/同級6位)
▼第5試合 NKBウェルター級 3分3R
○石井友紀(SQUARE-UP道場)
KO 2R2分45秒
●渡邉隼人(真門)
▼第4試合 NKBバンタム級 3分3R
○戸田昌伸(SQUARE-UP道場)
判定3−0 ※三者とも30−26
●大揮(京都真門/同級9位)
▼第3試合 NKBライト級 3分3R
○小林大将(水戸)
反則 3R2分24秒 ※星川の再三のローブローにより
●星山勝志(拳心館)※デビュー戦
▼第2試合 NKBフェザー級 3分3R
○森田圭輔(テツ)
KO 2R2分3秒
●前島英明(水戸)
▼第1試合 NKBミドル級 3分3R
○森 大地(JK国際)※デビュー戦
判定3−0 ※三者とも30−25
●石塚 拓(大塚道場)※デビュー戦
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