2月23日(木・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムにて、WBCムエタイ インターナショナル バンタム級王者・国崇(拳之会)が、同スタジアム認定バンタム級6位シンダム・ウォー.ルンニラン(タイ)と対戦した。
ラジャダムナンスタジアムはルンピニースタジアムと並ぶムエタイの2大殿堂で、この2つのスタジアムが認定するタイトルこそが真の世界王座と言われている。今回は現役ランカーのシンダムが対戦相手だけに、ここで勝利すればラジャのランキング入りの可能性も高い一戦となった。
1R、シンダムは距離を取りながら前蹴りと左ミドル。国崇もパンチから左右のローにつなげるが、シンダムはそれを受けてミドルとローを蹴り返す。シンダムは国崇のパンチやヒジ打ちを落ち着いて捌き、左右のミドルをタイミングよく当てていく。
2R、パンチのプレッシャーをかける国崇。シンダムは前蹴りとミドルで距離を取りつつ、首相撲になると国崇を顔を押し離す。パンチで前に出る国崇と下がりながら蹴りを返すシンダムという展開が続く。
3R、国崇がパンチのコンビネーションから左ボディ! シンダムがそこに強烈な右ミドルを蹴り返す。国崇が右ヒジで飛び込めば、シンダムも右ヒジを返し、一気に試合が激しくなっていく。シンダムは国崇の蹴り足をキャッチして右ローを蹴る。
首相撲の攻防になるとシンダムは国崇の顔を突き放すようにしてヒザ蹴りを連打! するとここで国崇がシンダムに背中を向けるような態勢を取り、一方的にシンダムのヒザ蹴りを受けてしまったためレフェリーが試合をストップ!(※タイでは首相撲の攻防で攻撃しなかった場合、レフェリーがTKO負けと判断することがある) 国崇にとってはランキング入りのチャンスを逃す悔しい敗戦となった。
2012年2月23日(木)タイ・ラジャダムナンスタジアム
<決定対戦カード>
○シンダム・ウォー.ルンニラン(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位)
TKO 3R
●国崇(拳之会/WBCムエタイ インターナショナル バンタム級王者)
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