パンクラス
「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」
2012年3月11日(日)東京・ディファ有明
開場14:45 ゲート・第1部開始15:15 第2部開始16:00
▲腕十字を狙いながら、コツコツと鉄槌を落す手塚基伸(左)
▼第8試合 バンタム級 5分3R
○手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会/同級4位)
TKO 2R1分12秒 ※レフェリーストップ
●曹 竜也(闘心/同級6位)
1R、お互いにサウスポーの両者。手塚の左ストレートと右フックが当たり、両足タックルで綺麗に曹をテイクダウンする。両脇を差した手塚はすぐにマウントをとり、曹のブリッジに合わせて腕十字! 曹が両手をクラッチしてディフェンスすると、手塚は曹の顔面に鉄槌!
これで曹が鼻から出血し、曹がグラウンドで上のポジションを取ったところでドクターチェックが入る。再開後、手塚が曹の体を蹴り離してタックル。
曹は手塚の脇の下に手を入れてネルソンの形で手塚をコントロールしようとするが、逆に手塚が上のポジションをキープ。曹が体を反転させて立ち上がると、出血量の多い曹にドクターチェックが入る。
2R、左の蹴りから前に出る曹だったが、逆に手塚の左ストレート、右フックがヒット!今度は曹の左目尻が切れる!
手塚がタックルに入り、グラウンドで上のポジションをとったところで三度、ドクターチェックが入り、曹の負傷を見て試合を止めた。試合後、手塚は「そろそろこれ(ベルト)お願いします!」とタイトル挑戦をアピールした。
▲サッカーボールキックを決める川原誠也(右)
▼第7試合 バンタム級 5分3R
−川原誠也(パンクラスTEAM FIGHT SUNS/同級3位)
試合不成立(ノーコンテスト)
−沼倉雄太(TRIAL/同級5位)
1R、川原が右ハイキック。沼倉のタックルを切ってヒザ蹴りを入れ、逆にコーナーを背負った沼倉にタックルを仕掛ける。距離が離れるとガードを上げて前に出る沼倉だが、川原はそこに前手のフック。そして川原が飛び込むような右ストレート!
これで沼倉が吹っ飛び、川原が左右のフック、そしてサッカーボールキック! レフェリーが試合をストップした。しかし川原がレフェリーの制止を振り切って沼倉に殴りかかり、沼倉・川原陣営がリングに上がり、リングは一時騒然。川原のセコンドだった川村亮が川原に注意を促したものの、川原の興奮が収まらず、後味の結末となってしまった。
※川原の1R4分44秒TKO勝利がアナウンスされたが、後日キング・オブ・パンクラス実行委員会は、試合後に追撃したことで試合不成立(ノーコンテスト)、罰則としてファイトマネーの全額没収、ランキングの剥奪、50日間のパンクラスプロ興行とアマチュア大会への出入り禁止を発表した。
▲腕十字を極められ、無念のタップをしたWINDY智美(右)
▼第6試合 最恐伝承 WINDY智美ラストマッチ ライトフライ級 アテナルール 5分2R
○石岡沙織(空手道禅道会)
一本 2R1分4秒 ※腕ひしぎ十字固め
●WINDY智美(パンクラスism)
今回が現役最後の試合となるWINDY。対戦相手の石岡は女子格闘技団体「ジュエルス」のエースとして活躍し、今回がパンクラス初参戦となる。試合は1Rから打撃の真っ向勝負となり、WINDYがパンチから前蹴り、右ロー。
石岡もジャブを返して右ローに右ストレートを合わせる。石岡がWINDYに組み付いてテイクダウンするが、WINDYはすぐにブリッジでポジションを返す。ブレイク後、WINDYが前蹴りで距離を取って右ストレートを打つ。
2R、石岡がWINDYに組み付いてテイクダウンを奪う。ここでWINDYが先ほどと同じようにブリッジでポジションを返そうとするが、そこに石岡が腕十字! 必死に粘るWINDYだったが、石岡の腕十字はガッチリと入っており、最後はWINDYがタップする形となり、WINDYが引退試合で一本負けとなった。
全試合終了後、WINDYの引退セレモニーが行われ、WINDYに縁のある選手・関係者が花束を贈呈。さらにWINDYにはクイーンオブパンクラシストの特製ベルトがプレゼントされた。セレモニー後、インタビュースペースに現れたWINDYは「ちょっとジーンと来ています。私の競技人生は幸せでした。
格闘家は勝ったり負けたりがあるけれど、こうして最後まで見届けられるのは少ないと思うんです。そこで皆さんのおかげでこうしてケジメをつけられて、第2の人生に進めると思うと幸せです」とコメント。
今後については「これからの選手がこれからの女子格闘技を作っていかなくちゃいけないと思うので、私が格闘技に携わるのは女子格闘技にとって良くないと思っています。今後の女子格闘技はこれからの選手が作ってくれたらいいなと思います」と語った。
▼第5試合 ウェルター級 5分2R
○鈴木槙吾(ALLIANCE/同級6位)
KO 1R20秒 ※スタンドのパンチ連打
●高木健太(PUREBRED川口REDIPS)
▼第4試合 ライトヘビー級 5分2R
○アニマル安西(TEAM TACKLER)
判定3−0 ※20−17、20−18、20−18
●桜木裕司(掣圏会館)
▼第3試合 ライト級 5分2R
△鳥生将大(パンクラスism)
判定0−0 ※三者とも20−20
△網潤太郎(和術慧舟會AKZA)
▼第2試合 アテナルール ストロー級 5分2R
○紫乃ヴァンフース(パラエストラ八王子)※デビュー戦
一本 1R2分40秒 ※腕ひしぎ十字固め
●sakura(フリー)
▼第1試合 ウェルター級 5分2R
○梁 正基(りょう・せいき/STAND)
TKO 2R3分47秒 ※レフェリーストップ
●西川純也(GRABAKA)
▽第1部
▼第4試合 ライト級 5分2R
△須貝幸市(パンクラスTEAM FIGHT SUNS)※デビュー戦
ドロー 判定0−0
△平山敬悟(パラエストラ八王子)
▼第3試合 ライト級 5分2R
○宮崎直人(パラエストラ千葉)
KO 1R2分40秒 ※グラウンドのパンチ
●松本崇寿(パラエストラ八王子)
▼第2試合 バンタム級 5分2R
○馬場勇気(ロデオスタイル)
TKO 1R17秒 ※グラウンドのパンチでレフェリーストップ
●中村健太(和術慧舟會AKZA)
▼第1試合 フライ級 5分2R
○早坂優瑠(CORE)※初参戦
一本 2R1分36秒 ※ヒールホールド
●石井俊光(和術慧舟會横浜道場)
▼パンクラスゲート第5試合 ネオブラ予選トーナメント決勝戦 ウェルター級 5分1R延長3分
○金森道(フリー)
判定3−0
●野本一貴(禅道会小金井道場)
▼パンクラスゲート第4試合 ネオブラ予選トーナメント決勝戦 ライト級 5分1R延長3分
○渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
判定3−0
●戸田智春(U-SPIRIT JAPAN)
▼パンクラスゲート第3試合 ネオブラ予選トーナメント決勝戦 フェザー級 5分1R延長3分
○中島太一(パラエストラ東京)
不戦勝 ※高岡が怪我で欠場
●高岡尚裕(和術慧舟會HEARTS)
▼パンクラスゲート第2試合 ネオブラ予選トーナメント決勝戦 スーパーフライ級 5分1R 延長3分
○古賀靖隆(ロータスパラエストラ世田谷)
判定3−0
●中山ハルキ(GRABAKA)
▼パンクラスゲート第1試合 ミドル級ワンマッチ 5分2R
○鈴木敏和(GRABAKA)
TKO 2R4分27秒 ※パウンド連打
●クリストファー・イェーグリー(ロデオスタイル)
★第11試合(佐藤豪則vsストラッサー起一)、第10試合(石渡伸太郎vs赤井太志朗)、第9試合(ジョン・ショレスvs高藤正和)の試合結果はこちら
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