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【NJKF】WBCムエタイ日本王者・大和侑也がガンスワンにKO負け!対抗戦はタイが勝ち越し

2012/03/25


センチャイムエタイジム/NJKF
「Muay Thai Open19」

2012年3月25日(日)東京・新宿FACE
開場16:30 開始17:00


▲首相撲になるとヒジ打ちを大和の顔面に叩き込んでいったガンスワン(左)

▼トリプルメインイベント3(第13試合) ウェルター級 3分5R
○ガンスワン・サシプラパ(タイ/BeWELL治政館/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者)
KO 4R2分34秒 ※3ノックダウン
●大和侑也(大和ジム/WBCムエタイ日本ウェルター級&NJKF同級王者)

 大和は昨年ムエタイの世界的なビッグイベントであるTHAI FIGHTに出場し、同大会の世界トーナメント優勝者でもあるファビオ・ピンカと2度対戦して1勝1敗。WBCムエタイ日本ウェルター級のタイトルも獲得し、2冠王となった。

  対するガンスワンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者。日本を活動の拠点にしているムエタイ戦士で、新日本キックを中心に活躍している。

 1R、サウスポーのガンスワンに対して大和が右ハイキック、奥足へのロー。ジャブを突いてジリジリと前に出て行く。ガンスワンも左ミドルを蹴り、大和に蹴り足を捕まれても、そのまま左ストレート。大和はガンスワンをロープに詰めて左ボディから左フックにつなげる。

 2Rも大和が前に出ながら右ミドル、奥足ロー。ガンスワンは前蹴りで距離を取りつつ、大和と同じように奥足ローを蹴っていく。そして3R、大和がこれまでのラウンドより距離を詰めて右ボディフック、さらに右ストレートからパンチをまとめて前に出る。しかしガンスワンも左ストレートで大和の顔をのけぞらせて、組み際に大和の顔面に左ヒジを叩き込む。

 4R、ガンスワンが大和のボディに左ストレートを打ち込み、首相撲からボディに鋭いヒザ蹴り! さらにガンスワンは大和の顔面に左ヒジ! これで大和がコーナーまで後退し、ガンスワンはガードを固める大和に左右の連打! これで大和の動きが止まり、レフェリーがダウンを宣告する。

 再開後、ガンスワンの左ストレートが大和の顔面を打ち抜き、2度目のダウンとなる。何とか立ち上がった大和だが、ガンスワンはボディからパンチの連打! これで大和が3度目のダウンを喫し、ガンスワンがKO勝利。日本vsタイの対抗戦はタイの2勝1敗に終わった。



▲TOMOYUKI(右)がパワフルなパンチで勝利をもぎ取った

▼トリプルメインイベント2(第12試合) 70kg契約 3分3R
○TOMOYUKI(誠剛館/チャクリキ協会ミドル級王者)
判定2−0 ※29−29、30−29、30−29
●ラックヒン・サックジャウィー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級1位)

 関西で国際チャクリキ協会とACCELのミドル級王座を獲得、近年はセンチャイムエタイジムでムエタイの習得に励み、タイファイトにも参戦しているTOMOYUKI。今年2月のNJKF後楽園大会ではNJKFスーパーウェルター級王者・健太を下している。

  対するラックヒンは元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級1位の実績があり、136戦95勝36敗5分の成績を残しているという。

 1R、前蹴り、左フックから右ローにつなげるラックヒン。TOMOYUKIも右ローを蹴って、顔面へのパンチから左ボディにつなげる。2R、ラックヒンは強烈な左ミドル、首相撲になるとTOMOYUKIの体を高々と持ち上げてマットに叩きつける。さらにラックヒンは前蹴り、左フックからヒザ蹴りと右ローと手数を増やす。TOMOYUKIはややそれに押される場面があったものの、ここでも右ローを蹴り返して1Rと同じように左ボディを交えたコンビネーションで攻める。

 3R、TOMOYUKIは一気にラックヒンをコーナーまで詰めてラッシュ! 両腕ガードを固めるラックヒンに構わず連打を浴びせて左ボディ、バックヒジ打ち!

  この連打でTOMOYUKIがラックヒンを棒立ちにさせる。ラックヒンも必死に左フックや右ハイキックを返すが、TOMOYUKIはそれをもらっても、構わず前に出て、ラックヒンをコーナーに釘付けにして何度もラッシュを仕掛ける。3Rに猛攻を見せたTOMOYUKIがラックヒンから勝利を奪った。



▲デンサイアム(右)のヒザ蹴りが階のボディに突き刺さる

▼トリプルメインイベント1(第11試合) ライト級 3分3R
○デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/元ルンピニースタジアム認定&WMCバンタム級王者)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●階 勇弥(健心塾/DEEP☆KICK 60kg関西最強トーナメント優勝)

 階はDEEP☆KICK 60kg関西最強トーナメントの優勝者で、NJKFスーパーフェザー級でも2位にランキングされている。

 対するデンサイアムは元ルンピニースタジアム認定&WMCバンタム級王者で、過去にはK-1MAX−63kg級日本王者・大和哲也、新日本キックの上位ランカーだったマサル、MA日本スーパーフェザー級王者・町田光らを下している強豪だ。

 1R、パンチとローで前に出て行く階。デンサイアムは前蹴りで距離を取ってから左ミドル、首相撲になるとすぐにヒジ打ちとヒザ蹴り。さらにデンサイアムは階をマットに倒すと、その瞬間にヒザ蹴りを入れようとする。2Rに入るとデンサイアムは階のパンチに合わせて組み付き、すぐにヒジ打ちとヒザ蹴り。階の体を振り回すようにして、何度もマットに転ばせる。

 3R、何とか状況を打破しようと、手数を増やして前に出る階。しかしデンサイアムがしっかりと首相撲に捕まえてヒジ打ちとヒザ蹴り、そして2Rと同じように階をマットに転ばせる。さらにデンサイアムはパンチで前に出る階の前足を払ってバランスを崩すなど、完全に試合をコントロール。危なげない試合運びで階に圧勝した。


▼セミファイナル(第10試合) 「NEW JAPAN WARS 2012」ライト級1回戦 3分3R延長1R
○凌太(OGUNI-GYM/NJKF同級4位)
判定2−0 ※29−29、30−29、30−29
●翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKF同級3位)
※凌太が2回戦進出

▼第9試合 スーパーライト級 3分3R
○細野岳範(チームドラゴン/元J-NETWORKライト級王者)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−28
●宇都宮 城(u,f,c/J-NETWORK同級9位)  

▼第8試合 フライ級 3分3R
○ヨシキ(パワーオブドリーム)
判定3−0 ※29−28、30−28、30−28
●優吾FLYSKY(FLYSKYGYM)

▼第7試合 「NEW JAPAN WARS 2012」ウェルター級 3分3R延長1R
○貘・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKF同級5位)
判定3−0 ※30−29、29−28、29−28
●鈴木一史(笹羅ジム)
※貘が2回戦進出

▼第6試合 スーパーライト級 3分3R
△晋・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定1−0 ※29−29、30−29、29−29
△高崎ラジャサクレック(ラジャサクレックジム)

▼第5試合 スーパーバンタム級 3分3R
○階 健志(健心塾)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●加藤洋介(チームドラゴン)

▼第4試合 バンタム級 3分3R
○貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
KO 2R2分13秒
●勇磨(マイウエイジム)

▼第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
○松永尚恭(東京町田金子ジム)
KO 2R2分30秒
●GREEN直哉(VERTEX)

▼第2試合 スーパーバンタム級 3分3R
○金子貴幸(GANGA GYM)
KO 2R48秒
●望月勇努(OGUNI-GYM)

▼第1試合 スーパーフェザー級 3分3R
△NABEゲッソンリット(新興ムエタイジム)
ドロー 判定1−0 ※29-29、29-30、29-29
△名・センチャイジム(センチャイムエタイジム)

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