▲高橋(右)は一昨年の全日本大会3回戦で敗れ、昨年の全世界大会出場を逃した。今年は全日本ウェイト制で優勝、全世界ウェイト制への出場を目指す
国際空手道連盟極真会館/千葉県中央支部
「2012千葉県空手道選手権大会」
2012年4月22日(日)千葉・東金アリーナ
開場10:00 開会式11:00
▼決勝戦
○高橋佑汰(東京城北支部)
延長戦 一本勝ち ※中段膝蹴り
●樋口陽太(千葉県中央支部)
一昨年、17歳の現役高校3年生で全日本ウェイト制中量級を制覇した高橋佑汰が、6月に開催される『第29回全日本ウェイト制大会』を前に、千葉県を中心に関東地区の強豪が出場する千葉県大会(体重無差別)に出場。準決勝、決勝で連続一本勝ちを奪う圧勝劇で本番の2カ月後に向けて弾みをつけた。
→高橋(左)は準決勝で加賀(右)に一本勝ち
高橋は、初戦で体重110kgの前田真人(浅草道場)を巧みな前蹴りで捌いて本戦優勢勝ち、続く準々決勝は風見将(下総支部)を延長で下すと、準決勝は高校3年生の加賀健弘(横浜川崎支部)から上段膝蹴りで一本(KO)勝ち。
決勝戦では延長まで粘る樋口陽太(千葉県中央支部)に中段膝蹴りを突き刺し、樋口が倒れてしばらく起き上がることが出来ず、高橋がこの日2回目の一本勝ちで優勝した。
→準決勝、樋口(右)は中段突きで技ありを奪い、大江壮大(横浜川崎支部/左)を本戦で下した
RISEで活躍する渡辺理想(わたなべ・ゆうと)の弟子でもある高橋は「優勝してホッとしていますが、100%の実力を出せなかったので課題は多い。6月の全日本ウェイト制は中量級で優勝して、来年の世界ウェイト制でも優勝。必ず達成して早く理想先生に追い着きたい」と目標を語った。
また、今大会には昨年ワールドユース大会で優勝した現役高校生2名が出場。同大会重量級優勝の大江壮大(おおえ・まさひろ/横浜川崎支部)が昨年の全関東大会優勝者・岩井健(四谷道場)を破って3位、同中量級優勝の加賀健弘(横浜川崎支部)は2010年千葉県大会優勝の山本哲平(千葉県北支部)を体重判定ながら下し、4位に入賞するなど活躍して大会を盛り上げた。
6月の『第29回全日本ウェイト制大会』では、大江は軽重量級、加賀は中量級に出場予定。ユース世代のスーパーエリート達が旋風を巻き起こすか、大いに注目される。
→(右から)優勝・高橋佑汰、準優勝・樋口陽太、3位・大江壮大、4位・加賀健弘の千葉県大会ベスト4
■2012千葉県大会入賞者
優勝:高橋佑汰(東京城北支部/180cm/83kg/19歳)
準優勝:樋口陽太(千葉県中央支部/173cm/86kg/27歳)
3位:大江壮大(横浜川崎支部/175cm/85kg/17歳)
4位:加賀健弘(横浜川崎支部/170cm/73kg/17歳)
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