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GBRの月間MVP 石井宏樹インタビュー
毎月GBRが取材した大会の中で、最優秀選手を決める月間MVP。2011年10月のMVPは、ムエタイ最高峰の王座を奪取した石井宏樹に決定!

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【新日本キック】江幡睦、TOMONORIをKOした強豪タイ人をヒジ葬!

2012/04/22


▲TOMONORIをKOしたソムタムイサーン(右)からTKO勝利した江幡睦

新日本キックボクシング協会
「TITANS NEOS 11」

2012年4月22日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00

▼トリプルメインイベント 日タイ国際戦 53kg契約 3分5R
○江幡 睦(伊原道場/日本フライ級王者)
TKO 3R2分55秒 ※レフェリーストップ 
●ソムタムイサーン・エスジム(タイ/エスジム/元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級3位)

 当初、江幡の対戦相手は、藤原あらしだったが、藤原がケガにより欠場(休憩明けに藤原がリングに上がりお詫びのあいさつを行った)。藤原の代役として選ばれたソムタムイサーンは元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級3位。パンデーンのリングネームで昨年12月NJKFのリングで凱・センチャイジムをパンチでKOしているファイタータイプのタイ人だ。3月に開催された北海道格闘技イベント『BOUT』ではあの初代WBCムエタイ日本バンタム級王者TOMONORIをKOしている。現在4連勝(4KO)中の江幡は強豪タイ人をクリアーできるのか。

 1R、ガードを固めて前進するソムタムイサーンに対し、オーソドックスの江幡は左ジャブ、左ロー。いつも通り一発一発が重い。ソムタムイサーンも強烈な左右フックを返していく。

  江幡は左右ボディ連打! 食らうソムタムイサーンだが、下がることなく前進し首相撲を仕掛ける。離れ際にはヒジ! モロに食らう江幡だが、ニヤリと笑う。

 2R、重みのあるパンチでプレッシャーをかけるソムタムイサーン。江幡は下がりながら左ミドル。いつもは手数と強烈な攻撃で圧倒する江幡が下がってしまう場面は珍しい。

  ソムタムイサーンのパンチを被弾してしまう江幡だがテンカオ。後退するソムタムイサーンに首相撲からヒザ蹴りの連打! ソムタムイサーンは距離を取るとヒジ、パンチを返す。

  江幡のパンチ、ヒザ、ミドルとクリーンヒットは目立つものの、ソムタムイサーンは気持ちの強さを見せるように反撃。終了時にはノーダメージかのような表情でコーナーに戻った。

 3R、これまで以上にプレッシャーをかけるソムタムイサーン。パンチで出てきたところを、江幡が縦ヒジの連発! これで額をカットしたソムタムイサーンにドクターチェックが入る。

  再開後、江幡はひたすら突き刺すような左ジャブの連打! するとソムタムイサーンの傷口が広がり、レフェリーが即座に試合をストップ! 強豪タイ人相手にTKO勝利を収めた江幡はこれで5連続KO!

  弟の塁が5月13日(日)後楽園ホールでタイトルマッチ(挑戦者は同級1位・志朗)を行うことが決定しており、いい形でのバトンタッチとなった。




▼トリプルメインイベント(第14試合) 日本ライト級タイトルマッチ 3分5R
○石井達也(藤本/同級王者)
判定3−0 ※49−47、49−48、49−47
●湯澤尚矢(伊原道場/挑戦者・同級4位)
※石井が初防衛に成功

 石井は昨年9月に中尾満を判定で下し、日本ライト級王者に。しかし、ベルト獲得後、初の試合で元王者・松本芳道にTKO負けを喫してしまった。復帰戦、そして初防衛戦の相手は湯澤。

  両者は昨年7月に対戦しており、石井が判定勝利している。石井が返り討ちか、それとも湯澤がリベンジするのか。

 1R、サウスポーの石井が右ジャブを突きながら左ミドル。右ジャブがテンポよく入り、湯澤はなかなか前に踏み込めない。湯澤は左右フック、ローで反撃し、コーナーに詰めて一気にラッシュを仕掛ける。被弾してしまう石井だが、持ち直す。

  2R以降も、石井は右ジャブを基点とした攻め。湯澤がガードを固めたところに、左ハイ。

  湯澤がパンチ連打で形勢逆転する場面もあったが、無尽蔵のスタミナを誇る石井に後退してしまう。石井の右ジャブが面白いように入り、湯澤は下がる。最終ラウンドもスタミナを切らせることなく、石井が右ジャブ、左ストレート。コーナーに詰められ、防戦一方の湯澤に対し、石井がひたすら連打で追い込む。湯澤が反撃する場面もあったが、完全に石井が手数で圧倒して判定勝ち、初防衛に成功した。




▼トリプルメインイベント(第13試合) 67.68kg契約 3分3R
○笹谷 淳(TANG TANG FIGHT CLUB/元J-NETWORKウエルター級王者、WPMF日本ウェルター級6位)
判定2−0 ※28−28、29−27、29−28
●緑川 創(藤本ジム/日本ウェルター級王者)

 新日本キックの現役王者・笹谷とJ-NETWORKの元王者が激突。緑川は2度のタイトル防衛に成功している絶対王者だが、今年1月にシリポン・ルークプラバーツ(タイ)に無念のTKO負けを喫した。対する笹谷は昨年10月に王座陥落したが、12月の藤原祭りで元新日本ランカーの高修満を倒し復活を果たした。37歳ベテランの笹谷は、王者狩りなるか!?

 1R、右ローを飛ばす笹谷。そして右ストレートをクリーンヒットさせ、ぐらつかせると左ハイでダウンを奪う! 緑川は右目尻をカットしドクターチェックが入る。再開後、笹谷は、緑川のパンチにカウンターでヒジをあわせ更にカット!

 2Rから、巻き返しを狙うように緑川が左右フックでKO狙い。3Rには追い込まれる場面のあった笹谷だがバックブローなどで反撃。判定で笹谷が勝利した。




▼セミファイナル(第12試合) 日タイ国際戦 58kg契約 3分3R
○兼子ただし(伊原道場/日本フェザー級2位)
KO 1R57秒 ※前蹴り
●マッナック・ルークシーサケット(タイ)

“闘うカリスマトレーナー”として人気を誇る兼子が、1年ぶりに後楽園ホールで試合を迎える。対するマッナックは128戦もの戦績を誇るタイ人選手。

  1R、どっしり構えるマッナックに対し、兼子は鋭い前蹴り。さらに前蹴りを連打で決めると、マッナックは悶絶しそのままKO! マッナックは自力で立ち上がることが出来ず担架で運ばれた。秒殺勝利した兼子は「そろそろチャンピオンに挑戦したい」と王座挑戦をアピールした。

▼第11試合 日本ヘビー級 3分3R
○嚴士鎔(伊原道場/同級2位)
判定3−0 ※三者とも30−25
●瀧川 翔(チャクリキジャパン/1998年K-1JAPANGP第3位、WPMF同級10位)

▼第10試合 74kg契約 3分3R
○斗吾(伊原道場/日本ミドル級2位)
KO 3R1分28秒 ※右ローキック
●工藤勇樹(エスジム/WPMF日本クルーザー級10位)

▼第9試合 62kg契約 3分3R
△高橋幸光(はまっこムエタイジム)
ドロー 判定1−0 ※30−29、29−29、29−29
△勝次(藤本ジム/日本ライト級2位)

▼第8試合 58kg契約 3分3R
○古河たすく(トーエル/日本フェザー級4位)
TKO 3R2分38秒 ※レフェリーストップ
●葵拳士朗(マイウェイ/MA日本フェザー級10位)

▼第7試合 69kg契約 3分3R
○ロッキー壮大(治政館/日本ウェルター級4位)
TKO 2R2分50秒
●伸彦N720(エイワスポーツジム/WPMF日本スーパーウェルター級10位、WPMF日本2011年新人王)

▼第6試合 54.5kg契約 3分3R
○國本真義(MEIBUKAI KICKBOXING GYM/2011年WPMF日本バンタム級新人王トーナメント準優勝)
KO 1R2分58秒 ※左ハイキック
●飯島一成(治政館/日本バンタム級5位)

▼第5試合 68kg契約 3分3R
○CAZ JANJIIRA(ジャンジラ・ムエタイジム/J-NETWORKウェルター級10位、J-NETWORK2011年ウェルター級新人王)
TKO 2R2分35秒 ※レフェリーストップ
●大槻翔太(伊原道場)

▼第4試合 日本フェザー級 3分3R
○千久(伊原道場/ 日本フェザー級10位)
判定3−0 ※30−28、29−28、30−29
●立澤淳史(CMA/WPMF日本フェザー級7位)

▼第3試合 62kg契約 3分3R
△石垣耕平(トーエル)
ドロー 判定0−0 ※30−30、29−29、29−29
△加藤剛士(ウィラサクレック・フェアテックスジム/WPMF日本ライト級10位)

▼第2試合 日本ライト級 3分2R
○藤田裕喜(伊原稲城)
判定3−0 ※三者とも19−18
●畑尾龍宏(フリー)

▼第1試合 58kg契約 3分2R
○伊仙町典久(BLA-FREY)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−18
●堀口跳二(伊原稲城)


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毎月GBRが取材した大会の中で、最優秀選手を決める月間MVP。2011年10月のMVPは、ムエタイ最高峰の王座を奪取した石井宏樹に決定!

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