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毎月GBRが取材した大会の中で、最優秀選手を決める月間MVP。2011年10月のMVPは、ムエタイ最高峰の王座を奪取した石井宏樹に決定!

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【新日本キック】蘇我英樹、元ルンピニー王者へのリベンジ失敗…江幡塁はドロー防衛

2012/05/13


▲ルンラウィー(左)に大差の判定で敗れた蘇我英樹

新日本キックボクシング協会
「BRAVE HEARTS 19」

2012年5月13日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00


▲ルンラウィー(左)の左ハイキックでダウンを喫した蘇我英樹

▼ダブルメインイベント(第13試合) 日タイ国際戦 59.5kg契約 3分5R
○ルンラウィー・サシプラパー(タイ/元ルンピニースタジアムバンタム級王者、タイ国BBTVフェザー級王者)
5R判定3−0 ※49−46、50−47、50−46
●蘇我英樹(市原ジム/東洋スーパーフェザー級王者)

 蘇我とルンラウィーは3年前の2009年5月に対戦し、ルンラウィーが判定勝利を収めている。その後、蘇我は東洋タイトルを獲得し、4月8日の市原大会ではタイ人選手をKOしタイトル初防衛に成功した。勢いに乗る蘇我がリベンジなるか。

 1R、リング中央からほとんど動かないルンラウィー。前蹴り、左ロー、左ミドルと強烈な蹴りを放っていく。蘇我はルンラウィーの周りを時計回りに動いて、右ローとパンチを放っていく。

  2R、左ハイ、右ローも織り交ぜ、多彩な蹴りを見せるルンラウィー。ロー、パンチ、ローとつなげるなど、攻めにリズムも出てきた。蘇我は左フックを奮っていく。

 3R、ヒジを振るい始めたルンラウィー。蘇我も応戦してヒジの打ち合いに。4R、右ハイを撃っていく蘇我だが、しっかり防ぐルンラウィー。決定打を許さない。ルンラウィーのコーナーに詰めての豪快な縦ヒジは蘇我が防ぐ。ルンラウィーには余裕が出てきた。

  5R、ルンラウィーのカウンターの左ハイキックがヒット、蘇我がよろめくようにダウン。その後、ルンラウィーは勝利を確信したか、両手を突き出したり、身体を揺らして踊ったりと完全に流しモード。蘇我の反撃をあしらってゴング。判定は大差でルンラウィー。強烈なキックと鉄壁のディフェンスで蘇我に完勝した。蘇我は3年前の判定負けのリベンジならず。



▲右フックでダウンを奪った江幡塁(右)だが、士朗が後半に盛り返しドロー

▼ダブルメインイベント(第12試合) 日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R
△江幡 塁(伊原道場/王者)
ドロー  判定1−1 ※47−48、48−47、48−48
△志朗(治政館/同級1位/挑戦者)
※江幡が2度目の防衛に成功

 王者・江幡が同級1位・志朗を挑戦者に迎え、2度目の防衛に臨む。両者は昨年の5月大会で対戦し、激戦の末に江幡が判定勝利を収めた。両者ともにアグレッシブなスタイルを特徴としており、今回も激しい試合となりそうだ。試合前、志朗の大応援団によって花束贈呈で10人超の大行列。

  1R、両者ローの蹴り合いは互角。江幡が右フックでダウン奪取も、志朗は手を広げてスリップ(あるいはノーダメージ?)をアピール。志朗の大応援団が大ブーイング。 

 2R、両者ロー。加えて左ミドル、右フックを狙っていく江幡。志朗は右のボディパンチと右ハイ。3R、志朗は右ボディの頻度を増やし、右ボディパンチと右ミドルで攻める。時折、右ハイ。右ボディから右フックへの連携は江幡がガード。江幡は左右のフックやハイで対抗。江幡がやや押され始める。

  4R、ヒジとバックハンドブローも見せるようになった志朗。アグレッシブに攻める。

  5R、志朗はヒジとバックハンドブローを多用。江幡は終始、左右のフックとロー。志朗のヒジにはヒジで応戦。ゴング。後半のラウンドは志朗か。

  判定は両者が手を挙げてアピールするもドロー。江幡が王座2度目の防衛に成功した。賞状授与では伊原会長が「ばかやろう!」と言って右手で江幡に軽く張り手。江幡は写真撮影時まで終始険しい表情。なお、この試合はこの日のMVPに選ばれた。



▲ノンガン(左)と翔栄の一戦はドローに終わった

▼第9試合 日タイ国際戦 61kg契約 3分3R
△ノンガン・サシプラパー(タイ/元タイ国BBTVタイガートーナメントスーパーバンタム級王者)
ドロー 判定1−0 ※29−28、29−29、29−29
△翔栄(治政館/K-1甲子園2010王者)

 1R、ノンガンの開始早々の飛びヒザは翔栄が交わす。ノンガンはヒザ、左右のミドルで試合を組み立てる。翔栄はパンチ主体。やや慎重な立ち上がり。ノンガンの左ヒザには左のパンチを合わせていく。

  2R、圧力をかけていき、パンチを繰り出していく翔栄。ノンガンはテンカオ、組んでのヒザで対抗。飛びヒザ、ヒジも見せる。翔栄はハイキックを当てるが、やや浅かったか。

  3R、両者が組みつくシーンが多くなる。組み合いではノンガンが優勢。時折、翔栄を転ばせる。翔栄は後ろ回し蹴りを当てるが、こちらもダメージなし。

  結局、両者有効打なく、判定はドロー。翔栄はドロー判定の瞬間、首を傾げた。




▼セミファイナル(第11試合) 3分3R
○宮本武勇志(治政館/元日本ミドル級王者)
判定3−0 ※三者とも30−27
●シンセイゴールリア・レオナルド(ブラジル)

▼セミファイナル(第10試合) 日本ウェルター級王座次期挑戦者決定戦 3分3R延長あり
○大塚隼人(ビクトリー/同級2位)
判定3−0 ※29−28、29−27、29−28
●渡辺健司(伊原稲城/同級1位)
※大塚が王座挑戦権を獲得

▼第8試合 日本ライト級 3分3R
△ジョニー・オリベイラ(トーエル/同級1位)
ドロー  1R判定0−0
△福岡直也(治政館)
※2R途中で偶然のバッティングによりオリベイラが左まぶたをカット、ドクターストップ。1Rの採点で判定。

▼第7試合 日タイ国際戦 58kg契約 3分3R
○ガイファー・ラジャサクレック(タイ)
TKO 3R1分 ※ダウン後のタオル投入
●TATSURO(ビクトリー/日本フェザー級5位)

▼第6試合 日本ライト級 3分3R
○平野一誠(伊原稲城/同級8位)
判定3−0 ※三者とも29−28
●春樹(横須賀太賀)

▼第5試合 日本ウェルター級 3分3R
○山際和希(谷山)
判定3−0 ※三者とも30−29
●後藤綾亮(藤本/同級6位)

▼第4試合 59kg契約 3分3R
△石原將伍(ビクトリー)
ドロー 判定1−0 ※29−29、29−28、29−29
△拓郎(はまっこムエタイ)

▼第3試合 日本ライト級 3分2R
△井上昌彦(宮川)
ドロー 判定1−0 ※20−20、19−19、20−19
△エージェント木村(野本塾)

▼第2試合 53kg契約 3分2R
○麗也(治政館)
KO 2R2分5秒
●KEN(B-FAMILY NEO)

▼第1試合 日本フェザー級 3分2R
○大平洋 亘(野本塾)
KO 1R1分35秒
●布施木将大(藤本)



GBRの月間MVP 石井宏樹インタビュー
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