シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING2012〜Road to S-cup〜 act.3」
2012年6月3日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始17:30
※オープニングファイト開始17:15
▲ナグランチューン・マーサM16(左)の飛びヒザが小島壮太の顔面を直撃!
▼第8試合 エキスパートクラスルール 59.0kg契約 3分5R無制限延長R
○ナグランチューン・マーサM16(及川道場/SB日本フェザー級王者)
判定3−0 ※三者とも30−27
●小島壮太(吉田道場/DEEPフューチャーキング2011フライ級王者)
現在8連勝中と勢いのあるナグランチューンは、吉田道場のルーキーの小島壮太を迎え撃つ。小島は柔道をベースとしながらパンチ主体のファイトスタイルで2011年のDEEPフューチャーキングトーナメントを制したトリッキーファイター。ナグランチューンは連勝記録を伸ばすことが出来るのか。
1R、マーサはどっしりと構えて右ロー、小島は胴タックル。マーサは飛びヒザ蹴りから右ロー、パンチから右ローと小島の前足を狙っていく。小島がパンチで前に出てくるとマーサが首投げ。
圧力をかけて前に出るマーサが右ストレートをクリーンヒットさせ、前蹴りで吹っ飛ばす。小島が組もうと前に出てくると右フック。さらに首投げを狙うマーサ。
2R、右ローを蹴るマーサに小島が胴タックル、マーサはロープを背にして投げを防ぐ。左ミドルと前蹴りを連発するマーサに、小島は左右フック。マーサは右ローと左右フック、小島はバックブロー。小島の胴タックルからの投げにマーサはロープを背にして防ぐ。
小島がタックルで組み付いてきたところへ顔面へのヒザ蹴りを突き刺すマーサ。
3R、マーサが右ローからの右ストレート。小島が組み付いてくるとすぐにコーナーへ移動し、投げを防ぐマーサ。右ボディストレートを突き刺し、飛びヒザ蹴りも繰り出すマーサに、小島は胴タックルを繰り返すが投げまで持ち込めない。マーサはパンチで押していき、小島は下がる。最後に小島は左右フックを振り回すが、マーサはよく見てかわしながらパンチとロー。判定で勝利を収めたマーサが驚異の9連勝をマークした。
▲エキシビションマッチで打ち合う梅野孝明(左)とアンディ・サワー
▼エキシビションマッチ
ー梅野孝明(シーザージム/前SB日本スーパーウェルター級王者)
勝敗なし
ーアンディ・サワー(オランダ/チーム・サワー/S-cup2002・04・06・08優勝)
前SB日本スーパーウェルター級王者・梅野孝明(シーザージム)が引退セレモニーを行った。引退記念エキシビションマッチの対戦相手は、なんとアンディ・サワー(オランダ)が務めた。
両者は速いジャブからのローを蹴り合い、サワーは鮮やかなコンビネーションを披露する。梅野は笑みを浮かべながら豪快な右フック連打!
これにサワーがダウンするサービスを見せて場内は沸く。
最後にはサワーが右ローを連打、これに梅野が右フック連打で応戦し、サワーが再び右フックでダウンしたところで引退試合終了となった。以下、梅野の引退の挨拶。
「最後の最後までこんなにたくさんの声援をいただきありがとうございました。
僕は小さい頃から格闘技が好きで、ファンとして厳しい目で見ていました。実際に自分がリングに上がっても厳しいファン目線で自分の試合を見ていました。勝っても満足いかない試合もありましたし、負けても大満足の試合もありました。そういう気持ちで戦っていたので、プロになってからは自分の理想とする試合が出来なくなった時に引退しようと思っていました。
まだ戦いたい気持ちもありましたが、プロのファイターとして常に最高のパフォーマンスを見せたかったし、勝ち負け以上のものを見せたかった。それが今の身体の状態では出来ません。全く後悔はありません。ここまで支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。このリングの上で受けた大歓声を一生忘れません。支えてくださった方々、すべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」
▲歌川(右)のフルスイングの右フックが炸裂!
▼第7試合 SB日本スーパーフェザー級王座決定戦 60.0kg契約 3分5R
○歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/同級2位)
KO 2R1分10秒 ※右フック
●池上孝二(及川道場/同級3位)
※歌川が新王座に就く。
スーパーフェザー王座は及川知浩(及川道場)が長年にわたり保持し続けてきたが、負傷のため防衛期間内に試合を行うことが出来ずベルトを返上。今回、空位となっている王座を両者が争う。
歌川の師匠は最年少(17歳)で同王座を獲得した大江慎、池上の師匠は及川であることから、ともに師匠が保持していたベルト獲得に臨むことになった。両者は昨年10月9日の『ヤングシーザー杯OSAKA』で対戦しており、この時は池上が延長戦でTKO勝ちを収めている。池上のタフネスか、歌川の左ミドルか? 師匠のあとを継ぐのはどっちだ!?
キャリア10年目にして初のタイトルマッチとなる歌川はUWFのメインテーマで入場! 場内がどっと沸く。
1R、サウスポーの歌川に対して、池上は左へ左へと回り込む。歌川は左ミドル、池上の右ストレートに左ストレートを返す。池上は右へ回り込みを変えるとワンツー、歌川の左ローに池上は左フック。左ミドルと左ローを交互に蹴り続ける歌川に、池上は飛びヒザ蹴りから左ハイキック!
2R、池上はワンツーをヒットさせていき、首相撲からのヒザへ。そこで歌川が池上を突き放し、飛び込むような右フック! これで池上がダウン! 立ち上がった池上へ歌川が再びフルスイングの右フック! 倒れる池上へダメ押しの顔面ヒザ蹴り! 歌川が2度目のダウンを喫し、レフェリーが試合をストップ。歌川はコーナーへ駆け上がり、勝利をアピール。苦節10年、ついにベルトを腰に巻いた歌川は男泣きした。
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