▲延長戦の末に勝利し、卜部弘弘嵩の持つ王座挑戦権を獲得した大沢文也(右)
グッドルーザー
「Krush.19」
2012年6月8日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:30
※オープニングファイト開始17:30
▼第6試合 Krush -60kg級挑戦者決定戦 3分3R延長1R
○大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
延長R 判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●後藤勝也(池袋BLUE DOG GYM)
※本戦は30−28(大沢)、30−30、30−30
−60kg王者・卜部弘嵩(チームドラゴン)への次期挑戦者を決めるトーナメントの決勝戦。4月22日の新宿FACE大会で、両者共に激闘を制して(大沢は1回戦KO勝ち、2回戦判定勝ち。後藤は1回戦判定勝ち、2回戦KO勝ち)勝ち上がってきた。
1R、大沢はデトロイトスタイルからのフリッカージャブ(前手を下げた状態から斜め上にジャブを打つ)と顔面にパンチを集めてボディを打つ。後藤は右ローと左フック。
ボディと顔面を打ち分ける大沢の速いパンチに、後藤は鼻血を出す。
2R、後藤もボディから顔面にパンチをつなぎ、蹴りを放っていく。大沢は前蹴りと手を伸ばして距離を取りながらの速いパンチ。大沢の左ボディをもらい続ける後藤は、大沢に距離を支配されて空振りが目立つ。
3R、前蹴りで距離を取り、後藤のパンチをかわしては自分のパンチを当てる大沢。後藤は左ローの連打と左右フックで前へ出るが、大沢のジャブと前蹴りに阻まれる。
大沢は両手をダラリと下げながら後退し、後藤を誘うと左ボディと左右フック、右ストレート。
しかし、大沢の戦い方は消極的と捉えられたか、判定1−0で延長戦へ突入する。大沢はカウンターのヒザ蹴り、飛び込んでの左フック。下がって距離を取り、後藤のパンチをかわしていく。前へ出る後藤だが、大沢が迎え撃つ形で左右のボディと右フックをヒットさせ、上手くパンチをまとめて大沢が判定2−1のスプリットデシジョンで王者・卜部への挑戦権を獲得した。
大沢は「今日は最後にスタミナが切れて負けたかなと思った。勝ててよかった。ヤバイ、ベルトが近くにある。卜部選手はフィリピン人のハーフと聞いたけど、俺もそうなんですよ。フィリピン人のハーフは強いんです! みんなベルトを獲るのは不可能だと思ってるだろうけれど、不可能を可能にします」とベルト奪取宣言。
それを受けて、ベルトを持ってリングに上がった卜部は「リングサイドで見てたけれど、7月21日にやりましょう。でも、このKrushのベルトは簡単に渡さないよ」と大沢を睨みつけた。
▲得意の蹴り技でTaCa(右)を攻める高橋幸光
▼第5試合 GAORA杯・Krush -63kg WILDRUSH League 2012 3分3R
○高橋幸光(はまっこムエタイジム)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-29
●TaCa(triple-y)
「Krush -63kg WILDRUSH League 2012」はKrush−63kgを主戦場とする6選手が参加する総当たりのリーグ戦で、1月の後楽園大会からスタートし、10月の後楽園大会までの7大会で全15試合を実施。試合結果に応じてKO勝ち3点、判定勝ち2点、ドロー1点、負け0点とポイントが与えられ、その総ポイントが最も高かった選手がリーグ戦で優勝となり、優勝者には−63kg王者への挑戦権が与えられる。
1R、サウスポーの高橋が左ハイキックをヒットさせる。TaCaも負けじとパンチの連打。高橋が左ミドルを2発強打すると、TaCaはパンチ連打で前へ出る。TaCaも右ミドルからパンチの連打で仕掛けるが、高橋は左ミドルを返す。
2R、開始と同時にパンチで前に出るTaCa。高橋は左ミドル、TaCaは右ミドルで蹴り合う。スタミナ切れの感があるTaCaに高橋は左ストレート。 高橋はジャンプしての二段蹴りからのパンチで場内を沸かせる。さらに左ストレート、左フックでTaCaを追い詰め、TaCaはクリンチが目立つ。
3R、高橋は左ミドルと左ストレートで攻め、TaCaはクリンチを繰り返して警告が与えられる。左ストレートを連発する高橋が左ストレートからの左フックをクリーンヒットさせ、さらに後ろ回し蹴りで場内を沸かせる。TaCaも死力を振り絞ってパンチで前に出るが、高橋は左ミドルと二段蹴り。
高橋が判定3−0で勝利を収め、勝ち点2を加えて合計4点をマークした。
▲3連続KO勝利となった山崎陽一(右)
▼第4試合 Krush -70kg Fight 3分3R
○山崎陽一(シルバーウルフ)
KO 3R1分 ※右ストレート
●渡辺雅和(チームドラゴン)
▲大滝裕太(左)から勝利した青津潤平
▼第3試合 Krush -60kg Fight 3分3R
○青津潤平(NPO JEFA)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●大滝裕太(ネクサスジム)
▲フルマークの判定勝利を収めた神戸翔太(左)
▼第2試合 Krush -60kg Fight 3分3R
○神戸翔太(POD/AK)
判定3-0 ※三者とも30-29
●鈴木雄三(極真会館)
▲KO勝利した京谷祐希(右)。武尊(左)は6戦目で初黒星を喫した
▼第1試合 Krush−55kg Fight 3分3R
○京谷祐希(Tean Free Style)
TKO 1R3分 ※レフェリー・ドクターストップ
●武尊(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第3試合 Krush -63kg Fight 3分3R
○緒方 惇(チーム緒方)
判定2-0 ※28-28、30-28、30-28
●佐々木大蔵(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第2試合 Krush -70kg Fight 3分3R
○松村☆D☆HIRO克(シルバーウルフジム)
判定3-0 ※29-26、28-26、29-26
●内山政人(アカデミアアーザ水道橋)
▼オープニングファイト第1試合 65kg契約 3分3R
○栗原圭祐(Fighting Karios)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●本村康博(AACC)
★メインイベント(久保優太vsアブデラ・エズビリ)、セミファイナル(石川直生vs板橋寛)、第7試合(尾崎圭司vsディン・ニン)の試合結果はこちら
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