ワイルドシーサー
「TENKAICHI Super Fight」
2012年6月17日(日)沖縄・コザ・ミュージックタウン音市場
開場15:30 開始17:00
写真&レポート:ワイルドシーサー
▼メインイベント2(第10試合) 55kg契約 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○前田浩喜(キングジム/元NJKFバンタム級王者、NJKFスーパーバンタム級4位)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−28
●真木(ワイルドシーサー/全沖縄バンタム級王者)
元NJKFバンタム級王者・前田浩喜が初参戦! 前田は2009年7月のWBCムエタイルール日本統一王座決定トーナメント準決勝(保田俊戦)以降、4戦するも勝ち星から遠ざかっており沖縄の地で復活を狙う。
1R、サウスポーの両者。お互いに左のローで間合いを計る。前田は左回りからの左ローと左ミドル。対する真木も左ローと左ミドル。それに右の前蹴りを出して相手を突き放す。じりじりと詰め寄る真木は、コーナー際でパンチの連打。ここは前田がきっちりブロッキングで防御する。そして左ローを返していく。
ラウンド終盤、また真木がコーナーまで前田を追い詰め、パンチのラッシュ。ここも前田がブロッキングで防ぎ、ラウンド終了。ハイレベルな攻防に場内が沸く。
2R、前田は徹底しての左のローキック。徐々に真木が嫌がる素振りを見せる。真木も左ミドルを返していくが、前田は上手くサイドステップで受け流す。手数の減ってきた真木に対して前田は左ロー、左ミドル、そして左ハイを混ぜていく。真木も時折強いローを返していくが、単発で終わってしまう。
3Rも前田は鋭い左ロー。威力は全く衰えていない様子。パンチの打ち合いに持ち込みたい真木は両手を上げ前田を誘うが、前田は冷静に左ローを当てていく。後のない真木は、自分からパンチを打ち合いに持ち込もうと飛び込んでいくが、カウンターで左ローをもらい、その後に攻めることが出来ない。そして前田は左ミドルを返していく。攻め手の無くなった真木に対して前田は、左のロー、ミドル、ハイと防戦一方に追い込む。判定は3−0で前田の圧勝。本土の元チャンピオンの強さを見せつけた一戦となった。
▼メインイベント1(第9試合) キックルール 全沖縄フェザー級王座決定戦 3分3R延長1R
○粟國直哉(ワイルドシーサーコザ/同級3位)
延長判定3−0 ※三者とも10−9
●剣児(ワイルドシーサー那覇/同級2位)
※本戦0−1(30−30、28−30、30−30)
※粟國が第4代全沖縄王座に就く
照屋政人の引退により、返上されたフェザー級タイトルをかけて2人の新鋭が激突!
1R、先に仕掛けたのは粟国。自分より大きい剣児を相手に正面から攻撃を仕掛けていく。対する剣児は、ガードを固め、体格差を生かし組んでからのヒザ蹴りの攻防にもっていく。粟国は腕を絡め、何とか振りほどこうとするが徐々にスタミナを奪われる。
2Rも同じような展開。粟国は単発でパンチをヒットさせるものの、すぐに剣児に捕まってしまう。対する剣児も捕まえるまではいいものの、そこからのヒザ蹴りが上手く出せない。粟国はセコンドから「首相撲に付き合うな」という指示が出ていたが、それでも何度も真正面から飛び込んでいく。ラウンド終盤、組まれる展開でやや疲れの見える粟国に剣児のヒザ蹴りが徐々にヒットしていく。それでも自分から前に出る粟国。
3R、粟国は蹴りからの攻めに切り替える。左ミドル、左前蹴り、バックスピンキック。しかし、剣児はガードをしっかり固め首相撲の展開。今までの疲労からか粟国は組まれてから転倒する場面が目立つ。膠着してブレイクが入ったあと、粟国は最後の力を振り絞って空手仕込みの胴廻し回転蹴り。負けじと剣児もお返しの胴廻し回転蹴り。ラウンド終盤2人同時の胴廻し回転蹴りも飛び出し場内を沸かす。そして決着は判定へ。判定は1-0(剣児)でドロー判定。延長戦へ持ち越された。
4R、息を吹き返した粟国は前蹴りからパンチのコンビネーションで攻め立てる。ここへ来て疲れの見える剣児はガードしきれず、何発か粟国のパンチをもらう。それでも強引に組みついてからのヒザ蹴り。これまで組まれて不利な状況だった粟国もヒザ蹴りを返していく。
ブレイク後、最後に力を振り絞って自分から攻める。左ミドル、左右のフック。まともにもらったが倒れない剣児。そしてここでゴング。判定は3−0で粟国の勝利。接戦であったが、最後の粟国の手数が決め手となった。チャンピオンになった粟国だが、技術的にはまだまだ本土の選手には及ばないと思われる。今後の成長に期待したい。
▼第8試合 K-1ルール 照屋政人引退エキシビションマッチ 2分2R
−照屋政人(ワイルドシーサー/全沖縄フェザー級王者)
勝敗なし
−クレイジーテル & 任朝恵(ワイルドシーサー/全沖縄ウェルター級王者 & ミドル級3位)
▼第7試合 ボクシングルールスペシャルファイト 3分3R
○屋比久(やびく/陽明館/J-NETWORK スーパーウェルター級5位、全沖縄ミドル級2位)
KO 1R2分6秒
●ショナフ(フリー/全沖縄ミドル級6位)
※KO前に両者ともダウン1あり
▼第6試合 K-1ルール 全沖縄ライト級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
−泰佑(ワイルドシーサーコザ/同級4位)
試合中止
−仲村直人(天下一道場/鴉ミドル級王者)
※仲村がドクターストップの為、試合中止
▼第5試合 K-1ルール 全沖縄ライト級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
○琉球丸(天下一道場/同級6位)
判定2−0 ※30−30、30−29、30−29
●せんと(SHINE/同級5位)
※琉球丸が王座挑戦権獲得
▼第4試合 K-1ルール スペシャルレディースファイト 2分2R
○三宅 りりこ(フリー)
TKO 2R55秒 ※レフェリーストップ)
●RUNA (WILD SEASAR KOZA)
▼第3試合 MMAフェザー級ランキングマッチ 3分2R
○朝也(天下一道場)
判定3−0 ※三者とも20−19
●YOSHIYUKI(フリー/同級7位)
▼第2試合 K-1ルール ウェルター級ランキングマッチ 3分2R
△基(ワイルドシーサー那覇)
ドロー 判定1-0 ※20−19、20−20、20−20
△ゆ〜じ〜(天下一道場/同級7位)
▼第1試合 MMAフェザー級ランキングマッチ 3分2R
○ハヤト(ワイルドシーサーKOZA)
判定2−0 ※20−19、20−20、20−19
●トラヴィス・スティーヴェンズ(ノヴァウニオン)
|