ニュージャパンキックボクシング連盟/誠至会
「KICK TO THE FUTURE 4」
2012年6月24日(日)大阪・住吉区民センター
開場12:30 開始13:00
情報提供/NJKF
▼ダブルメインイベント第2試合(第13試合) ラジャダムナンスタジアム・ランキング査定試合 フェザー級 3分5R
○カイムックダム・エークバンサイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム&WBCムエタイ・スーパーバンタム級王者)
判定3-0 50-48、50-47、50-48
●中嶋平八(誠至会/NJKF同級王者)
大阪・住吉区民センター大ホールを舞台に繰り広げられた、今年初開催となる地元ジム・誠至会の主催興行。今回最大の注目は、同ジム所属のNJKFフェザー級王者・中嶋が、タイ王国ラジャダムナンスタジアム&WBCムエタイ・スーパーバンタム級王者のカイムックダムを迎え撃った一戦だ。ダブルメインイベント第2試合として、ラジャダムナンのプロモーター、チューチャルーン・ラウィーアラムウェン氏が見守る中で行われたこの大一番。
この一戦に勝利すれば、ラジャダムナンのランキング入りということもあり、中島は入場から気合い十分の表情。中島は4月の後楽園大会で、森井洋介とのWBCムエタイ日本フェザー級王座決定戦で惜敗しており、その復活の舞台としては申し分が無い。
しかし、相手は百戦錬磨のラジャダムナン王者。昨年11月には国崇も破っている実力者・カイムックダムは、試合序盤からしなるような右ハイで快音を響かせていく。
中島も得意のパンチで応戦するが、カイムックダムは容易に懐には踏み込ませない。
3Rになり、手数の増えたカイムックダムは、流れるようなコンビネーションで、中島に着実にダメージを与えていく。4Rにはコーナーを背にした中島に対して、突き刺さるような跳びヒザ蹴りを炸裂させ、ダウンを奪ったカイムックダム。4R終了時には両手を広げて余裕を見せる仕草も。5R開始時、場内に応援団からの「中島」コールが響き渡るなか、中島は最後の気力を振り絞ってパンチを振るっていくが万事休す。
試合は終始、カイムックダムがペースを握る形で終了。判定は3-0のフルマーク、カイムックダムが二冠王の実力を見せつけた。
なお、大会では日タイ交流セレモニーも行われ、衆議院議員の佐藤しげき氏がラウィーアラムウェン氏に、タイ王国大阪総領事館・総領事のマーノップチャイ・ウォンパックディー氏が拳之会・小川春彦会長に、それぞれ大会開催に尽力したことに対する感謝状を贈呈。
佐藤氏が「今大会は日本とタイの国際交流として意義深いものです。昨年、日本では東日本大震災、タイでも大洪水が起きました。今、両国ともに懸命な努力を続けている中、キックを通して日タイの青少年の交流、育成が図られることを祈っております」とマイクで語ると、場内は拍手で包まれた。
▼ダブルメインイベント第1試合(第12試合) ラジャダムナンスタジアム・ランキング査定試合 スーパーバンタム級 3分5R
○国崇(拳之会/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者)
判定2−0 ※50−47、49−49、50−48
●フォンベート・チューワッタナ(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級10位)
国崇がラジャダムナンのランカー、フォンベートと対戦。積極的に前に出る国崇は、バックブローにスーパーマンパンチ、さらには二段蹴りまで繰り出してプレッシャーをかけていく。
4Rにはフォンベートの左まぶたをカットした国崇が、判定2-0で勝利。試合後には「内容は納得いってないですが、次に繋がりました。まだまだこんなもんじゃないので、もっと上を目指していきます。ラジャのベルトを獲りに行きます!」と、王座獲りを宣言した。
▼セミファイナル第2試合(第11試合) スーパーフェザー級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○竜宜(誠至会/同級7位)
判定2−0 ※30−29、29−29、30−29
●階 勇弥(健心塾/同級6位)
誠至会の竜宜が、かつてDEEP KICKの60kgトーナメントを制したこともある階と対戦。ともに序盤から激しく応戦、特に首相撲からのヒザの応酬では両者一歩も引かず、場内を沸かせる。死力を尽くした一戦を制したのは竜宜。試合後には「今日はオヤジが来てます、以上です」と、短くコメント。目に涙を浮かべながら、リングを後にする息子に駆け寄った父親の姿が印象的だった。
▼セミファイナル第1試合(第10試合) NJKF全階級トーナメント「NEW JAPAN WARS 2012」スーパーライト級1回戦 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
○AKIRA(誠至会/同級7位)
2R2分07秒 KO
●畠山隼人(E.S.G/同級3位)
1Rでは畠山がAKIRAをコーナーに追い詰めてタコ殴り状態、あわやAKIRAはダウン寸前。しかし、これをしのいだAKIRAが2Rに大爆発! 打ち合いに来た畠山を右フックでダウンさせると、立て続けに3度のダウンを奪い逆転KO勝利。試合後、AKIRAは「今日は強い相手だったので、勝ちがイメージ出来ませんでした。打ち合ってくれた畠山さんに感謝します」とコメント。この勝利により、AKIRAは9月22日後楽園ホール大会でスーパーライト級準決勝として、マリモー(キングジム/同級2位)と対戦することが決定。
▼第9試合 スーパーライト級 3分3R
○鈴木真治 (藤原/WPMF日本同級9位)
2R0分15秒 TKO
●宮島教晋(誠至会/同級6位)
▼第8試合 ウェルター級 3分3R
○DAI(誠至会/同級2位)
TKO 2R2分32秒
●西村圭生(理心塾)
▼第7試合 54kg契約 3分3R ※ヒジなし
○RISING一治(誠至会/スーパーフライ級9位)
判定2-0 30-28、29-29、30-28
●勇次(TEAM武装)
▼第6試合 61kg契約 3分3R
○半田喜蓮(誠至会)
KO 1R2分57秒
●桜華(道場絆)
▼第5試合 ヘビー級 3分3R ※ヒジなし
○白神昌志(拳之会)
TKO 2R3分00秒
●デービス・アラン(M-FACTORY)
▼第4試合 ミドル級 3分3R ※ヒジなし
○白神武央(拳之会/スーパーウェルター級8位)
TKO 3R2分18秒
●鹿津シンジ(月心会)
▼第3試合 55kg契約 3分3R ※ヒジなし
○tatsu魅(武心会)
TKO 2R1分39秒
●PRINCE博(ARENA)
▼第2試合 70.5kg契約 3分3R ※ヒジなし
○こうた(武心会)
判定3-0 30-29、30-27、30-29
●櫻井 博(多田)
▼第1試合 63kg契約 3分3R ※ヒジなし
○MASHI(新日本拳法)
判定2-0 30-29、30-30、30-29
●ピラニア(誠至会)
▼スペシャルマッチ 63.5kg契約 2分3R
○渡部靖史(奥旨塾大阪)
TKO 3R0分44秒
●梁雅(誠至会)
▼レディースマッチ 51kg契約 2分2R
△土居順子(誠至会)
ドロー 判定1-1 20-19、20-20、19-20
△若松ちづる(ARENA)
▼オープニングファイト第5試合 60kg契約 2分2R
○半田一覇(誠至会)
判定3-0 20-17、20-17、20-17
●木村吉光(勇健塾)
▼オープニングファイト第4試合 60kg契約 2分2R
○北野克樹(誠至会)
TKO 2R1分16秒
●岡田拓馬(ROYAL KINGS)
▼オープニングファイト第3試合 50kg契約 2分2R
○西田京介(勇健塾)
TKO 1R1分45秒
●高田壱誠(多田)
▼オープニングファイト第2試合 50kg契約 2分2R
○平野凌我(拳之会)
TKO 2R1分1秒
●沼田 祥(魁塾)
▼オープニングファイト第1試合 25kg契約 2分2R
△米田仁弥(闘拳塾)
ドロー 判定1-1 20-19、19-20、20-20
△柿本治人(翔健塾)
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