▲今大会一番の激闘!カノンスック・ウィラサクレック(左)と町田光の一戦はドローに終わった
MA日本キックボクシング連盟/真樹ジム
「KICK GUTS 2012 第15回梶原一騎杯〜真樹日佐夫追悼記念興行〜」
2012年7月15日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
▼第11試合 交流戦 62kg契約 3分3R
△町田 光(橋本道場/MA日本スーパーフェザー級王者)
ドロー 判定1−1 ※29−30、30−28、29−29
△カノンスック・ウィラサクレック(タイ/前M-1ライト級王者、元WPMF世界ライト級王者)
町田は2月の現NJKF王者・宮越慶二郎との一戦ではドローだったが、5月には当時J-NETWORK王者の木村天鮮を居合いパンチでKO。現在4連敗中で崖っぷちのカノンスックをもKOで沈めるのか。
1R、独特なステップから突き刺すような左ジャブを当てる町田。居合いパンチも見せるが、カノンスックは構うことなく重みのある左ミドル、左ハイ。接近戦ではヒジを合わせスリリングな展開を見せる。
2R、町田はパンチを当てるも、カノンスックが左ミドル、ヒジで優位に試合を組み立てる。カノンスックのヒジとパンチで目を徐々に腫らしていく町田。
3R、後がない町田はパンチの連打。タフなカノンスックはヒジを合わせていく。終了間際に町田はパンチのラッシュを仕掛けカノンスックを追い込んだところで惜しくもゴング。ドローに終わった。
▼第10試合 日タイ国際戦 56kg契約 3分3R
△マキ・ピンサヤーム(タイ/真樹ジムAICHI/元ルンピニースタジアム認定バンタム級&スーパーバンタム級王者 )
ドロー 判定1−0 ※30−29、29−29、29−29
△宮元啓介(橋本道場/MA日本スーパーバンタム級王者)
ピンサヤームは元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム&バンタム級王者で2004年度ルンピニースタジアム年間MVPという輝かしい戦歴を誇るムエタイ界のスーパースター。2009年6月に初来日し、藤原あらしをKO。現在は真樹ジムAICHIでトレーナーを務めている。4連勝中の宮元は強豪タイ人を撃破できるのか。
1R、お互いにローを出し合う中、ピンサヤームはスピードある右ハイをヒットさせるなど、一流ムエタイ選手らしい動きで場内を沸かせる。
2Rには、ピンサヤームが首相撲を仕掛け、ヒザ蹴り! 宮元はなす術なくレフェリーのブレイクを待つ展開となり、急に失速を見せる。
3Rになると、宮元は強烈な左ボディ! 効いたかのように後退するピンサヤームに対し、宮元は一気に前進し追い込む。パンチの打ち合いでも優位に立った宮元が追い上げ、ドローに終わった。
▼第4試合 WPMFウェルター級次期挑戦者決定トーナメント準決勝 3分5R
○中澤 純(ワイルドシーサー群馬/MA日本ウェルター級王者)
判定3−0 ※49−48、49−48、48−47
●高 修満(エイワスポーツジム/ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級5位)
3月に渡部太基に1RKO負けを喫した中澤が再起戦。対する高は、4月にJ-NETWORKスーパーウェルター級王座決定トーナメント決勝戦で敗れ再びベルト獲得に狙いを定める。
1R、ゴングと同時に高がダッシュし右ヒジを放つ奇襲攻撃。冷静にさばいた中澤は高の右ミドルに合わせて2度も強烈な右ストレートでぐらつかせる。さらに右ローで高の動きを止める。
2R、高はゆったりとした動きから右ロー。鋭いミドルで中澤のボディを削る。中澤のパンチにはヒジを合わせる。
3R、中澤はパンチを当てたいところだが、高は前蹴り、ミドルでうまく距離をとる。4Rにはスタミナに難のある高が失速したところで、中澤はパンチを当てる。最終ラウンドもKOに結びつくパンチを当てることは出来なかったが、中澤が攻め続けて主導権を握り判定勝利を収めた。
▼第3試合 MA日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦 3分5R延長1R
○邦博(真樹ジム沖縄/MA日本スーパーバンタム級3位)
TKO 2R2分52秒
●MASATO(ワイルドシーサー群馬/MA日本スーパーバンタム級4位)
※邦博が王座挑戦権を獲得
1R、パンチ主体のMASATOに対し、邦博は首相撲でガッチリ組みに行く。2Rも、首相撲の展開に持ち込んだ邦博が離れ際に右ストレート! これでダウンを奪った邦博のワンサイドゲームとなる。
巻き返しを狙うMASATOがパンチで勝負に出ると、邦博も打ち合いに応じ、立て続けにダウンを奪取! そのままTKO勝ちを収め、宮元啓介が保持する王座への挑戦権を獲得した。
▼第2試合 交流戦 スーパーライト級 K-1ルール 3分3R
○小川 翔(大石道場/K-1甲子園2012王者)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●木村ミノル(マイウェイジム/2011K-1甲子園関東地区王者、MA日本ライト級3位)
昨年のK-1甲子園関東地区で優勝している木村は、今年3月に開催された全日本大会の出場を辞退(3・18MAディファ有明大会にオファーがあったため)。小川がそのK-1甲子園で優勝したことで、木村は小川との対戦を臨んでいた。ようやく実現した幻のK-1甲子園決勝戦を制すのはどちらか。
序盤から小川は左インロー、右ローと木村の足殺し。木村は左ボディ、右フックと力強いパンチを当てていく。
2R、小川のローが徐々に効いてきたか、木村の動きが止まる。小川がローを放つと、木村は捨て身のようにローをカットすることなくパンチを即座に返す展開が続き、場内はドッと沸く。
3R、意地を見せる木村はKO狙いでパンチを振るうも、小川がロー狙いに終始。判定で小川が勝利し、木村は10戦目で初黒星を喫した。
▼第1試合 交流戦 54kg契約 2分3R ※ヒジなし
△ATSUYA(B-FAMILY NEO)
ドロー 判定1−0 ※30−28、29−29、29−29
△祐☆トーン・エー(真樹ジムAICHI)
※第6〜9試合 “ワル”プロデュース総合試合、第5試合はプロレス
★メイン(秋元皓貴vs藤澤大樹)、セミ(渡部太基vs雪丸)、第12試合(加藤竜二vsウエンツ☆修一)の試合結果はこちら
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