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GBRの「NJKF 桜井洋平VS羅紗陀の名勝負を動画で分析!
8月1日に行われた桜井洋平のファイナルマッチ、VS羅紗陀戦を伝説のキックボクサー鈴木秀明が試合映像を見ながら細かく分析!名勝負の勝敗を分けたポイントとは?

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【NJKF】日本vsタイの5戦は日本が3勝2敗で勝ち越しも、ムエタイ現役ランカーは圧勝

2012/10/21


▲現役ランカーのシティサク(左)がヒザ蹴りで2度のダウンを奪った

ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイジム
「MuayThaiOpen 22」

2012年10月21日(日)東京・ディファ有明
開場16:30 開始17:00

▼メインイベント(第14試合) 63kg契約 3分5R ※ヒジあり
○シティサク・ペパヤタイ(タイ/ルンピニースタジアム認定ライト級7位、元BBTV同級王者)
判定3−0 ※50−46、50−45、50−45
●渡部翔太(チームドラゴン)

 ムエタイ最高峰のひとつルンピニースタジアムから現役ランカーが来襲! シティサクはルンピニースタジアムが認定するライト級ランキングの7位で、戦績は59勝35敗4分。

 その対戦相手には、KrushやJ-NETで活躍する若手の渡部が大抜擢された。渡部の戦績は6勝(1KO)5敗。

 1R、シティサクは前蹴りと右ミドル、渡部もローを単発で出すくらいで、両者様子見のまま大きな動きはほとんどなし。

 2Rも特に大きな動きはなく、シティサクがやや手数を増やして前蹴り、右ミドル、組んでのヒザ蹴りを鋭角的に突き刺したくらい。渡部はローとパンチを単発で出す。

 3R、シティサクが左右のミドルとパンチ、渡部も単発でローとパンチを返す。このラウンドも両者ほとんど手が出ず、単調な試合展開が続く。

 4R、ようやくシティサクが前へ出て右ミドル、前蹴り、右ローと攻め、組んでは徹底的にヒザ蹴りを突き刺す。渡部は右ローから左フックにつなぐが、シティサクに組まれてヒザをもらう。

 5R、ここまで淡々と試合を進めてきた両者だが、ようやくパンチの打ち合いと蹴り合いが始まる。

 しかし、シティサクは首相撲で組むと鋭角的なヒザ蹴りを次々と突き刺し、立て続けに2度のダウンを渡部から奪う。

 渡部は逆転を狙って飛び後ろ蹴りを放つが空振りに終わり、シティサクが大差をつけて判定勝ちした。



▲TOMONORI(右)がKO勝ちで連敗から脱出した

▼セミファイナル(第13試合) 53kg契約 3分3R
○TOMONORI(OGUNI GYM/WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者)
KO 2R1分48秒 ※飛びヒザ蹴り
●ポンパン・エスジム(タイ/エスジム)

 今年3月以来の試合となるTOMONORIが在日ムエタイ戦士ポンパンと対戦する。TOMONORIは現在2連敗中(TKO負けとKO負け)でこの試合に再起を懸ける。

 一方のポンパンはピン・ポン・パンのリングネームでも日本で試合を行い、前回は6月17日のMA日本キックボクシング連盟でKO負けを喫して1勝2敗。

 1R、TOMONORIは右ローを徹底的に蹴り、ポンパンは蹴りをフェイントにしてのパンチを狙う。早くもTOMONORIの右ローでグラつく場面もあるポンパン。それでもスピードのあるミドルキックで反撃する。

 2R、ポンパンはミドルキックとヒジで前へ出てくるが、TOMONORIは落ち着いて右ローでダメージを与え、パンチにつなぐ。ポンパンの蹴りをキャッチして強烈な右ストレート。最後はTOMONORIが左フックでポンパンにロープを背負わせ、飛びヒザ蹴りでKOした。



▲左ハイキックを炸裂させる前田(左)

▼第12試合 54kg契約 3分3R
○前田浩喜(キックコア/NJKFスーパーバンタム級2位)
KO 2R2分47秒 ※パンチ連打
●ラチャシー・ギィヤットガムポン(タイ/アディソンスタジアム認定ミニマム級王者、タイ国中央連盟同級王者)

 6月17日の『TENKAICHI Super Fight』で勝利を収め、4連敗から脱出した前田がタイ人を迎え撃つ。相手は47勝(18KO)16敗2分の戦績で、ムエタイのベルトを2本保持する19歳のラチャシー。

 1R、右ミドルとパンチでどんどん前へ出て攻めるラチャシー。右ミドルが決まるたびに大きな音が響き、場内にどよめきが起こる。ラチャシーの突進に前田は防戦一方で後退を余儀なくされたが、ラチャシーは後半に早くも失速。そこへ前田の左ストレートが炸裂し、ラチャシーはグラつく。ラチャシーは動きを止め、前蹴りでダメージの回復を待つ。

 2R、再び右ミドルとパンチで前へ出るラチャシーだが、前田の左ストレートをまともに顔面に喰らい、さらに前へ出るところにフック&アッパーのコンビネーションパンチをもらう。前田はワンツーから左ハイキックもヒットさせ、ノーガードでパンチをもらい続けるラチャシーを何度もグラつかせる。

 それでも前に出てくるラチャシーだったが、前田のパンチの連打を浴び、左ハイキックで足がもつれてダウン。さらに前田がパンチの連打を浴びせると、ガードすることなくパンチをもらい続けて大きくグラつき、最後はバッタリと倒れてレフェリーが試合をストップした。



▲ハガ(左)の大逆襲にヒジ打ちで応戦した幸二郎(右)がTKO勝ち

▼第11試合 「NEW JAPAN WARS 2012」バンタム級決勝戦(NJKFバンタム級王座決定戦) 3分5R
○幸二郎(OGUNI GYM/NJKFバンタム級1位)
TKO 2R1分28秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
●Mr.ハガ(北流会君津ジム/NJKFバンタム級2位)
※幸二郎が新王座に就く。

 1年間かけて行われてきたNJKFの全階級トーナメント「NEW JAPAN WARS 2012」。優勝者が各階級の王者に挑戦できるが、バンタム級は王座が空位だったため、決勝戦が王座決定戦となった。

 1R、ローキックからのパンチでアグレッシブに攻める幸二郎に対し、ハガは左ミドルを蹴り返す。ハガが組んでのヒザ蹴り勝負に持ち込むと、幸二郎はそれに付き合わず組まれたままパンチとヒジを叩き込む。ラウンド終了間際には、幸二郎が左ヒジの連打でハガを流血させる。

 2R、ハガが組んでのヒジとヒザで勝負を懸けるが、幸二郎もヒジで応戦し、ハガの出血がひどくなりドクターチェックに。再開すると、ハガは捨て身の打ち合いを挑み、パンチとローで幸二郎を追い詰める!

  ハガの勢いに押される幸二郎だが、右ヒジで逆襲! この一発でハガはさらに大出血し、レフェリーストップで幸二郎が勝利。新王座に就いた。

 幸二郎は「マイクで喋るのは初めてです。今、凄く嬉しくて。僕が負けても負けても(8勝7敗1分)応援してくれた皆さん、ありがとうございました!」と、笑顔で挨拶した。



▲父の想いを背負って戦ったリカ(右)が見事ベルトを獲得した

▼第10試合 ムエタイウォーリアーライトフライ級王者決定戦 2分5R ※ヒジあり
○リカ・トングライセーン(センチャイムエタイジム)
KO 2R1分41秒 ※パンチ連打
●ノンアーイ・ソージャックチャイ(タイ/タイ国中央連盟ミニマム級王者)
※リカが新王座に就く。

 タイの新団体ムエタイウォーリアーのタイトルを懸けて女子のタイトルマッチが組まれた。リカは今大会のプロモーターであるセンチャイ会長の愛娘でムエタイ戦績は2戦2勝、ボクシングで1勝。対するノンアーイは15歳で13勝5敗の戦績。「お父さんにベルトをプレゼントしたい」というリカの想いは実現するか?

 1R、いきなり右ストレートをヒットさせたリカに、ノンアーイは首相撲で組み付いてのヒザ蹴り。その後も両者組んでのヒザの打ち合いが続き、ブレイクになるとリカがパンチをヒットさせる。

 2R、前蹴りからのパンチで前に詰めていくリカ。ノンアーイは首相撲からのヒザ蹴りをしつこく仕掛けていくが、リカの左ヒジ打ちをもらってダウン。立ち上がったノンアーイにリカはパンチでラッシュをかけ、右のパンチでノンアーイが倒れたところでレフェリーが試合を止めた。

 父センチャイ会長と抱き合って喜んだリカは、「お父さんのために絶対ベルトを獲りたいという気持ちでした。凄く緊張していました。頭の悪い私を最後まで見捨てないで教えてくれて、ベルトが獲れました。お父さん、仲間、みんなに感謝しています」と、マイクで語った。



▲K(右)のとらえどころのないファイトスタイルに板倉(左)はしてやられた

▼第9試合 ウェルター級 3分3R
○K・ルークプラバーツ(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級10位)
判定2−1 ※30−29、29−30、30−29
●板倉直人(スクランブル渋谷/WPMF日本ウェルター級6位)

 日本での試合経験が豊富なKと、REBELS&M-1を主戦場にする“キック界の燃える闘魂”板倉が対戦。

 1R、板倉はひたすら左ローを蹴り続け、Kは右ミドルと右ハイキック。時折、Kが飛び込んでのフック&アッパーも見せるが、お互いに様子見のラウンドとなった。

 2Rも左ローを徹底的に蹴っていく板倉。Kは左ミドル、ヒザ蹴り、ヒジを全てジャンプして繰り出す余裕ぶり。両者組んでのヒザ蹴り合戦も展開される。

 3R、勝負を懸けて前に出てきた板倉の攻めを、Kは右のパンチで迎え撃つ。板倉はパンチとヒジで詰め寄るが、Kに組まれてしまって動きを止められる。Kののらりくらりとした戦い方に板倉は突破口を見出せず、判定2−1の僅差で敗れた。


▼第8試合 59.5kg契約 3分3R
○MOMOTARO(OGUNI GYM/NJKFフェザー級6位)
KO 3R1分19秒 ※左飛びヒザ蹴り
●晋・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFライト級3位)

▼第7試合 バンタム級 3分3R
○貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFフライ級6位)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●鰤鰤左衛門(ぶりぶりざえもん/キックコア)

▼第6試合 スーパーバンタム級 3分3R
○TANAKA-KMG(クラミツムエタイジム)
判定2−0 ※30−29、29−29、29−28
●ケンタロウ新興ムエタイ(新興ムエタイジム)

▼第5試合 スーパーライト級 3分3R
○村中克至(ブリザードジム)
判定3−0 ※三者とも30−24
●嶋田裕介(Bombo Freely)
※嶋田は1Rに右ストレートと右フックで2回、2Rに右ストレートでダウンあり。

▼第4試合 フェザー級 3分3R
△下東悠馬(クラミツムエタイジム)
ドロー 判定0−1 ※29−29、28−30、29−29
△広・センチャイジム(センチャイムエタイジム)

▼第3試合 フライ級 3分3R
○悠斗(東京町田金子ジム)
KO 3R1分15秒 ※前蹴り
●坂元浩一(KSW)
※坂元は2Rに左ボディブロー、3Rに右ローでダウンあり。

▼第2試合 60kg契約 3分3R
△服部FLY SKY(FLY SKY GYM)
ドロー 判定1−1 ※30−29、29−30、29−29
△小平 卓(格闘道場G-1)

▼第1試合 ウェルター級 3分3R
○水沢敏男(E.S.G)
判定3−0 ※三者とも30−29
●恒・センチャイジム(センチャイムエタイジム)

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