5月30日(日)東京・JCBホールで開催されるサステイン『The Way of SHOOTO 03〜Like a Tiger,Like a Dragon』で、リオン武(シューティングジム横浜)の保持する修斗世界ライト級王座に挑む“最強のチャレンジャー”世界ライト級1位・日沖発(ALIVE)。昨年はSRC参戦に専念し、修斗出場は2008年11月29日の佐藤ルミナ戦以来となる。これまで修斗のタイトルに縁がなかった男が、この試合に懸ける想いはどんなものなのか?(2010年5月25日UP)
PROFILE
日沖 発(ひおき・はつ)
1983年7月18日、愛知県名古屋市出身
身長177cm、体重65kg
中学時代にブラジリアン柔術を始め、
2001年9月24日の第8回全日本アマ修斗ライト級で3位入賞
2002年10月6日に菅谷Gatch正徳でプロ修斗デビュー
2003年の新人王トーナメントに出場するも2回戦で高谷裕之に敗れ初黒星
2006年5月5日、カナダのTKOに出場して世界フェザー級王座に就く
2006年8月26日、PRIDE武士道に初出場してジェフ・カランに判定勝ち
2008年10月3日、TKOで世界フェザー級王座の初防衛に成功
2008年11月29日、佐藤ルミナを僅か3分32秒でTKOに降す
2009年3月20日に戦極(SRC)初参戦、同年8月2日にフェザー級GP決勝戦へ進出するが、ドクターストップで棄権
同年11月7日、幻の決勝戦の相手である小見川道大と対戦するも2−1で判定負け
ニックネームは“修斗の子”
通算戦績:20勝4敗2分
TKO世界フェザー級王者
ALIVE所属 |
■あまり運命的なものはそこまで感じません
ーー今回はチャンピオンであるリオン武選手の方から逆指名という形で、日沖選手が挑戦者になったわけですが、逆指名を受けたご感想は?
「最近は相手の方から“闘いたい”と言われることが多いので、そういう流れなのかなって感じています」
ーー日沖選手にとって今までリオン選手はどんな存在でしたか?
「同じ階級のチャンピオンという存在です。いつかやることになるかもしれないな、とは思っていました」
ーータイトルに挑戦したいとの意思を持っていたわけではなく、漠然といつかはやるだろう、くらいの意識だったんですか?
「はい、そうです。タイミングがあるというか、マッチメイクはめぐり合わせもあると思うので」
ーーでも、修斗での最終目標は世界タイトルに置いているわけですよね?
「ひとつの形としてはそうですね。でも、修斗の世界タイトルマッチは年に1回くらいしかないですから、やはりめぐり合わせというものがあると思います。必ずしも自分が希望すればタイトルマッチが出来るわけではないですから。そういう時期が来て、周りがそういう流れになればベルトが付いてくるものだと思っています」
ーーあまり自分からは何が何でも世界タイトルマッチをやりたい、というわけではなかったんですか?
「自分が一番だと証明できればいいとは思っていました」
ーーリオン選手とはアマ修斗で対戦経験があるそうですね。
「昔やっています。どんな感じでしたかね……上を取られた覚えはあります。テイクダウンされたのかな? たしか僕が勝ったはずですけれど」
ーーあれ? それくらいの記憶しかないんですか。
「何となくは覚えているんですけれど、もうだいぶ前の話なので(笑)。感覚的なものは残っていないですね」
ーーその後のリオン選手を見て、どう思っていましたか?
「アマ修斗の延長としては見ていません。プロで活躍しているのを見て、強い選手だなと思ったことはあります」
ーー特に何が強いと思っていますか?
「負けないように上手く闘うことと、勝つための勝ちどころを知っていることです」
ーー公開練習では「今やるべき相手はリオン選手かなと思っていました」と言われていましたが、一番興味のある相手ですか?
「現時点では。やはりチャンピオンですしね」
ーーこの試合に強い思い入れはありませんか? それとも他の試合と変わらない?
「そうですね(笑)。あまり運命的なものはそこまで感じません」
|