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4月17日(土)、P’sLAB東京にて、PRIDEヘビー級GP一回戦で、ヒース・ヒーリング(アメリカ/ゴールデン・グローリー)と対戦する高橋義生(日本/パンクラスism)が公開練習を行った。
この日のメニューは、ミット打ち3分1Rとアメリカ帰りの謙吾を相手に総合のスパーリング3分1Rの計2R。ヒーリング対策として、ミット打ちでは細かいパンチの回転やスリッピングによるディフェンスを、総合のスパーリングではタックルをいなす動きをみせた。
真っ黒に日焼けした肉体を見る限り、調整も順調に来ているようだ。
▼公開練習後のインタビュー
――対戦相手が決まっての率直な感想は?
相手が少し重くて、それが気になります。ただ相手が決まってくれてよかったと思います。
――今、体重は何kgですか?
94、5kgくらいですね。
――約20kgくらい差がありますが、どんな対策を立てていますか?
ジョシュの時の反省点を考えながらやってます。
――掴まらないってことですか?
掴まると思うんで、そこからの動きを。
――話せる範囲で教えていただきますか?
重量級のタックルの対処法ですね。タックルを取らせないんじゃなくて、取られてからの対処です。
――ヒーリングの印象は?
ビデオをいただいたんですが、まだ見てないんですよ。明日ゆっくり見ようと思います。ただ昔見たときはタフで、デカくて、前に出てくるタイプだな、と。思いっきり打ち合いができればいいと思います。
――やりやすいタイプですか?
分からないです。実際にリングに上がってみて分かると思います。今はやりにくい相手だと想定してやっています。そうすれば実際にやりやすいと思うんで。
――最軽量級としてのプレッシャーはありますか?
ないです。それは年末に近藤が跳ね除けてくれたんで、僕は近藤の尻にくっついて行こうかな、と(笑)。
――PRIDEについては?
興行的に華やかですよね。セコンドについたことがあるんですけど、それだけで舞い上がりそうでした。今回はそうならないようにします。
――初参戦でGPということについてはどうでしょうか?
心から光栄です。パンクラスの王者として、看板を汚さないようにします。パンクラスがどういうものかを見せたいです。
――もし勝ち上がれば8月まで続くことになりますが、社長の方は何か?
とりあえず一回戦だけ。社長はあんまり僕のことはいらないと思っているみたいなんで(笑)。適当に頑張れってことです。
――戦いたい相手はいますか?
いるけど今は言えないです。今は言っちゃいけないと思います。16人の中にはいない選手ですから。それも含めてこの試合に勝てば発言権も出てくると思います。
――勝つイメージは浮かんでますか?
色々考えてます。理想はKOですけど、言いづらいところなんで。
――1R10分ですが
それが一番不安です。昔のルール以来なんで。でもそれは練習の方で克服できます。
――早めに極めたい、と。
毎度のことながら(笑)。
――仮想ヒーリングとして誰かを見立てて、スパーリングはしていますか?
いません。いつもそういうことはしないです。頭の中で描いていたイメージを壊したくないんですよ。誰かを見立てていると、その人の癖が入ってきたりして、実際違うと嫌ですから。
――シューズは履きます?
履きます。脱いだらすぐ負けるんで。
――これまでのキャリアの中で最も大きな試合だと思っていますか?
そうです。いつもとはかなり違いますね。PRIDEというよりも前回、ジョシュに負けていますからね。もっと追い込まないといけないでしょうし。だから今までで一番追い込みをかけられてますよ。
――PRIDEのベルトは視野に入ってますか?
うーん…その前にジョシュとやりたいです。パンクラスの無差別級のベルトを取り返したいです。
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