6月2日(水)、都内ホテルにて『PRIDE GP 2004 2nd ROUND』の対戦カード発表記者会見が行われた。会見には榊原社長のほかに、桜庭和志(高田道場)、吉田秀彦(吉田道場)の2選手も出席。それぞれ「ハントは精神力も強い選手です。心の勝負になると思います」(吉田)、「前回の対戦は夢でした。今回が初対決です」(桜庭)と意気込みを語った。
<質疑応答>
――吉田選手は昨年のミドル級GP前から、ハントの元コーチであるハピーコーチに打撃を教わっているそうですが
吉田 そうですね。試合が決まったことを伝えたら「ヨシダ、クレイジー」と言われました(笑)。まあそれくらい強いってことでしょう。今回もハピーコーチが教えてくれるということなんで、しっかり習ってやっていきたいと思います。
――先ほど、夢という話がありましたが、その時のニーノ選手は印象はどうでしたか?
桜庭 夢なんではっきり覚えていません。
――榊原社長に質問です。アローナVSジャクソンの一戦はミドル級次期挑戦者決定戦ということになるんですか?
榊原 そうです。8月15日に近藤VSシウバの試合を決めたいので、その結果にもよると思うんですが、私は次期挑戦者決定戦というイメージの試合にしたいです。
――ニーノとは噛み合うと思っていますか?
桜庭 夢だったんで分かりません。(榊原社長の方を見ながら)ところで僕の試合も挑戦者決定戦にしてもらえないですか?
榊原 結果を出してから…(苦笑)。ニーノに一本勝ちしてから考えます。
――ニーノはエルビス・プレスリーのコスプレをしていますが、桜庭選手も何か考えていますか?
桜庭 今、考えてます。もしこの試合が挑戦者決定戦になったら、もっと真剣に考えます(笑)。
――吉田選手はこの試合から新しい柔道着を着るそうですが、どんなメリットがあるんでしょうか?
吉田 軽くなったくらいです。一回、マジックテープで留めておいて、相手が引っ張ったら脱げる道着にしようと思ったんですけど(笑)。今までは普通の柔道着だったんで重かったんです。だから改良して軽くしました。
――どのくらい軽くなったんでしょうか?
吉田 (道着を開発した)ミズノさんに聞いてください(笑)。
――桜庭選手、膝の具合はどうでしょうか?
桜庭 10代の頃からのケガなんで、適当にやってます。僕も膝を改良したかったんですけど、一年くらいかかるんで、少し軽くしときました。
――ハントのパンチを受けてみたいという気持ちはありますか?
吉田 できたらすぐ極めたいんですけどね(苦笑)。ただ一発殴られるような暇もないと思いますし、試合が始まって殴られたら、キレていっちゃうかもしれないですよ。楽しみにしておいてください。
DSE「PRIDE GP 2004 2nd ROUND」
2004年6月20日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
<対戦カード>
▼ワンマッチ
吉田秀彦(吉田道場)
VS
マーク・ハント(リバプール・キックボクシングジム)
桜庭和志(高田道場)
VS
ニーノ・"エルビス"・シェンブリ(グレイシー・バッハ)
クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン(チーム・オオヤマ)
VS
ヒカルド・アローナ(ブラジリアン・トップ・チーム)
▼GP二回戦
エメリヤーエンコ・ヒョードル(レッドデビル)
VS
ケビン・ランデルマン(ハンマーハウス)
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジリアン・トップ・チーム)
VS
ヒース・ヒーリング(ゴールデン・グローリー)
小川直也(UFO)
VS
ジャイアント・シルバ(フリー)
セーム・シュルト(ゴールデン・グローリー)
VS
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシアン・トップ・チーム)
≫過去のPRIDEファイターのスパーリング映像
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジリアン・トップ・チーム)
『武士道 其の壱』 グレイシーチーム
ホイス・グレイシー(ホイス・グレイシー柔術アカデミー)
高瀬大樹(フリー)、長南亮(フリー)、中村和裕(吉田道場)
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