【PRIDE】アンケート結果 1位はヒョードル×ランデルマン
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<榊原社長の質疑応答> ――このアンケートを見ると、小川×ノゲイラが第2位に来ています。その中で、小川×シルバに決定した理由を教えてください。 この表の通り、小川選手の対戦相手として1位はノゲイラです。ただこの対戦は決勝ラウンドでみたいという気持ちもあります。そうなるとヒーリングかシルバ。ヒーリングは体格的にも、技術的にも、小川選手に勝っている部分がない。ただシルバに関しては、肉体的に小川選手を凌駕している。ヒーリングになると、どうしても小さくまとまってしまうんで、シルバを大抜擢しました。ご存知の通り、シルバは確実に進化しています。肉体的名ハンデがある中で、小川選手がどう対応するのかを見てみたいという気持ちがありました。 また対戦カードを全体的に見回してみた場合、ノゲイラとヒーリングの再戦を見たいという声も多かったので、バランスを考えった結果、こうなりました。 ――小川選手は対戦相手を聞いて、何と言っていましたか? 小川選手は誰でもいいという姿勢なので、決まった相手に合わせて調整すると思います。今回対戦カード発表が遅れたのは、ヒョードル×ランデルマンについて手間取ったんです。このカードについてはファンの声を聞くまでは全く考えていませんでした。ただ表を見ても分かるとおり、これだけニーズが強いので、何とか実現させたい、と。ランデルマンにしては前回、無心でミルコと戦ってKOした。そこで野心が生まれていると思うんです。そういう時期にヒョードルと戦わせるのは避けたいという気持ちがありました。しかし最終的には「コールマンの敵を討つ」ということでOKしてくれました。ランデルマンも前回の試合では102kgほどあって、ミルコよりも少し重いくらいでしたからね。UFCで王者になった選手ですし、もしヒョードルに勝つようなことになれば、3強と肩を並べると思います。 ――シュルト選手は5月の大会でアレクセイ・イグナショフ選手にKO負けしましたが、ダメージの方はどうなんでしょうか? 確認をとったところ、大会に支障をきたすようなものではないと分かりました。6/20には調整できるとのことです。 ――小川×シルバとなると、プロレスイベントである「ハッスル」との絡みもあると思うのですが。 私の個人的な意見ではハッスルと連動させたくありません。純粋にPRIDEの中での小川選手とシルバの戦いだと思っています。ただ小川選手本人がどう解釈しているのは分かりません。彼の中ではあくまでハッスルを普及させるために、PRIDEに参戦しているという、自分自身での理由付けがあるので、本人の目標設定としてハッスルがあるかもしれませんね。ただシルバに関しては小川選手のように総合的に考えていないと思います。ハッスルとPRIDEは別に考えていますし、6/20一本に絞ってくるでしょうね。彼は本物のアスリートなんですよね。シルバはPRIDEや総合格闘技が自分の才能を開花できる新しい舞台と考えているんです。だから競技者としてのシルバに興味を持って欲しいです。見てもらうと分かりますけど、パーツ一つ一つが大きいから、それだけが武器になるんです。シルバもそれが分かっているんで、トップを取るという意識を持っていますよ。
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