6月4日(金)東京・後楽園ホールで開催されるシュートボクシング『∞-S〜infinity-S〜Vol.3』で、対戦が決定していながらも契約体重問題で揉めていた土井広之VS後藤龍治が、ようやく両者の間で合意を得た。
「俺はS・ウェルター級に階級を落とすとは言ったけど、この前のマイクはS-cup予選への呼びかけ。大人なんやから格下やっていう俺にハンディをくれと。俺はグローブハンディをやる。その上で投げて極めてキッチリ倒したりますから、ごちゃごちゃ言わんと勝負しましょ」と主張する後藤に対し、土井は「ごちゃごちゃ言ってるのはお前。キッチリ倒すっていうのは凡戦マンが言う言葉じゃない。緒形も小次郎も怪我があって連戦が難しい中で、オレが名乗りをあげなければアイツはただのラッパ吹き。本当だったら誰も取り合わないでしょ。そこを俺が69Kgで飲んでやるんだから誠意を見せろ」と反論していた。
両者の主張は平行線を辿っていたが、ようやく今日になって後藤が、「減量はしているが69まで落すのは無理。それに俺のS-cup予選への呼びかけとはテーマが違う。そのつもりでやる言うて出て来たんやないんかい! しゃーないから、69・5Kgまで落してグローブハンディやったる。それやったら文句ないやろ!」と、激昂しながらも発言したことにより、土井69Kg、後藤69・5Kgのグローブハンディマッチという形で、この特別試合の契約体重が正式決定した。
試合成立の報を受けた土井は、「俺がアイツを倒すか、それとも倒されるか。どっちにしろKOで決着がつく試合にしますよ。体格的には不利かもしれないけど、背負ってきたものが違う。フリーとか都合のいいこと言ってプラプラしてる奴には負けれない」と、その決意を語っている。
リング外で舌戦を繰り広げた両者だが、あとは明日4日、リング上で拳を交わすのみ。SBでは過去、吉鷹弘VS大江誠、吉鷹弘VS阿部健一、藤山照美VS熊谷直子など、両者のイデオロギーをぶつけ合う大物日本人同士の名勝負が繰り広げられてきたが、今回も激戦になる事は必至! 見逃せない対決となる。
「∞-S〜infinity-S〜Vol.3」
シュートボクシング協会
2004年6月4日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30
<対戦カード>
▼メインイベント SB日本スーパーフェザー級選手権試合3分5R
王者
松浦知希(風吹)
VS
挑戦者・1位
及川知浩(龍生塾)
▼セミファイナル 特別試合ハンディマッチ3分5R
SB世界ウェルター級王者
土井広之(シーザー)
VS
SB日本ミドル級王者
後藤龍治(STEALTH)
※以下は[シュートボクシング対IKUSA&R.I.S.E.連合軍交流戦]
▼第5試合 SB日本ウェルター級3分5R
菊地浩一(寝屋川)
VS
祐 樹(REAL DEAL)
▼第4試合 SB日本S・ウェルター級3分3R
藪 英平(龍生塾)
VS
NIIZUMAX!(クロスポイント吉祥寺)
▼第3試合 SB日本フェザー級3分3R
石川剛司(シーザー)
VS
卯月昇竜(チームドラゴン)
▼第2試合 SB日本ライト級3分3R
田村聡太(大阪)
VS
梶原龍児(チームドラゴン)
▼第1試合 SB日本S・ウェルター級3分3R
太田義昭(シーザー)
VS
高橋忠一郎(スクランブル渋谷)
<チケット料金>
RS席10,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 B席4,000円
<チケット販売所>
当日券は16:00より後楽園ホールにて発売
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=03-3843-1212
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