8月13日(金)アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ&ムリーロ・ブスタマンチ(共にブラジリアン・トップ・チーム)が公開練習を行った。
いつもはカメラマンからポーズを指示されても気さくに応じるノゲイラだがこの日は違った。チョークスリーパーをかける写真が取りたいという要求も「今はそんな気分じゃない」とあっさりと断った。公開練習自体も撮影用のスパーリングではなくタックルの反復練習といった地味なもの。周りの目を気にせず、途中で動きを止めてはマリオ・スペーヒー(ブラジリアン・トップ・チーム)に指導を受ける姿は公開練習というよりも、本格的なトレーニング前のウォーミングアップといった様子だ。
練習後に行われた囲み取材でも拳にバンテージを巻きながら受け答えするノゲイラ。試合を明後日に控え完全に戦闘モードに入っている。
「スピニングチョーク以外にも色んなテクニックは山ほど持っています。試合の流れの中でそれに合った技を出して戦うだけです。ハリトーノフもテクニックを持った選手なので本当にテクニックが上の人間が勝つことになるでしょう」と自信のほどをうかがわせた。また決勝で戦いたい相手についてはエメリヤーエンコ・ヒョードル(レッドデビル)ではなく小川直也(UFO)の名前を挙げた。
会見に同席したブスタマンチも「今回のノゲイラは過去最高の仕上がりだ。ハリトーノフも優れた選手ではあるけれど、ノゲイラはそれ以上に優れているよ」と太鼓判を押した。
全部の取材が終了後、記者陣をシャットアウトし、ノゲイラは再びボクシングのミット打ちを始めた。試合まで残り2日間、ノゲイラは一切の妥協を許さず最後まで全力を尽くす。
≫アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ&ムリーロ・ブスタマンチ 公開練習映像
▼大会情報
DSE「PRIDE GRANDPRIX 2004 FINAL ROUND」
2004年8月15日(日) 埼玉・ さいたまスーパーアリーナ
開場・13:00 開始・15:00
<対戦カード>
▼第1試合
ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジリアン・トップ・チーム)
VS
中村和裕(吉田道場)
▼第2試合 PRIDE GP2004 準決勝
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジリアン・トップ・チーム)
VS
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシアン・トップ・チーム)
▼第3試合 PRIDE GP2004 準決勝
小川直也(UFO)
VS
エメリヤーエンコ・ヒョードル(レッドデビル)
▼第4試合 PRIDE GP2004 リザーブファイト
ケビン・ランデルマン(ハンマーハウス)
VS
ロン・ウォーターマン(チーム・インパクト)
▼第5試合
ミルコ・クロコップ(チーム・クロコップ)
VS
エメリヤーエンコ・アレキサンダー(レッドデビル)
▼セミファイナル
ヴァンダレイ・シウバ(シュート・ボクセ・アカデミー)
VS
近藤有己(パンクラスism)
▼メインイベント PRIDE GP2004 決勝
第2試合の勝者
VS
第3試合の勝者
<お問い合わせ>
DSE 03-5464-1531
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