9月6日(月)都内ホテルにて、10月13日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催される『K-1 WORLD MAX2004〜世界王者対抗戦〜』の記者会見が行われた。かねてからの噂どおり、今年の世界王者ブアカーオには“超合金”武田幸三が挑む。
武田は前日の5日、東京・ディファ有明で開催された新日本キック協会の大会に出場、メインでテーチャカリン・チューワッタナ(タイ)と対戦した。しかし、1Rにパンチで右眉辺りをカットされてTKO負け。25針を縫う裂傷を負っていた。
「昨日の試合、私も観戦していて出場できないんじゃないかと心配しましたが、試合後に本人、伊原代表、長江館長と話し合った結果、どうせやるなら一番強いヤツとやらせて欲しい、MAXまで1ヵ月しかないがすぐに抜歯して練習を再開したいとのお話を頂きまして、すぐにブアカーオに連絡して昨日の深夜、決定しました」と谷川プロデューサーは説明。
「武田選手は今年の世界大会には出場していませんが、ファンはぜひ見たがっていた。満を持しての登場です。もともと、武田選手はタイ人が得意だし、ラジャダムナンのチャンピオンにもなっているので、何が起こるか分からない。武田選手に期待したい」と谷川プロデューサーは語る。
心配されるのは幅6cm、深さ1cmで25針も縫った負傷箇所だが、武田は「傷に関しては慣れっこ。よく切るので(笑)。3日ぐらいで抜糸出来ると思います。(手術用の)アロンアルファでくっつけますよ。この前も(7月のペットナークン戦で反則のヒジで切られた)アロンアルファでくっつけました」と“問題ない”を主張。今回の出場を決めたのは、「自分の体は問題じゃない。一番のこだわり、ポリシーはお客さんが見たいといって下さることが出場の理由です。その期待に応える事が一番だと思う」という。
ブアカーオについては、「タイ人とよく試合をしますが、その中でもトップレベルだと思う。若さもある。でも、倒せない相手ではないと自分では思っています」と自信を覗かせる。「VSムエタイを10年、30戦以上やっている。ヒジがないから助かる。前蹴りとミドルキックが主な技なので、その技にどう対応するかが一番重要だと思う」。
具体的な闘い方としては、「いつもどおりパンチとローで倒しに行きますが、前蹴りが必ず来るのでどう捌いて中に入るか。距離の取り合いになるでしょうね。向こうは長い距離か首相撲なので、首相撲は大丈夫だから長い距離で僕のローとパンチをどう出せるかがポイントになるでしょう」と語った。MAXの中では自分が一番タイ人との試合が多いので、一番経験がある」とも。
確かに、魔裟斗がブアカーオを相手にあそこまで闘えたのは、「魔裟斗は実は首相撲が強いから」と元キックボクサーの伊藤隆も解説しており、VSブアカーオにおいて首相撲は重要なポイントとなる。「僕は首相撲が得意。嫌いじゃない。今までのタイ人にもコカされたり崩されたりしたことはない」と武田。これでブアカーオの武器であるヒザ蹴りは問題なし、残るか課題はあの前蹴りとミドルをどう捌いて、軸足へのローキックやカウンターのパンチを当てていくかだ。
また、魔裟斗が出場しない事に関しては、「(出場する)みなさん同じ考えだと思いますが、直接には出ないからプレッシャーがかかるとかいうことはないと思います。他の選手が頑張って目立てばいいと思う。魔裟斗選手が出ないから、ということは誰も考えていないと思う」と意に介さない事を、選手を代表して武田が代弁した。
「K-1 WORLD MAX 2004〜世界王者対抗戦〜」
TBS/FEG
2004年10月13日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30 開始17:30
<対戦決定カード>
▼K-1ルール3分3R延長2R
元ラジャダムスタジアム・ウェルター級王者
武田幸三(治政館)
VS
K-1 WORLD MAX2004世界王者
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック)
▼K-1ルール3分3R延長2R
須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ)
VS
WBCインターコンチネンタル・ジュニアミドル級王者
マイケル・ラーマ(USA/アイロンホースボクシングクラブ)
▼総合格闘技ルール5分3R
山本“KID”徳郁(PUREBRED TOKYO)
VS
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴルレスリング連合)
▼K-1ルール3分3R延長2R
安廣一哉(正道会館)
VS
WPKL世界ムエタイ王者
サミール・ベルバーチ(フランス/エクストリームチーム・レ・バンナ)
▼K-1ルール3分3R延長2R
WKAA&WKASPスーパーライト級王者
ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュー)
VS
2001ムエタイ世界選手権準優勝
アースラン・マゴメドフ(ロシア)
▼K-1ルール3分3R延長2R
ISKA世界ミドル級王者
大野 崇(inspirit)
VS
K-1 WORLD MAX2002 in Brazil王者
マルフィオ・“ザ・ウォーリヤータイガー”カノレッティ(ブラジル)
▼K-1ルール3分3R延長2R
K-1 WORLD MAX2002 USA大会優勝
ドゥエイン・ラドウィック(USA/3−Dマーシャルアーツ)
VS
ウィリアム・ディンダー(オランダ/キックボクシング・アーネム)
▼K-1ルール3分3R延長2R
小次郎(スクランブル渋谷)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
▼K-1ルール3分3R延長2R
K-1 WORLD MAX2004日本代表決定トーナメント優勝
小比類巻貴之(チームドラゴン)
VS
K-1 WORLD MAX2002王者
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズ)
※試合順は未定。
<チケット料金>
SRS席20,000円 S席12,000円
須藤元気応援シート12,000円(S席・特典付き)
山本“KID”徳郁応援シート12,000円(S席・特典付き)
武田幸三応援シート12,000円(S席・特典付き)
小比類巻貴之応援シート12,000円(S席・特典付き)
A席6,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売 発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! k-1オフィシャルサイト
EZ web k-1オフィシャルサイト
●一斉発売 9月11日(土)10:00〜
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
ローソンチケット=0570-06-3063
CNプレイガイド=0570-07-9911
チケットぴあ=0570-02-9999
キョードー東京=03-3498-9966
●一般発売 9月12日(日)10:00〜
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
ローソンチケット=0570-06-3003
CNプレイガイド=03-5802-9999
チケットぴあ=0570-02-9999
キョードー東京=03-3498-9999
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
潟Lョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
皆EG=03-3796-5060
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