10月5日(火)東京・スピリットジムで10月13日(水)「K-1 WORLD MAX 2004〜世界王者対抗戦〜」で元WBCインターコンチネンタル・ジュニアミドル級王者マイケル・ラーマ(アメリカ)と対戦する須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ)が公開練習を行った。
新田明臣(バンゲリングベイ)を相手に3分×2Rを行った元気は半身の態勢からのバックキックや胴廻し回転蹴りなどいつものトリッキーな動きは健在。それに加えボクシングジムで磨いたという鋭いジャブを織り交ぜるなど、ラーマ対策も万全なようだ。
――体調はどうですか?
昨日、4時間ほど追い込んで練習したので少し疲れてます。でもいい感じで仕上がっていますよ。
――現在、体重は何kgですか?
71kg後半です。
――対戦相手がボクサーに決まりましたが、どんな対策を立てているんですか?
ボクシングのビデオを見るようになりました。モハメド・アリのビデオを見ています。あのステップのような動きを取り込めたらなと思っています。
――対戦相手の印象は?
どんどん前に出てくる気の強い選手だと思います。そこはアリにようにかわしたいですね。
――やはり蹴りで攻めていくというプランなんですか?
蹴りだけになると、蹴りVSパンチの勝負になるじゃないですか?でもそこにパンチを出せば、蹴り+パンチで攻めることになる。だからパンチを捨てちゃいけないなと思っています。
――どんなパンチを練習しているのですか?
基本のジャブです。
――実際にボクサーとスパーリングは?
相手があまりいないのでそこまでできていないんですけど、帝拳ジムさんで練習しています。ある程度、ボクサーはこういうことをしてくるんだな、と分かるようになりました。
――久しぶりのK-1ルールですが
本職ではないんですけど、こういう取材も含めて僕がメディアに出るキッカケになったのはMAXですし、ある意味、初心に戻るという温故知新の気持ちです。
――初のメインイベントということについてはどうですか?
すごく光栄に思っています。その期待に応えられるようなパフォーマンスを見せてKOで勝ちたいですね。変な気負いはないですよ。
――今回はどんなトリックを用意しているんですか?
まずは公開スパーリングの段階でだましたいです。以前、足の裏を見てからパンチを出すって宣言して、試合で使ったんですけど、あんまり意味がなかったんで(笑)。実際にやることはもう決めているんですが、身内にも教えていないです。
――倒すイメージはありますか?
あります。自信も付いてきました。打撃も2年近くやってみて、感覚とか試合運びも覚えてきました。
――ラーマ選手は「懐に飛び込んで攻撃する」と言っていますが
それしかないんだと思いますけど、僕は間合いの取り方は得意なんです。向こうの動きに対して合わせ技も開発しました。(ラーマは)驚くと思いますよ。自分のペースで戦います。
――K-1ルールでの試合はクラウス戦以来1年振りなんですが、ROMANEXやUFCを経験して、須藤選手自身何が一番変わりましたか?
ホイラー戦の時のテーマが"攻めきる"ということだったんです。あの攻めの強さを感じました。今までMAXでは"やられないようにして攻める"戦い方だったんですが、"攻撃は最大の防御なり"ということが分かって。今回も攻めて戦うことで一皮剥けると思っています。打撃の試合に関してはどうしてもトリッキーに頼っていた部分があったんで、トリッキー+アグレッシブで戦いたいと思います。
――「倒すイメージがある」ということですが、具体的には?
色んなパターンを考えています。下から上、上から下。派手な技で倒そうと練習してます。
――ボクシング以外にはどんなトレーニングに力を入れているんですか?
今までどおり空手です。キックはみんなやっていることなんで、独創性が失われるかなと思っていて、みんなが白なら自分は黒という感じです。
――K-1ルールや総合ルールなど色んな分野に挑戦してますが、最終的な目標というのは何ですか?
総合です。ここでしっかり勝ってホイス・グレイシーに挑戦したいですし、UFCのタイトルも狙っています。もちろんK-1で戦う事でキャパシティも増えますし、その中でMAXの王者というのも目指して行くつもりですが、最初に総合のタイトルを取ろうと思います。
――来年のK-1MAXのトーナメントにも参加したいという気持ちはあるんでしょうか?
流れですね。もしかしたらUFCかもしれないしROMANEXになるかもしれない。その時のコンディションと流れで決めます。
――大晦日の出場も視野には入っているんですか?
そうですね。でもまずは目の前の終わらせてからです。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
21世紀のモハメド・アリを目指して頑張ります。
「K-1 WORLD MAX 2004〜世界王者対抗戦〜」
TBS/FEG
2004年10月13日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30 開始17:30
<決定対戦カード>
▼第9試合 ダブルメインイベント K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
VS
マイケル・ラーマ(アメリカ/アイアンホース・ボクシングクラブ)
▼第8試合 ダブルメインイベント K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
武田幸三(日本/治政館)
VS
ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム)
▼第7試合 総合格闘技ルール 5分3R
山本“KID”徳郁(日本/PUREBRED東京)
VS
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴルレスリング連合)
▼第6試合 K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム)
VS
アースラン・マゴメドフ(ロシア/チヌックジム)
▼第5試合 K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
安廣一哉(日本/正道会館)
VS
サミール・ベルバーチ(フランス/エクストリーム・チーム・レ・バンナ)
▼第4試合 K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ/3-Dマーシャルアーツ)
VS
ウィリアム・ディンダー(オランダ/キックボクシング・アーネム)
▼第3試合 K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム)
▼第2試合 K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
大野 崇(日本/inspirit)
VS
マルフィオ・カノレッティ(ブラジル/シッチ・マスター・ロニー)
▼第1試合 K-1ルール 3分3R(最大延長2R)
小次郎(日本/スクランブル渋谷)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
<チケット料金>
SRS席20,000円 S席12,000円
須藤元気応援シート12,000円(S席・特典付き)
山本“KID”徳郁応援シート12,000円(S席・特典付き)
武田幸三応援シート12,000円(S席・特典付き)
小比類巻貴之応援シート12,000円(S席・特典付き)
A席6,000円
<チケット販売所>
チケットぴあ / ローソンチケット / e+(イープラス) / K-1 オフィシャルサイト
<チケットに関するお問い合わせ>
潟Lョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
皆EG=03-3796-5060
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