2005年1月14日(金)GCMコミュニケーション『D.O.G(ディー・オー・ジー)-demolittion
of octagon gear-』の記者会見が行われ、一部対戦カード&出場予定選手が発表された。
この日発表されたのは、戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)VS山本篤(KILLER BEE)、大沢ケンジ(和術慧舟會A-3)VS志田幹(P'sLAB東京)の2カード。共に修斗とパンクラスを主戦場にしている選手ということもあって、普段は見られないマッチメークとなった。
今回が初の金網&『DEMOLITTION』ルールとなる戸井田は「去年の年末不甲斐ない試合をしてしまって、早く試合をしたいと申し出たところ、今回の話をもらいました。今年は"修斗の"ではなく"格闘家の"戸井田カツヤとして活動していきます。初めての金網・『DEMOLITTION』ルールですが、普段と変わらない熱い試合をします。そして山本選手を倒して、その上にいる人間とやりたいです」と意気込みを語った。またアマチュア時代に志田と対戦経験のある大沢は「リングよりもオクタゴンの方が戦いやすい。志田選手の方が強いと見ている人も多いと思いますが、僕が志田選手に勝って前田選手と戦いたいです。そしてパンクラスのトップを食ってから、修斗で(王者の)松根選手とやれればなと思います」とコメントした。
対戦相手が決まっていないものの、オクタゴンで試合経験のある岡見勇信(和術慧舟會東京本部)は「この前、石川(英司)選手に勝って、その上には強い人しかいないと思っています。金網は自分にあっていると思うんで、ここでいい勝ち方をして、この階級の世界のトップに上っていこうと思います」と話した。なお岡見を含め出場が決まっている5選手には「国内、世界でも名前の通っている選手をマッチメークする」ことが明らかにされた。以下、記者と質疑応答。
――金網で戦うことについてどう思いますか?
戸井田 リングよりも広いんで、僕は寝技の選手なんですけど、オクタゴンを目一杯使って戦いたいと思います。UFCは打撃のイメージがあると思うんですけど、素晴らしい寝技の攻防を見せたいです。デモリッションルールは膠着がないんで、有利に働くと思います。(膠着と時の)「アトラクト・ユア・オーディエンス」はさせません。
大沢 僕の場合、ドントムーブがあったり、ロープに邪魔されると、気持ちが切れる時があるんですよ。オクタゴンはそういう心配がない分、何も考えなくていいんで戦いやすいです。僕に合ってるなと思います。「ミスター(D.O.G)」を目指して頑張ります。
岡見 UFCのように金網だからこそ、テイクダウンとパウンドが光ると思います。リングでやるとドントムーブやロープで、パウンドが打ちにくい部分はあるんですけど、オクタゴンは押さえつけて殴ることが出来るんで。残酷というか普段は見れない戦いが見れると思います。自分の得意技のパウンドを活かしたいです。
――岡見選手はロシアのM−1でオクタゴンを経験されてますよね?
岡見 そうですね。ただあの時は小さいオクタゴンだったんで、閉じ込められている感じがしました。対戦相手にもそうだったんですけど、恐怖感もありました。でも今は自分に自信があるんで、大丈夫です。
――戸井田選手、大沢選手、対戦相手の印象を聞かせてください。
戸井田 あまり知らないんですけど、レスリングが強いんだろうな、と。去年のネオブラッドで準優勝しているんで、どのくらいの実力か試してみたいです。僕もそのトーナメントには出たかったんで。
大沢 オールマイティだと思います。アマチュアの頃に2度試合して、2回とも負けてるんで、リベンジできたらいいなと思います。
――フェンスを使った行為は認められるのですか?
磯野元ルールディレクター 基本的にはすべて禁止です。ロープと同じように手で掴んだ場合は、レフェリーにどんどん注意してもらいます。ただしフェンスやマットはリングの構造物の一つと考えているので、フェンスを蹴って態勢を変えることは問題ないです。通常、立っている状態でマットの上をステップして移動するのと、同じだと考えてます。
「D.O.G-demolittion
of octagon gear-」
GCMコミュニケーション
2005年3月12日(土)東京・ディファ有明
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)
VS
山本篤(KILLER BEE)
大沢ケンジ(和術慧舟會A-3)
VS
志田幹(P'sLAB東京)
<出場予定選手>
光岡映二(和術慧舟會RJW)
岡見勇信(和術慧舟會東京本部)
門馬秀貴(和術慧舟會A-3)
飯田崇人(和術慧舟會A-3)
<チケット料金>
1月22日(土)より一斉発売
全席指定 SRS席8,000円/RS席6,000円/S席5,000円/A席4,000円
<発売場所>
チケットぴあ/楽天チケット
<お問い合わせ>
GCMコミュニケーション