2005年2月23日(水)東京・有明コロシアムで行われる『K-1WORLDMAX2005〜日本代表決定トーナメント〜』に出場する安廣一哉(正道会館)が公開練習を行った。
一回戦で小比類巻貴之(チーム・ドラゴン)と対戦する安廣は「2年前にKOしたということは全く考えてないです。この2年でお互い強くなっているんで」と、初対決のつもりでディフェンディングチャンピオンに挑む。しかし「空手で青帯時代にローとかボディで倒された先輩は、自分が強くなってもやりにくいんですよ。小比類巻選手の方が『KOされた』という意識は強いと思います」とコメントしている。
公開練習ではパートナーの子安慎吾が飛び膝を積極的に出し、それを安廣が裁くという場面が何度も見られた。ザンビディス、クラウスをマットに沈めた膝蹴り対策はしっかりと練っているようだ。また空手家らしく自らも蹴り技を多様。ボクシングジムでパンチを覚えた事で、打撃のバランスがよくなり、蹴りを出せるようになったとのこと。23日の試合では新しい安廣スタイルが見られるかもしれない。以下、質疑応答。
――体調はどうですか?
去年よりも全然いいですね。
――大まかな練習メニューを教えてください。
月・水が道場で練習。火・木はボクシングジムに行っています。追い込む時は休みは週1で、それ以外のときは練習の内容によって2回にする時もあります。ボクシングジムに通うになって、パンチに大分慣れて来ましたね。パンチを覚えた事で、得意の蹴り技も出せるようになりました。
――ボクシングジムでは主にスパーリングですか?
マススパーをやった後にミットをもらってます。3年弱通ってます。だからまだボクシングでも伸びしろがあると思ってます。
――最近の小比類巻選手について、どんな印象を持ってますか?
去年の王者ですし、クラウスやザンビディスといった選手にも勝っていて、何より世界で3位ですからね。2年前に勝ってはいるんですけど、そのことは全く考えてないです。
――この2年で小比類巻選手はどこが変わったと思いますか?
膝蹴りっていう武器を信じて戦ってますよね。元々持っていた武器を再確認してやってるという感じで。そこがポイントになると思います。
――安廣選手自身はどうでしょうか?
あの時はまだK-13戦目だったんで、プロとしては話しにならないじゃないですか。10戦戦ってようやく余裕が出てきたかなと思います。今は出せなかったものが出せるし、2年前とは全然違いますよ。
――過去の対戦は考えないようにしてるんですか?
前の試合のイメージは向こうの方が焼きついていると思います。小比類巻選手の方が意識しているんじゃないですか。僕も青帯時代にローやボディで倒された先輩は、自分が強くなってもやりにくいんですよね。
――もちろん目標は優勝?
毎年狙っているんですけどね(苦笑)。去年イルマッツに負けたんすけど、それを乗り越えて負けて意味があったと思いたいです。
――倒す自信のある技は何ですか?
右のパンチと左の蹴り。元々強かったものが、バランスよくなってさらに強くなりました。去年、空手の大会に出て、階級が上の相手にも自分の技が通用するということが分かりました。武器は増えてます。ローでもミドルでも当たれば倒れると思います。
――蹴り技では何に自信がありますか?
ローと回し蹴りですね。
――大晦日の魔裟斗×KID戦はご覧になりましたか?
はい。僕、北海道出身なんですけど、雪が降っていて故郷を思い出しました。懐かしいなって(笑)
――試合の感想をお願いします(笑)
「大晦日なのに大変だな」と(笑)
――会見では「楽しむ」とコメントしていましたが、どんなところをお客さんに見て欲しいですか?
一人一人試合中の顔が違うと思うんで、僕の表情を見てください。
――今大会の目標はずばり何ですか?
断固、優勝です。
――では今年の目標は?
プロとして無理せず、自分の速度で強くなる事です。去年は無理して体調を崩した時期もあって、結局無理をするとその分、休まなくなるじゃないですか。だから今年は一日一日を充実させて、コツコツと努力して強くなりたいです。先ほど大晦日の話も出ましたけど、今年の始めに「僕も出たい」と思いました。あとは空手着で試合をしたいですね。
FEG&TBS「K-1 WORLDMAX2005 日本代表決定トーナメント」
2005年2月23日(水)東京・有明コロシアム
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼日本代表決定トーナメント 1回戦 3分3R
小比類巻貴之(チーム・ドラゴン)
VS
安廣一哉(正道会館)
▼日本代表決定トーナメント 1回戦 3分3R
TOMO(正道会館)
VS
小次郎(スクランブル渋谷)
▼日本代表決定トーナメント 1回戦 3分3R
武田幸三(治政館)
VS
山本"KID"徳郁(PUREBRED東京)
▼日本代表決定トーナメント 1回戦 3分3R
村浜武洋(大阪プロレス)
VS
HAYATO(FUTURE_TRIBE)
▼日本代表決定トーナメント 準決勝 3分3R
小比類巻VS安廣の勝者
VS
TOMO×小次郎の勝者
▼日本代表決定トーナメント 準決勝 3分3R
武田VS山本の勝者
VS
村浜VSHAYATOの勝者
▼日本代表決定トーナメント 決勝 3分3R
準決勝第1試合の勝者
VS
準決勝第2試合の勝者
賞金総額 1,110万円
優 勝 600万円
準優勝 150万円
3 位 75万円
KO賞 30万円
▼スーパーファイト 3分3R
ブアカーオ・ポー.プラムック(ポー.プラムックジム)
VS
アルバート・クラウス(ブーリーズジム)
スーパーファイト出場予定選手=ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
▼総合格闘技特別ルール 3分3R ※寝技30秒
宇野薫(和術慧舟會東京本部)
VS
セルカン・イルマッツ(チーム・ソラック)
▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴリアンレスリング連合)
VS
ファリッド・ヴィヨム(フェニックス・ムエタイ)
▼リザーブファイト K-1ルール 3分3R
新田明臣(バンゲリングベイ)
VS
AHI-RA(※アシュラ/TEAM X FORCE)
<チケット料金>
SRS席 20,000円/S席 12,000円/A席 6,000円
<チケット発売>
一般発売 2005年1月29日(土) 10:00〜
チケットぴあ 0570−02−9992【特電】
ローソンチケット 0570−06−3014【特電】
CNプレイガイド 0570−08−9933【特電】
キョードー東京 03−5720−9911【特電】
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
2005年1月30日(日)10:00〜
チケットぴあ 0570−02−9999
ローソンチケット 0570−063−003【Lコード:35600】
CNプレイガイド 0570−08−9999
キョードー東京 03−3498−9999
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社 キョードー東京 03−3498−9999
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
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