世界ウェイト制大会中量級に出場する木立裕之
が 3月13日に昇段審査を受け40人組手に挑戦
極真会館総本部の昇段審査が3月12、13日に東京池袋の極真会館総本部3階道場で行なわれ、5月1日の世界ウェイト制大会中量級に出場する木立裕之(極真会館本部直轄浅草道場=33)が四段を受審、40人組手に挑戦した。
極真会館では、初段の審査は10人、弐段は20人、参段は30人、四段は40人、五段は50人を相手に連続で組手をやり遂げなければ昇段できないという規定がある。組手時間は一人につき1分間。木立は現在参段で、今回は四段を受審した。
まず12日の初日に基本稽古、移動稽古、型の審査を終え、翌13日にはいよいよ連続40人組手。静かなスタートで、淡々と進んでいくかに見えたが、20人を過ぎて木立の顔色が赤身を帯び、息も次第に荒くなっていく。30人を過ぎる頃には道着から垣間見える胸板は真っ赤に紅潮。相手の攻撃をかわそうとしてもなかなかかわせないもどかしさ、自分の攻撃がなかなか相手にダメージを与えられないもどかしさが合間って首をひねるシーンが多くなってきた。
結局、一本勝ち3、技有り4、優勢勝ち13、引き分け19、負け1で終了。お世辞にも会心の出来とはいえないが、「出来は40点くらい。今回の審査で浮き彫りになった反省点を、日々の稽古に反映させたい。世界ウェイト制に向けて課題も見つかった。大会では120
点が取れるように頑張る」と前向きに語った。
中量級には前回の第2回大会決勝で一本負けし、03年2月の『一撃』のカラテマッチでも敗れた相手エミル・コストフ(ブルガリア)の参戦が決定。木立も「彼に勝つことを考えて毎日練習している」と語るだけに、4年越しの“リベンジ”に期待がかかる。
●木立のコメント
「内容は必ずしも満足のいくものではなかったのですが、自分に足りない部分や、5月の大会に向けての課題が見つかりました。世界ウェイト制大会は、目標は一つ、コストフ選手に勝って優勝することしかない。今回の審査の組手でも、パンチをもらうと(過去の対戦でのコストフの突きが)頭をよぎりますね。もう戦うことはないと思っていたんですが、彼が出場してまた対戦するチャンスができた。今度こそ自分の集大成として臨みます」
(レポート&写真提供=ワールド空手編集部)
「第3回全世界ウェイト制空手道選手権大会」
国際空手道連盟 極真会館
2005年5月1日(日)東京・東京体育館
開場10:00
<階級・主な出場選手>
▼軽量級 70kg以下
田ヶ原正文(日本/01年第2回全世界ウエイト制軽量級優勝)
リュージ・イソベ(ブラジル/04年南米選抜大会軽量級優勝)
▼中量級 80kg以下
木立裕之(日本/03年第8回全世界大会8位)
エミル・コストフ(ブルガリア/01年第2回全世界ウエイト制中量級優勝)
▼軽重量級 90kg以下
田中健太郎(日本/04年第36回全日本大会優勝)
マキシム・デディック(ロシア/04年第36回全日本大会4位)
エドワルド・タナカ(ブラジル/03年南米選抜大会軽重量級優勝)
▼重量級 90kg超
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/03年第8回全世界大会3位)
レチ・クレバノフ(ロシア/03年第8回全世界大会5位)
アレキサンダー・ピクチュノフ(ロシア/99年第7回全世界大会3位)
ミハエル・コズロフ(ロシア/04年第36回全日本大会3位)
<チケット料金>
SS席16,000円/S席12,000円/A席8,000円/B席5,000円
※当日券はSS席18,000円、S席13,000円、A席9,000円、B席5,500円
<チケットに関するお問い合わせ>
極真会館=03-5992-9900
※チケットは全国の極真会館各支部でも取り扱い
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