11月27日(日)東京・帝国ホテルにて記者会見が行われ、12月31日(土)大阪ドームで開催される『K-1
PREMIUM 2005 Dynamite!!』の対戦カードとして、アーネスト・ホーストVSセーム・シュルトが発表された。
会見に出席したK-1谷川プロデューサーは「この試合に関してはホースト選手の方から『どうしてもシュルトと戦いたい』という意見をもらって、こちらで検討したした結果、正式に決定しました」と、まずはカード決定の経緯を説明。
谷川Pによれば、ホーストが自ら対戦相手を指名したのは、K-1がスタートしてから13年間の中で初めて。またこの二人は2002年8月の『Dyanamite!!』で対戦、結果はドローに終わっており、ホーストにとってシュルトは特別な存在のようだ。谷川Pも「『Dyanamite!!』で付かなかった決着は『Dyanamite!!』で決着を付けたい。その中でホースト選手の心意気を組んで、このカードを組んだ次第です。40歳になったホースト選手が誰も勝てないんじゃないかと思われている王者のシュルト選手に立ち向かうという視点で見てもらえると思います」と、この一戦に対する思いを語った。
そして谷川Pの言葉を受けてホーストが挨拶。「まずは大晦日に試合をすることが出来てとてもうれしい。この2,3ヶ月は大晦日に試合をすることだけを考えてやってきた。新しい王者を相手にカムバックしたいと望んできたので、今回シュルトとの対戦が実現して非常にうれしい。シュルトが対戦を受け入れてくれたことをうれしく思う」と新王者をリスペクトする一方、「素晴らしいカムバックをお見せしたい。優れた戦い方を見せることをお約束します」と、打倒シュルトに自信をのぞかせた。以下、記者との質疑応答。
――今年のGPを見てシュルト選手をどう評価してますか?
試合前からシュルトが良い成績を収めるんではないかと思っていたので、優勝という結果について特に驚きはしませんでした。シュルトは強くなっていると思います。今回の試合で彼の強みの部分が確認できました。次の試合までにトレーニングを積んで、その成果を発揮したい。大晦日はその最高の機会になると思いますし、シュルトとの試合展開の中で自分の強さを見ていただきたい。
――ボンヤスキー×シュルト戦、ボンヤスキーの敗戦は何が原因だと考えていますか?
試合後のインタビューの通り、ボンヤスキーはあまり体調がよくなかったと思います。その影響もあって予想以上に早く試合が終わりました。私が見る限り、シュルトと対戦した場合、シュルトの攻撃を受けてそこから自分の攻撃を返すのは非常に難しい。私の見解ではボンヤスキーの敗因はシュルトの攻撃を受け待ってしまったことだと思います。
――ケガの具合はどうですか?
今はケガは全くなく、一ヶ月前からスパーリングも含めてフルで練習しています。大晦日のまでの期間を考えれば、十分に時間はあると思います。
――過去にドローで終わってしまったという結果については?
私にとっていい試合じゃありませんでした。それにはいくつかの理由があるんですが、あの試合の11日前にラスベガスで試合をし、オランダに二日間だけ戻ってすぐに日本に来たという経緯があります。そのため体調を崩してしまい、また皮膚の状態もあまりよくなかったので、力を発揮する事が出来ませんでした。今年の大晦日は2002年の時とは全く違う戦いを見せます。
――シュルト対策として何に重点を置いて練習しますか?
コンディショニングです。シュルトはいつもいいコンディションで試合に臨んでいるので、私も100%以上のコンディションを作りたい。技術的な部分で言えば、彼のパンチと蹴りに対するディフェンスの練習をした上で、私がシュルトに勝つための方法を考えます。
――身長の大きな選手とのスパーリングも考えていますか?
それが今回の試合に向けて集中してやらなければならないことの一つでしょう。身長だけでなく体重差もあるので、それに対応できるよう身体の大きな相手とスパーリングしようと思っています。私の周りは2m以上のスパーリングパートナーが二人ます。
――実戦を離れていることで不安はありませんか?
それは少し関係するでしょう。でも私は戦うのであれば、ベストファイターと戦いたいと思っていました。カムバックでベストファイターと戦うというのは、自分自身へのチャレンジでもあります。
――シュルトの弱点は見つけましたか?
ええ、私にはその弱点が見えます。試合ではそこを突いて戦おうと思います。
――写真撮影ではシュルトの顔面めがけて、背伸びしてパンチを出していましたが、気になりませんか?
私はいつもパンチを打つ時に、つま先に体重をかけて踵が浮いているので、シュルトと戦う時でも同じですよ。
――K-1WORLDGP終了後、谷川Pは「シュルトの時代が来たんじゃないかと思う」と話していましたが
シュルトの時代が来るかどうか、それは私が答えるべきことではないかもしれません。ただし人生においては常に何かが始まり何かが終わる。私自身のキャリアも終わりに近づいており、近い将来に引退する日が来るでしょう。逆にシュルト選手はまだ先が長い選手で、新しい世代というものは必ずやってくるんです。でもそこで私たちの世代が終わったわけではない。そのことを次の試合で見せたいと思う。
――来年の5月に地元オランダで引退試合をするというのは本当ですか?
その大会には是非参戦したいと思っています。そしてその試合が母国・オランダ国内でやる最後の試合になる可能性があります。
――今回のカムバックに関して家族の反応は?
私の家族は私が決めたことに全力でサポートしてくれています。
「K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!」
TBS/MBS/FEG
2005年12月31日(土)大阪ドーム
開場14:00 開始16:00
<追加対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
アーネスト・ホースト(オランダ/ボスジム)
VS
セーム・シュルト(オランダ/正道会館/2005K-1WORLDGP王者)
<対戦決定カード>
▼HERO'Sミドル級世界最強決定トーナメント決勝戦 5分3R
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
VS
山本“KID”徳郁(日本/KILLER BEE)
▼ルール未定
ホイス・グレイシー(ブラジル/ホイス・グレイシー柔術アカデミー)
VS
秋山成勲(日本/フリー)
▼総合格闘技ルール 5分3R
曙(日本/チーム・ヨコヅナ)
VS
ボビー・オロゴン(ナイジェリア/フリー)
出場予定選手=ボブ・サップ(USA/チーム・ビースト)、ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le
Banner X tream Team)、ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)、所英男(日本/リバーサル)、チェ・ホンマン(韓国/フリー)
<チケット料金>
SRS席30,000円 RS席20,000円 SS席16,000円
KID応援シート16,000円(SS席・特典付き)
須藤元気応援シート16,000円(SS席・特典付き)
S席10,000円 A席6,000円
<チケット発売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1 オフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ=0570-02-9999
CNプレイガイド=0570−08−9999
ローソンチケット=0570-063-005(Lコード:54321)
キョードー東京=03-3498-9999
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京=06−6233−8888
|