1月9日(月・祝)東京・後楽園ホールで開催されるJ-NETWORK『GO!
GO! J-NET '06 〜Light my fire!〜』のダブルメインイベント第2試合で、団体対抗戦を行う“J-NETのエース”西山誠人と“NJKFからの刺客”山本雅美のインタビューがJ-NETWORKを通して届いた。
西山誠人インタビュー 2005年12月20日収録
「山本戦は通過点。勝って桜井と闘いたい。
NJKFのリングに乗り込んで行ってやります」
ーーまずは山本雅美選手の印象から。
「勝負強い選手ですよね。打たれ強いところも厄介」
ーーかなりの強敵なのでは?
「確かにいい選手ですけれど……」
ーーつまりは通過点?
「山本選手を見下しているわけではなく、そういうことですね」
ーーWFCA世界スーパーライト級王者のサトルヴァシコバ選手に勝ち、ニュージャパンキックボクシング連盟の大看板、NJKFライト級王者の桜井洋平選手に肉薄した相手だけに勝敗や試合内容で三段論法(例:山本に完勝すれば桜井より強い?)の材料を提供することになりそうです。
「当然、それを狙っていますからモチベーションは高いですよ」
ーーどんな試合展開になりそうですか?
「序盤で倒してしまうよりも折角の5回戦ですから、フルラウンドじっくり戦った上でしっかりとKOしたいですね。今秋(9月21日)の世界戦(カリム・エル・オスロウティに5RKO勝ち)がそうでしたが、あれは気持ち良かった。
僕はどうもスタミナがないと思われている節があるので、そこを覆したかったのもあります」
ーーと言われますと、それだけの根拠がある?
「ええ、『格闘クリニック』の二重作拓也先生(スポーツ医学を研究し、選手を強くするトレーニングを追求する医師)と取り組んでいるプロジェクトで驚くほどの成果を得ています。
正直、スタミナには不安がありましたが、先生の指導でコンディションを整えた世界タイトルマッチはしっかり5R戦って結果を出しました。あの試合、勝って世界のベルトを手に入れたことは大きいですが、それとは別にライト級でもフルラウンド動ける身体を作れた事実が収穫でした。今回、更に進化していますよ」
ーー狙っている技なども?
「武器は増えています。単体の技だけではなく、バリエーションの変化であるとか精度を高めるといったことでもありますし……これ以上はシークレットで(笑)」
ーーこの試合に勝てば、否応でも桜井選手などライト級前後のトップ選手たちから注目されることになります。
「えっ、まだ注目されてないんですか? 桜井戦良いですねぇ。こちらから向こう(NJKF)に乗り込んで行ってやりますよ」
ーー今年3月13日、2ラウンドTKOで激勝した木村允(マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟のエースと目されているMA日本ライト級王者)戦の再現ですね?
「相手のホームに乗り込んでKOすれば、これ以上ない完勝ですからね。桜井戦も同様に」
ーーその他で狙っている選手は?
「大月晴明選手(WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)、石井宏樹選手(新日本ライト級王者)、その他、団体の看板を背負うベルトを巻いている選手は全て。そして小林聡選手」
ーー小林選手だけ別枠の言われ方ですね。
「ステータス云々は関係なく、あの人とはやりたい。怖いですよ、あの殺気。それをリング上で相対して感じ取れば、今まで自分にはないアビリティ(能力)が手に入る気がするんです。自分としては2007年1月4日にやりたいです」
ーーそして、最終目標は?
「まだ見えないですね。あえて言えばメジャーデビュー。K-1 WORLD MAXなどで活躍する選手以上に有名になりたい。それと世界のベルトをあと三本くらいはコレクションするのもいいかな(笑)」
ーーところで、同じ日、ダブルメインとして白鳥忍選手が参戦することが決まりました。
「えっ!……初耳です。マジですか?……それは穏やかじゃないですね……山本選手、危ないですよ」
ーーそれは白鳥戦と並ぶことでよりモチベーションが高まり、山本選手を痛烈に倒してのけるということですか?
「ご想像におまかせします……」
(聞き手・文=矢鴨志太)
【西山誠人プロフィール】
WFCA世界ライト級王者、J-NETWORKライト級王者
アクティブJ所属
1977年1月25日生まれ(28歳)
身長174cm
1997年3月9日デビュー
戦績20戦17勝(13KO)3敗
山本雅美インタビュー 2005年12月21日収録
「絶対に心だけは負けません。この武器があれば、
どんなに強い相手でも勝利を引き寄せられる」
ーーまずは西山誠人選手の印象から。
「やっぱり強いし上手い選手ですよね。生で観戦したことはなかったんですが、ビデオでは見させていただいています。
木村允戦なんて「凄いな」って思います。パンチも蹴りも肘もチャンピオンだけあってなんでもできるし、身体が頑丈そうな感じがします。
やはり、『J-NETWORKさん=西山誠人』というイメージなので、そういう選手と試合ができるのは、とても嬉しいですね」
ーーそんな西山選手の対策は?
「僕は対戦相手に合わせた対策というのをあまりやらないんです。相手に合わせるよりも“いかに自分を高めるか”の方を優先するタイプです。トレーナーのダーキーと相沢吉彦さんを信頼していますから、言われたことをやるだけです」
ーー西山選手は「王者狩りツアー」を標榜して、実際、結果を出しています。今回、勝利すれば強豪ひしめくライト級戦線のトップグループに躍り出ることになりますが、その後の展望などは?
「それはないことはないですけれども、獲るもの獲ってからでないと発言権はありませんから」
ーー「獲るもの」とは、ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)のエース、桜井洋平選手が持つNJKFライト級チャンピオンシップのベルトですね?
「とにかくうちの大将に勝ってからでないと大きな口は叩けません」
ーー西山選手は山本選手に勝つことの先をすでに睨んでいる発言が目立ちます。
「もうドンドン言ってほしいですね! そうすればするほど僕の勝利が大きくなりますから」
ーーご自分の「ここに注目してほしい」という点は?
「僕は特別なパワーもスピードもテクニックもありませんが、絶対に「心」だけは負けません。この武器があれば、どんなに強い相手でも勝利を引き寄せることができるんです」
ーー今年7月23日のNJKFライト級タイトルマッチ、桜井戦の大激闘を見れば、それも納得です。
「今回も世界チャンピオンと日本ランカーの試合なわけですから、格の違いは明白。でも、勝負に絶対、100%はありません。ギャンブラーの皆さんには“俺に賭けてくれ!”と言いたいです!(笑)」
(聞き手・文=矢鴨志太)
【山本雅美プロフィール】
NJKFライト級1位
北流会君津ジム所属
1976年3月25日生まれ(29歳)
身長175cm
2000年4月9日デビュー
戦績17戦9勝(6KO)6敗2分
J-NETWORK
「GO! GO! J-NET '06 〜Light my fire!〜」
2006年1月9日(月・祝)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:15(予定)
<決定対戦カード>
▼第13試合 ダブルメインイベント 62.5kg契約3分5R
西山誠人(WFCA世界ライト級王者、J-NETWORKライト級王者/アクティブJ)
VS
山本雅美(NJKFライト級1位/北流会君津ジム/ニュージャパンキックボクシング連盟)
▼第12試合 ダブルメインイベント 66kg契約3分5R
白鳥 忍(前全日本ライト級王者、全日本ライト級最強決定トーナメント2004優勝/
全日本キックボクシング連盟)
VS
喜入 衆(J-NETWORKスーパーライト級王者/ソーチタラダ渋谷)
▼第11試合 ライト級 サバイバルマッチ1
梶原龍児(J-NETWORKライト級3位/チームドラゴン)
VS
黒田アキヒロ(J-NETWORKライト級4位/フォルティス渋谷)
▼第10試合 55kg契約 サバイバルマッチ1
中西志東(J-NETWORKバンタム級3位/アクティブJ)
VS
長崎秀哉(J-NETWORKバンタム級5位/ウィラサクレック・フェアテックス・ジム)
▼第9試合 55kg契約 サバイバルマッチ1
大原清和(J-NETWORKバンタム級4位/レグルス池袋)
VS
漆谷康宏(プロ修斗世界バンタム級2位/和術慧舟會RJW)
▼第8試合 ウェルター級 3分3R
塩野剛司(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム)
VS
渡辺雅和(チームドラゴン)
▼第7試合 ウェルター級 3分3R
ISAO(ティダマンディ八王子)
VS
田中秀弥(POWER-X)
▼第6試合 ヘビー級 3分3R
MAX宮沢(荒武者総合格闘術)
VS
たけむら光一(チームバルボーザジャパン)
▼第5試合 58kg契約 3分3R
木村孝明(レグルス池袋)
VS
細川裕太 (OGKF烈拳会)
▼第4試合 フライ級 3分3R
弘中雅人(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム)
VS
鈴木将之(アクティブJ)
▼第3試合 ライト級 3分3R
濱島康大(はまっこムエタイジム/全日本キックボクシング連盟)
VS
瀬尾高晃(ブリザードジム)
▼第2試合 フェザー級 3分3R
炎出丸(スクランブル渋谷)
VS
小泉智史(ブリザードジム)
▼第1試合 75kg 3分3R
竹本雄一(山木ジム/マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟)
VS
小澤和樹(ブリザードジム)
※選手の怪我などによりカードの変更や中止が余儀なくされる場合があり
<チケット料金>
SRS席9,000円(10,000円)RS席7,000円(8,000円)
S席5,000円(6,000円)A席4,000円(5,000円)
立見(当日のみ販売)3,500円
※カッコ内は当日料金
<チケット販売所>
J-NETWORK公式サイト=http://www.kickboxing.co.jp
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<お問い合わせ>
J-NETWORK興行部=03-3419-0536
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