1月24日(火)東京・六本木のK-1 OFFICIAL GYMで記者会見が行われ、ボビー・オロゴンの弟であるアンディ・オロゴン(ナイジェリア)のK-1参戦が発表された。アンディは2月4日(土)さいたまスーパーアリーナで開催される『K-1
WORLD MAX 2006〜日本代表決定トーナメント〜』の第1試合でデビューする。
谷川プロデューサーは、アンディ出場の経緯を以下のように説明する。
「ここへ来て豪華なカードなんですが、オープニングの第1試合でユニークなカードが出たので発表します。年末の2年間、大活躍した格闘技でも非凡な才能を見せるボビーの実弟がK-1でデビューします。
僕は去年、ボビーが年末に出るのが決まる以前の話で、GRABAKAでボビーからアンディを紹介されました。格闘技をやりたい、と言われましてそうですか、と。アンディは総合とキックの練習をしていたんですが、一目見て兄に優るとも劣らない身体能力の持ち主だと思いました。
兄の活躍もあったと思うんですが、格闘家としてやってみたいという希望があるとの事で、体重を聞いたら70kgというので“これはMAXだな”と。将来的には総合の試合も出ると思うんですが、まずはK-1でのデビューが決まりました。
相手はブレーンに相談したところ、何人か候補が挙がっていつもの直感を頼りに、写真を見てこの選手は何かやりそうだというオーラを持っていると、プロレス団体DDTで活躍している飯伏幸太選手に決めました。これから最も注目選手になりそうだとの事で、新空手の大会でも優勝しています。
身体能力が抜群な二人なので、面白い試合をしてくれそう。期待してください」
アンディは「みんなが見てみたくなるような試合をしていく。応援よろしくお願いします」と、ボビー以上に流暢な日本語で挨拶。
兄ボビーはいつもどおりのたどたどしい日本語で、「コイツは親から甘やかされて、まだ子供なので人生がどれだけ厳しいか分かってもらいたいな、と思う」と、K-1へ“教育”を依頼した。
「格闘技の練習は1年ぐらい前から。本格的にやり始めたのは5〜6ヵ月前。GRABAKAで寝技をやって、今はムエタイジムのフェニックス(加藤督朗会長)に通ってます」とアンディ。家族構成を聞かれるとボビーが「31人兄弟でコイツは6番目のお母さんの3番目くらい」とあやふや。アンディ自身も「数えた事がないので分かりません」という。
ボビーは「同じ体重の時はボビーよりもいいと思った。いい試合が出来る気がした」と、弟の可能性に期待を寄せ、今回より結成したチーム
オロゴンの第一号選手として送り込む事を明らかにした。
「日本の素晴らしい文化をアフリカにも教えられればいい。K-1の素晴らしさを世界に伝えたい。他の兄弟というよりも、アフリカ全体に教えたい」と、オロゴン一族だけではなく、今後はアフリカから選手をK-1に送り込む意志があるという、壮大な計画も。
谷川プロデューサーは「1〜2週間前に新田選手とかを相手にテストをやってみました。僕が見てて軽いスパーリングだったんですけど、ボビーが厳しくて相手に“倒すくらいやってみろ”とハッパをかけるくらい弟に厳しい。僕もそれを見ていいな、と思いました」と、ボビーの“鬼兄”ぶりに感心していた。そのためか、アンディはボビーと練習するのかとの問いに「僕は立ち技だけやっているし、去年の大晦日に一緒にやったので二度とやらないと思います。兄は熱いので」と本音を吐露。
「兄の活躍が刺激になった。得意技は蹴り。ミドルキックが得意」というアンディは、K-1の英雄である故アンディ・フグの事を「知っていました。同じ名前だから、僕もいいアンディになりたいと思います」と、“第二のアンディ・フグ”を目指す事を宣言した。
なお、この試合は「あと1週間しかないのでコンディションを考えて、年末に大東選手が時間がなくて減量で苦しんだ事もあり、いい試合をしてもらうために73kgでやります」という事も合わせて発表されている。
●会見後の谷川プロデューサーのコメント
「アンディは荒削りですけどね。新田選手とか濱崎選手とやってもけっこういい勝負。あのレベルまでいってないですけど、いい選手です。最初に見た時は、格闘技をやってないようには見えなかったですよ。ナイジェリアはサッカーも強いし、何か違うものを持っているのかもしれない」
TBS/FEG
「K-1 WORLD MAX 2006〜日本代表決定トーナメント」
2006年2月4日(水)さいたまスーパーアリーナ
開場15:00 開始16:30
<追加決定カード>
▼第1試合 73kg契約3分3R延長1R
アンディ・オロゴン(ナイジェリアチーム /オロゴン)
VS
飯伏幸太(日本/DDT・大誠塾)
■アンディ・オロゴン
1983年6月11日、ナイジェリア出身
身長181cm、体重70kg
チーム オロゴン所属
■飯伏幸太
1982年5月21日、日本出身
身長181cm、体重75kg
DDT・大誠塾所属
<全対戦カード>
▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
安廣一哉(正道会館/第1&2回正道会館全日本空手道選手権大会軽量級優勝)
VS
HAYATO(FUTER TRIBE/UKF世界スーパーウェルター級王者)
▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
TATSUJI(アイアンアックス/R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'05優勝)
VS
山本優弥(BOOCH BEAT/全日本キックボクシング連盟ウェルター級1位)
▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
鈴木 悟(フリー/元プロボクシング日本ミドル級王者)
VS
上山龍紀(U-FILE CAMP/DEEP初代ミドル級王者)
▼日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R
佐藤嘉洋(フルキャスト/WPKC世界ムエタイスーパーウェルター級王者)
VS
新田明臣(バンゲリングベイ/K-1 WORLD
MAX 2005〜日本代表決定トーナメント準優勝)
▼日本代表決定トーナメント準決勝 3分3R
安廣VSHAYATOの勝者
VS
TATSUJIVS山本の勝者
鈴木VS上山の勝者
VS
佐藤VS新田の勝者
▼日本代表決定トーナメント決勝戦 3分3R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼リザーブファイト 3分3R延長1R
我龍真吾(ファイティングマスター/J-NETWORKウェルター級王者)
VS
白須康仁(花澤/MA日本キックボクシング連盟ウェルター級王者)
▼スーパーファイト 3分3R延長1R
魔裟斗(シルバーウルフ/K-1 WORLD MAX 2003王者)
VS
イアン・シャーファー(リングス・オーストラリア/XFCライト級王者)
▼スーパーファイト 3分3R延長1R
レミギウス・モリカビュチス(リングス・リトアニア/ZST-GP2王者)
VS
大東 旭(チーム・クラウド/元プロボクシングWBC世界スーパーウェルター級5位)
▼スーパーファイト 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/K-1 WORLD MAX
2004王者)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/WOKA世界王者)
<チケット料金>
SRS席22,000円 S席13,000円
魔裟斗応援シート(S席・特典付き)13,000円
A席6,000円
<チケット販売所>
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:36663)
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
<お問い合わせ>
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株式会社キョードー東京=03-3498-9999
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皆EG=03-3796-5060
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