2月23日(水)東京・飯田橋のホテル・メトロポリタン・エドモンド水道橋にて、2月17日(金)サステイン主催の「プロフェッショナル修斗公式戦
SHOOTO The victory of The truth」において起こった問題に関して会見が行われた。
問題とは、日本修斗協会の桜田直樹会長、若林太郎事務局長の連名で出されたこの発表による。
「去る2月17日に行われたサステイン主催・代々木体育館第2競技場大会において、世界ミドル級チャンピオンシップ終了後、控え室にて菊地昭をドクターチェックしていたリングドクターに対し、所属ジム代表である山本徳郁(=山本“KID”徳郁)が謂われ無き理由で暴言を吐いた上、暴力行為を行うという極めて遺憾な事態が発生しました。これは通常の社会ルールにおいては勿論のこと、格闘技選手としては最も行ってはならない蛮行であり、競技運営に対する悪質な妨害であることは明白です。
日本修斗協会では、この非常識極まりない行為を行った山本徳郁およびその所属ジムであるKILLER BEEに対し、当該ドクターおよび全ての関係者に対する早期の公式な謝罪を求めると共に、同ジム所属全選手および関係者を全修斗公式戦(プロ、アマ、グラップリング)への出場停止処分、加えて山本徳郁本人には全公式戦会場への立入禁止処分とすることを決定しました。
今回の行為は格闘技全体のイメージを貶め、その普及に最大の悪影響を与えるものであり、絶対あってはならない行いだと修斗協会では考えます。無法な暴力を振るう者に、格闘技を行う資格はありません。山本徳郁には、一般に知名度のある格闘技選手としての自覚を持った行動と、深い反省を強く求めます」
(協会広報誌ブログ版「SHOOTO NEWS」原文ママ)
会見には当事者である山本“KID”徳郁と中山健児ドクター、サステイン・坂本一弘代表が出席し、3人による報告のみでマスコミからの質疑応答はなし。まず初めにマイクを握った坂本代表は「昨日夜に山本の方から中山先生に謝罪の電話がいきました」とKIDと中山健児ドクターとの間で和解が成立したことを話した。
そして「暴言はあったが、殴打したり胸ぐらを掴んだ行為はなかった。中山先生のお尻を2回ぐらい足で押す行為はあった」と、坂本代表は一部新聞で取り上げられた記事とは、違うことを説明した。
また、中山先生は「試合後のドクターチェックをしてる最中に、KID選手から『オイ』という感じで足の裏で軽くお尻を押された。痛みはなかったけど、心が痛かった。その後に、レフェリーに『こういうことがありました』と報告はしました」と問題となった経緯を振り返った。
最後にKIDは「自分の起こした不注意で関係者のみなさんに迷惑をかけました。後輩の事とかで熱くなることがあるので、度が過ぎてしまった。今後はこういうことが無いように努める」と深く謝罪した。
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