2006年5月6日(土)大阪府内のホテルでDSE主催『PRIDE無差別級GP2006 開幕戦』の一夜明け会見が行われ、榊原代表、高田統括本部長、吉田秀彦(吉田道場)、藤田和之(フリー)が出席した。
まず、あいさつを行った高田統括本部長は、「昨日は日本人の日というか、5人の日本人ファイターが出ましたが、やはり藤田選手と高阪選手。
何かありきたりの言葉ですが、二人はこの地球上で最も過酷なリングで日本人ファイターが闘い、勝っていくにはこういう魂を持ってリングに上がらなければ生き残っていけないというバイブルを見せてくれたと思います」と昨日の大会を振り返る。
そして、「ノゲイラ、ミルコ、ハント、バーネット、ファブリシオ…日本人が、世界を獲りに行くにふさわしいメンバーの吉田選手、藤田選手。私にも聞いてくる連絡がありましたが、“一体7月1日はどんなカードにするの?”と。誰と誰が闘っても決勝戦レベルだと頭を抱える、嬉しい悲鳴を挙げています。人類最強決定戦にふさわしい8人が7月1日は出て来る」と次の2ndラウンドに期待を寄せた。
続いて榊原代表は、「藤田選手と吉田選手、世界を向こうに回して日本人二人が2回戦に上がってくれた事にちょっとホッとしています。闘いはこれからですが、期せずして吉田選手と藤田選手が“命を賭けて闘う”と言ってくれました。
その吉田選手、藤田選手に全て託して2回戦で思いを込めた相手を準備して、ファンの声にも耳を傾けて最強の相手を準備していきたいと思います。今からどうカードが組めるのか、ワクワクドキドキするカードが組まれる事は間違いないです」と吉田と藤田に熱い期待を寄せた。
そして藤田と吉田は昨日の試合を以下のように振り返った。
「昨日は久しぶりにPRIDEのリングに上がって闘いました。久々のPRIDEという事で肌で感じながら闘っていました。結果としては勝って2回戦へ進みましたが、やっぱりPRIDEはいいですね。それと、ジェームス・トンプソン。彼のハートを強く感じました。自分のハートもぶつけられてよかったと思います。また頑張ります」(藤田)
「西島選手という事で、本来ならもっと打撃の攻防を皆さんにお見せした方が良かったと思いますが、リングに上がったら圧力が凄くてまともに喰らったらやられると感じたので、テイクダウンを獲りに行ってああいう形になりました。2ndROUNDは誰と当たっても厳しい闘いになると思いますが、日本で生まれたPRIDEですから、藤田選手と頑張って、決勝で藤田選手とやりたいと思います」(吉田)
7月1日(土)さいたまスーパーアリーナで開催される『PRIDE無差別級グランプリ2006 2ndROUND』ではどういったドラマが展開されるのか。開幕戦以上のものが見られることは間違いない。
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