9月14日(木)東京・広尾のP'sLAB東京にて、砂辺光久(REAL)が公開練習を行った。砂辺は9月16日(土)東京・ディファ有明で開催されるパンクラス主催『PANCRASE
2006 BLOW TOUR』で井上学(U.W.Fスネークピットジャパン)と対戦する。
今年1月のラス・ミウラ戦以来、約8カ月ぶりのリングとなった砂辺。6月からスタートした初代フェザー級王者決定トーナメントにはリザーバーとして名を連ねていたが、結局、試合に恵まれる機会はなかった。
王者となった前田吉朗(パンクラス稲垣組)がプロデビューする以前から、パンクラスのフェザー級の第1人者として活躍してきた砂辺にとって、トーナメントのメンバーから落選したことは複雑な心境だったに違いない。
「トーナメントのリザーバーに決まってから、他団体からオファーがあったんですが、トーナメント中だったので断りました。結果的には誰もケガしないで僕の出番はなかったんですけど。
結局あの4人は上がるべくして上がった4人だし、パンクラスやお客さんが僕を順当に評価した上で、4人の中には選ばれなかったということ。自分がフェザー級のパイオニアで第1人者だとは思っていますけど、(トーナメントに出られなかったのは)ここまでの実績を考慮しての結果、自分自身の責任だと思っています」
しかし王者になった前田からは「9月の試合に勝ったら砂辺選手と防衛戦で闘いたい」と逆指名を受けた。砂辺は「うれしいですね。8月に前田×DJ.taiki戦を見て、すごく刺激を受けたんです。前田の熱い気持ちを受け取った」と、前田の言葉に応えたいと語った。
そこで向かえた今回の井上戦、前田とのタイトルマッチを実現させるためには、結果だけでなく内容も伴わなければならない。対戦相手の井上について「強いですよ。パンクラスでは負けなしだし、DOGの試合も圧倒的に負けたわけじゃない」と警戒する一方、「ただ今回は実力の差を見せて勝ちたい。僕がタイトルマッチに相応しい人間がどうか査定される試合ですから」と、この一戦の重みは重々承知だ。
今年1月からREALを立ち上げ、練習を環境を一新した砂辺。この日は「準備に時間がかからないから(笑)」という理由でボクシングのマススパーリングを披露したが、その中で砂辺は構え方を幾つも頻繁に変えるという動きを見せた。
構え方は両手を高くガードするものや左手を下げたデトロイトスタイル、さらには左手を前に突き出し腰を低くしたり、そこから半身に構えるなどトリッキーなものにまで及んだ。
これだけでも充分に多種多様なスタイルを見せた砂辺だったが、「今日はパンチだけだったでしょ。普段の練習では蹴りを入れたものやテイクダウンを狙うためのものもあって、もっともっとたくさんパターンがあるんです」という。
「試合をしていてやりにくい場面があったら、その都度スタイルを変えていこうという考えがあるんです」と砂辺。もともとスピードがあり、動きが柔軟だった砂辺は、この“七変化スタイル”を身に付けたことで、今まで以上に攻撃の引き出しが増えた。フェザー級トーナメントからは落選した砂辺だが、この期間に確実に進化を遂げているのである。
「実はまだ沖縄からプロのチャンピオンが生まれてない。自分がベルトを巻いて『沖縄にいてもプロで通用する』ということを発進していきたい」と砂辺。地方ジム、そしてフェザー級のパイオニアとして砂辺の逆襲が始まる!
パンクラス
「SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2006 BLOW TOUR」
2006年9月16日(土)東京・ディファ有明
開場16:30 開始18:00
<決定対戦カード>
▼第9試合 メインイベント ライトヘビー級戦 5分3R
川村 亮(パンクラスism/2006年度ネオブラッド・トーナメント ライトヘビー級優勝・MVP)
VS
ダニエル・アカーシオ(シュート・ボクセ・アカデミー)※初参戦
▼第8試合 セミファイナル ウェルター級戦 5分3R
カーロス・コンディット(ファイターズ・イン・トレーニング)
VS
和田拓也(SKアブソリュート)
▼第7試合 ウェルター級戦 5分2R
小路伸亮(KILLER BEE/2005年度ネオブラッド・トーナメント ウェルター級王者)
VS
星野勇二(和術慧舟會GODS/ 2000年度ネオブラッド・トーナメント王者)
▼第6試合 フェザー級戦 5分2R
砂辺光久(REAL)
VS
井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/2005年度ネオブラッド・トーナメント フェザー級王者)
▼第5試合 スーパーヘビー級戦 5分2R
河野真幸(フリー)
VS
ダニエル・リオンズ(フェアテックス・ジム)
▼第4試合 ヘビー級戦 5分2R
桜木裕司(掣圏会館)
VS
水野竜也(U-FILE CAMP登戸)
▼第3試合 ミドル級戦 5分2R
金井一朗(パンクラスism)
VS
久松勇二(和術慧舟會TIGER PLACE)
▼第2試合 ライト級戦 5分2R
荒牧 拓(パンクラスP's LAB横浜)
VS
Dr.Yoshimura(K.I.B.A.)
▼第1試合 フェザー級戦 5分2R
島田賢二(パンクラスP's LAB東京)
VS
裕希斗(U−FILE CAMP.com)
▼パンクラスゲート 第3試合 ミドル級5分2R
藤井陸平(和術慧舟會RJW)
VS
長屋圭三(高田道場)
▼パンクラスゲート 第2試合 ウェルター級5分2R
坂口征夫(坂口道場)
VS
小野明洋(チームタイゴン)
▼パンクラスゲート 第1試合 フェザー級5分2R
山澤勇紀(STAND)
VS
廣瀬勲(ストライプル)
<チケット料金>
SS席12,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席4,500円
※当日券は一律500円増し
<チケット販売所>
パンクラスオフィシャルサイト=http://www.pancrase.co.jp/
イープラス=http://eee.eplus.co.jp/
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=0570−00−0403(Lコード:32250)
後楽園ホール=03−5800−9999
書泉ブックマート=03−3294−0011
レッスル池袋=03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=03−3221−6237
ファイター=03−3354−1903
フィットネスショップ水道橋=03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=03−3512−2080
プロレスショップ・アンビション=03−5213−8681
バトルロイヤル=03−3556−3223
パンクラス=03−5792−0815
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可能。
<お問い合わせ>
パンクラス=03-5792-0815
http://www.pancrase.co.jp/
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